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ハードワーク! グッドライフ! 山崎 亮(著/文) - 学芸出版社
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ハードワーク! グッドライフ! (ハードワークグッドライフ) 新しい働き方に挑戦するための6つの対話 (アタラシイハタラキカタニチョウセンスルタメノロクツノタイワ)

社会一般
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発行:学芸出版社
四六判
236ページ
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-7615-2577-4   COPY
ISBN 13
9784761525774   COPY
ISBN 10h
4-7615-2577-0   COPY
ISBN 10
4761525770   COPY
出版者記号
7615   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2015年8月13日
最終更新日
2015年8月13日
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紹介

自ら起業し組織づくりに悩むコミュニティデザイナー山崎亮が6人のパイオニアとの対話から考える、個人と会社のオープンでパワフルな関係。プロフェッショナルな個人が活躍しながら、同時にお互いを高め合い、若手も育つチームづくりはいかに可能か? 終身雇用や年功序列を超えた所に、自分も組織も豊かにする働き方を探る。

目次

PROLOGUE
studio-L が選んだ働き方  山崎亮
働き方が問われている
高めあう個集団、studio-L
志を同じくする仲間が一つにまとまった
現代の職人集団“ギルド”を目ざす
始まりは大学の研究室のような職場
そして「ライフ・イズ・ワーク」な日常
採用後も働き続けるのは一〇〇人のうち二人
合流一年目は無報酬となる理由
報酬の仕組み
熱意を削ぐ「分業」システム
studio-L が直面している課題

CONVERSATION 1
ワークライフバランスとは何か  駒崎弘樹
働き方をデザインするために
「昭和脳」の上司を「平成脳」に変えられるか
中小企業が生き残るには「働きがい」と「働きやすさ」
「夕方六時から全開」を「六時に帰る」に変えた
アフター6でできる「お試し起業」のすすめ
「感謝」という報酬があるからやっていける
ライフがワークを支える
働き方の変革は、地域や家庭も変える
仕事の種は課題の多い地域にこそ眠っている
ワークライフバランスの真の意味
人口の一万分の一が変われば、変革は起きる
《レビュー》 自分でバランスを決めることの大切さ/山崎亮

CONVERSATION 2
その価値は誰のためのもの?  古田秘馬
古田流、価値の再発見
古田流、人生の選択──サッカー選手になろうとイタリアへ
まず先に「夢」を描いてしまう
好きな分野で走る。仕事はついてくる
公園で古事記を語り合う日々が生んだもの
お金より、まず楽しさを追いかけて
カネがなければご馳走してもらう
働き方の方法論より大切なこと
価値あるものを提供できているか
利益を生むのは、価値を見極める力
それは誰にとって価値のある企画なのか
マスではなく、コミュニティ単位がヒットを生む
「朝」という負荷を乗り越えた先に集まる人たち
足を運び、人に会うことからしか始まらない
マーケットではなく、自分に響く価値を信じて
《レビュー》 価値の見つけ方、共有の方法/山崎亮

CONVERSATION 3
起業家としての成功と、会社の成功  遠山正道
個人性と企業性を両立できるのが食の小売り業だった
社長になる!と決めた
自分でジャッジがしたいから
思いついちゃったアイデアの営業マン
社長の役割は常にウキウキしていること
やりたいことをビジネスに着地させる
企画書という「物語」を共有する
憧れの外食産業になりたい
スマイルズの五つの言葉
「公私混同」ではなく「公私同根」
マネジメントのコツはない!
頼まれもしないことを、あえてやってみる
小さなことでも、心が動く瞬間を逃さない
次に勝負できる仕事環境を整える
実務と共感を兼ね備えた人と働きたい
《レビュー》 起業することと、経営することの両方をいかに楽しむか/山崎亮

CONVERSATION 4
フリーランスのチームワーク  馬場正尊
フリー・エージェント方式とチームの一体感の両立
「先が見えちゃった不安」からの脱却
趣味で始めた個人ブログが事業に
本という「企画書」で世の中にビジョンを投げかける
ライバル同士でもギスギスしない関係性
採用の責任を分け合う新・後見人制度
「社員旅行」という名のモチベーション装置
社員教育の難しさ
地方のソリューションの鍵は地方のなかに
個人の人間力で切り開く泥臭さも必要
「よそ者」の提案をどう採り入れていくか?
一課に一人「ストレンジャー」を採用してみる
「よそ者」として入って行く側の心得とは?
やりたいことより「今やれること」を追いかける
「オフサイド」ぎりぎりを狙うトライアルの気持ちで
日銭を稼ぎながら無風地帯のビジネスに乗り出した
《レビュー》 チームであるために必要なこと/山崎亮

CONVERSATION 5
面白い会社のつくり方  柳澤大輔
鎌倉の会社、面白法人カヤック
社員全員がウェブクリエイター
やらされ仕事じゃない、自分事感覚を
軸のあるフリーランサーと働きたい
退職者も巻き込んだクリエイターの生態系が“カヤック”をつくる
経験やノウハウは蓄積より更新が重要
採用も面白く──人事部の創造的採用企画
カマコンバレーで働く理由
多様性こそが面白さの源泉に
〈面白い仕事〉は数値で計測できる
数値化、見える化で働く人の意識が変わる
会社は大きくしないといけないと気づいた
経営理念は「バージョン4」に更新中
オープンでハードな職能集団
直感が生んだロジカルな仕組み「サイコロ給」
「直感」と「論理的思考」のバランス感覚
《レビュー》 個人の面白さと会社の面白さの両立/山崎亮

CONVERSATION 6
育つこと、育てること  大南信也
過疎の町、「奇跡の人口増」のきっかけ
仲間との小さな成功体験
地元に雇用がないのなら、仕事を持った人に移住してもらおう
ワーク・イン・レジデンス
日帰りできない「遠さ」がもたらす濃い人間関係
巻き込む人の数ではなく「質」で見る
一〇年続けてみると取り巻く人の心も変わる
ものごとは長期的に見る、しつこくやってみる
焦らない関係づくりが、副産物を生む
ブレークスルーのヒントは先入観のない移住者の「つぶやき」
過疎化・高齢化のモデルを日本の輸出品に
《レビュー》 楽しみながら待つことの難しさ/山崎亮

著者プロフィール

山崎 亮  (ヤマザキ リョウ)  (著/文

コミュニティデザイナー、㈱studio-L代表
1973年愛知県生まれ。地域の課題を地域に住む人たちが解決するためのコミュニティデザインに携わる。東北芸術工科大学教授(コミュニティデザイン学科長)、京都造形芸術大学教授(空間演出デザイン学科長)。著書に『コミュニティデザイン』『コミュニティデザインの時代』ほか

駒崎 弘樹  (コマザキ ヒロキ)  (著/文

認定NPO法人フローレンス代表理事
1979年東京都江東区生まれ。慶應義塾大学SFC卒業。2005年日本初の訪問型・共済型「病児保育」を開始。08年『Newsweek』「世界を変える100人の社会起業家」に選出される。10年から待機児童問題解決のため「おうち保育園」開始。震災後は被災地支援に携わる。著書に『社会を変えるを仕事にする』『働き方革命』

古田 秘馬  (フルタ ヒマ)  (著/文

㈱UMARI 代表
東京都生まれ。慶応義塾大学中退後、雑誌『ポカラ』のプロデューサーなどをへて、 2000年にニューヨークでコンサルティング会社を設立。02年から東京に拠点を移す。現在は東京・丸の内の『丸の内朝大学』、六本木の『農業実験レストラン 六本木農園』など、地域や企業のコンセプトづくり、プロジェクトデザインを多く手掛ける。著書に『若き挑戦者たち』

遠山 正道  (トオヤマ マサミチ)  (著/文

スマイルズ代表
1962年東京都生まれ。慶應義塾大学卒業。85年三菱商事入社。97年日本ケンタッキー・フライド・チキンへの出向を経て、2000年三菱商事初の社内ベンチャー企業「スマイルズ」を設立。現在、「Soup Stock Tokyo」のほか、ネクタイの専門ブランド「giraffe」、新しいリサイクルショップ「PASS THE BATON」を展開。近著に『成功することを決めた』『やりたいことをやるというビジネスモデル―PASS THE BATONの軌跡』

馬場 正尊  (ババ マサタカ)  (著/文

建築家/Open A代表 / 東京R不動産ディレクター
1968年佐賀県生まれ。1994年早稲田大学大学院建築学科修了後、㈱博報堂入社。早稲田大学大学院博士課程へ復学、雑誌『A』編集長を務める。2003年建築設計事務所Open Aを設立し、建築設計、都市計画まで幅広く手がけ、ウェブサイト東京R不動産のディレクションを手がける。東北芸術工科大学准教授。近作に「道頓堀角座」「観月橋団地再生計画」「雨読庵」「TABLOID」など。近著に『都市をリノベーション』『「新しい郊外」の家』『RePUBLIC/公共空間のリノベーション』等

大南 信也  (オオミナミ シンヤ)  (著/文

NPO法人グリーンバレー理事長
1953年徳島県神山町生まれ。米国スタンフォード大学大学院修了。「神山アーティスト・イン・レジデンス」や「神山塾」開設による人材育成、IT企業のサテライトオフィス誘致を推進。的確な目標に向かって過疎化を進め、人口構成の健全化を目指す「創造的過疎」を持論に活動中

上記内容は本書刊行時のものです。