書店員向け情報 HELP
出版者情報
ドイツの市民エネルギー企業
100%再生可能へ!
- 書店発売日
- 2014年6月10日
- 登録日
- 2015年8月13日
- 最終更新日
- 2015年8月13日
書評掲載情報
2014-08-17 |
朝日新聞
評者: 諸富徹(京都大学教授・経済学) |
MORE | |
LESS |
紹介
ドイツの再生可能エネルギー増産を牽引するのは、地域に密着した企業活動。市民が起こしたエネルギー株式会社、エネルギー組合、自治体のエネルギー公社等、代表的なビジネスモデルを現地のジャーナリストが紹介。エネルギーのしくみを変える社会とは?その実現に必要なことは?エネルギーヴェンデ(大転換)の最前線に探る。
目次
はじめに (村上敦)
第1章 エネルギーヴェンデを地域と市民の手で (村上敦)
1 エネルギーヴェンデの経済的な果実
2 エネルギー・イズ・マネー(1)~八戸市の場合
3 ドイツの再生可能エネルギーは、地域と市民の手中にある
4 エネルギー・イズ・マネー(2)~地域や市民の出資が鍵
5 エネルギー・イズ・マネー(3)~省エネでも市民出資を!
6 省エネリフォーム政策の成功
7 「100%再生可能エネルギー地域」プログラムの新展開
~deENet代表ペーター・モーザー博士に聞く
コラム01 ドイツのエネルギーヴェンデとは (村上敦)
コラム02 ドイツの再生可能エネルギーの現状と促進制度、法律 (村上敦)
第2章 地域の未来を決める未来会議 (池田憲昭)
1 社会の変革に必要な演繹的思考と行動
2 盛んな市民出資の背景にある民主主義の成熟プロセス
3 未来会議とは
4 未来会議の現場~ドナウ川上流域未来会議
5 エネルギーヴェンデは「新しい社会」をつくること
コラム03 ドイツの手工業と中小企業 (村上敦)
第3章 市民エネルギー会社ソーラーコンプレックス (滝川薫)
1 ディスカッションから芽生えた市民エネルギー企業
2 130億円分の設備を市民出資で実現するまで
3 民主性と公共性の強い株式会社へ
4 時代とともに移るビジネスの重点
5 地域のエネルギーヴェンデのリーダーとして
コラム04 シェーナウ電力会社~市民エネルギー会社のパイオニア (村上敦)
第4章 市民エネルギー組合 (池田憲昭)
1 ドイツにおける組合の歴史
2 ドイツの組合の現状
3 ビーダーバッハ・エルツタール市民エネルギー組合
4 地域の市民エネルギー組合をサポートする組織
コラム05 ドイツの組合の生みの親 (池田憲昭)
第5章 都市エネルギー公社 (池田憲昭)
1 ドイツの都市エネルギー公社の歴史
2 電力市場自由化以降の転機
3 ヴォルフハーゲン都市公社
4 ヴァルトキルヒ都市公社
5 都市エネルギー公社のルネッサンス
コラム06 スイス・バーゼルの都市公社IWB (滝川薫)
第6章 エネルギー自立地域ライン・フンスリュック郡 (滝川薫)
1 100%+の再生可能エネルギー地域は省エネから
2 住民参加のエネルギーコンセプトづくり
3 地域の手で進める再生可能エネルギー利用
4 住民、自治体、地域企業をサポートする
コラム07 ドイツの職人と教育制度 (村上敦)
第7章 市民によるエネルギーヴェンデの行方 (池田憲昭)
1 市民はエネルギーヴェンデを望んでいる
2 電力系統は共有地
3 利益分散で、地域が豊かになる
4 エネルギーヴェンデは「転換」ではなく「進化」
おわりに (滝川薫)
上記内容は本書刊行時のものです。