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まちづくりDIY 土井 勉(著/文) - 学芸出版社
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まちづくりDIY (マチヅクリディーアイワイ) 愉しく!続ける!コツ (タノシクツヅケルコツ)

工業・工学
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発行:学芸出版社
A5判
220ページ
定価 2,400円+税
ISBN
978-4-7615-2567-5   COPY
ISBN 13
9784761525675   COPY
ISBN 10h
4-7615-2567-3   COPY
ISBN 10
4761525673   COPY
出版者記号
7615   COPY
Cコード
C0052  
0:一般 0:単行本 52:建築
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2015年8月13日
最終更新日
2015年8月13日
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紹介

まちづくりには課題が山積し、時には疲れてしまうこともある。だが思い起こそう。自分たちの手の届くところから再生に取組みたかったのではないか。ならば愉しく、美しく、工夫を重ね、街のお金を回し、持続するものになれば、それこそが成果だ。個人も企業も自治体も、効率化、規格化、外部依存と対極のDIY精神に立ち戻ろう。

目次

Ⅰ 愉しく元気にDIY

01 雑談からはじまった手づくりの特産品づくり
01 京北・りつまめ納豆プロジェクト
1 京北で納豆?
2 京北と藁つと納豆
3 京北・りつまめ納豆の誕生
4 地域が自立するための歩みにつながる

02 楽しみながら仕立てた星空ナイトツアー
02 スタービレッジ阿智誘客推進協議会
1 観光客数の減少と客単価の低下にみまわれた昼神温泉郷
2 観光商品開発当初から現在までのプロセス
3 ツアーの内容とその効果
4 元気があれば何でもできる

03 まちづくりはバラで楽しく美しく
03 伊那市通り町商店街
1 寂れる通り町商店街
2 バラをテーマに
3 まちが変わりはじめた

04 音楽のチカラでまちを変える
04 宝塚音楽回廊
1 宝塚市の苦境と市民意識の高まり
2 宝塚音楽回廊
3 宝塚音楽回廊を支える「演奏」「場」そして「心意気」
4 宝塚音楽回廊が宝塚市にもたらした効果
5 さらなる発展を遂げようとする音楽回廊


Ⅱ 美しく美味しくDIY

05 観光と商店街を結ぶ名物料理をつくる
05 須賀川商工会議所
1 地域内連携事業開発への挑戦
2 まちに「立ち寄る」仕掛けづくり
3 「食」の力
4 地域内連携事業に求められる要件

06 農家の庭に学んだコミュニティガーデン
06 六甲アイランドCITY自治会
1 まちづくりとしてのコミュニティガーデン
2 リバーモールの水路の一部撤去をめぐる対立からコミュニティガーデンへ
3 農家の庭に学ぶガーデンづくり
4 コミュニティガーデンの評価

07 旅館に泊まりまちの美味しさを楽しむ仕掛けづくり
07 七尾市和倉温泉地区
1 新たな価値創造が求められた和倉温泉と商店街
2 連泊を促す「仕掛け」と「仕組み」
3 プランの実現と結果
4 その後も走り続ける


Ⅲ 工夫を重ねてDIY

08 電動自転車でかしこくまちづくり
08 丹波篠山えこりんプロジェクト
1 自動車依存という問題
2 丹波篠山えこりんプロジェクト
3 電動アシスト自転車の利点
4 レンタサイクル事業成功のポイント
5 地域との連携で事業を拡大

09 思いこみを解消し自発的なバス利用促進を実現
09 京都市右京区南太秦学区
1 市民に自信を与えた基本計画への市民参加
2 市バス70号系統の開設と南太秦学区
3 手探りで続けた住民による利用促進
4 取り組み成功の要因

10 官民連携による手づくりのバス利用促進プロジェクト
10 明石市
1 明石市の交通課題と市営バスの廃止
2 利便性向上によりバス利用者を獲得
3 コミュニティバス「Taco(たこ)バス」
4 バス情報の提供
5 官民連携で公共交通利用促進


Ⅳ ビジネスからもDIY

11 放置自転車が消えていくビジネスモデル
11 アーキエムズ
1 増え続ける自転車
2 これまでの放置自転車対策
3 自転車利用者の気持ちに適合した放置自転車対策
4 放置自転車対策がビジネスに

12 ホテルが国道にプロムナードを建設
12 ホテルニューアカオ
1 個人の理想を企業として実現する
2 錦ヶ浦を蘇らせるための観光事業
3 国道にもプロムナードを建設
4 自然学経営とDIYの精神

13 商工会だからできた地方駅のデジタルサイネージ
13 栗東市商工会
1 乗降客数6000人の駅にデジタルサイネージ
2 地域商工団体の課題
3 鉄道事業者との連携
4 地方都市の活性化とロングテール広告モデル

14 超高層ビルの足元で里山の自然を再生
14 積水ハウス株式会社と新梅田シティ
1 生物多様性の危機と里山
2 積水ハウスの企業理念と新・里山構想
3 実現した都会のど真ん中の新・里山
4 新・里山を誰が維持管理するのか
5 企業にとっての新・里山の価値


Ⅴ 未来に向けてDIY

15 ICTの活用で村全域をまるごと博物館に
15 明日香村
1 保存と開発の両立が求められる明日香村
2 大学との連携
3 村全体を博物館に見立てる「明日香まるごと博物館」

16 農村の暮らしから「思い」を伝える村
16 農業生産法人 株式会社信州せいしゅん村
1 小さな農村の大きな活動
2 「伝える」手段と支える住民
3 求められる本物のリーダー

17 都市ブランド創造に取り組むネットワーク組織
17 NPO法人いたみタウンセンター
1 伊丹市の都市ブランドへの取り組み
2 いたみタウンセンターを中心とした成果
3 伊丹市都市ブランド戦略の課題

18 わかりやすい政策目標と見える化でまちを引っ張る
18 富山市
1 住みよいまち富山市?
2 「お団子と串の都市構造」へ
3 まちづくり政策の見える化
4 コンパクトなまちづくりの現状は?


さあ、一緒にはじめよう

著者プロフィール

土井 勉  (ドイ ツトム)  (著/文

京都大学大学院工学研究科・医学研究科安寧の都市ユニット特定教授(副ユニット長)。博士(工学)。
1950年生まれ。1976年名古屋大学大学院工学研究科修士課程修了。京都市、阪急電鉄株式会社、神戸国際大学を経て、2010年より現職。主な著書に『ビジョンとドリームのまちづくり―まちと交通再生のための都市政策』(単著、神戸新聞総合出版センター、2008年)、『つながりのコミュニティ―人と地域が「生きる」かたち』(共著、岩波書店、2011年)、『ポストモータリゼーション―21世紀の都市と交通戦略』(共著、学芸出版社、2001年)など多数。大阪駅北地区国際コンセプトコンペ優秀(2003年)、 JCOMMプロジェクト賞(2012年)など受賞多数。

柏木 千春  (カシワギ チハル)  (著/文

流通科学大学サービス産業学部准教授。
1969年生まれ。2010年多摩大学大学院経営情報学研究科修士課程修了。1992年JTBに入社、2007年より兼業で大学教員を始め、2013年3月JTBを退社し現職。主な著書に『1からの観光』(共著、碩学舎、2010年)、『観光マーケティングのマネジメント』(共著、JTB能力開発、2011年)など。

白砂 伸夫  (シラスナ ノブオ)  (著/文

神戸国際大学経済学部都市環境・観光学科教授。博士(環境共生学)。
1953年生まれ。信州大学卒業、京都大学工学部建築学教室故増田友也教授に師事。株式会社アールフュージョン代表取締役。主な著書に『住まいの空間構成』(共著、彰国社、2000年)、『LANDSCAPE WORKS―白砂伸夫作品集』(単著、マルモ出版、2004年)など。大津市煌めき大津賞(1993年)、ベルギーゲントフローラリ国際庭園コンテスト2位およびデザイン特別賞(1994年)、国土交通省まちづくり月間賞(1998年)など受賞多数。

滋野 英憲  (シゲノ ヒデノリ)  (著/文

神戸国際大学経済学部経済経営学科教授。
1959年生まれ。2012年兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科博士後期課程単位取得満期退学。日本能率協会コンサルティング、甲子園大学現代経営学部を経て、2010 年より現職。主な著書に『都市と商業―中心市街地再生の新たな手法』(共編著、税務経理協会、2009年)、『地域産業とマーティング』(共著、九州学術出版振興センター、2010年)など。

西田 純二  (ニシダ ジュンジ)  (著/文

株式会社社会システム総合研究所代表取締役。京都大学経営管理大学院経営研究センター特命教授。
1957年生まれ。京都大学工学部交通土木工学科卒業。中央復建コンサルタンツ株式会社、日本ディジタルイクイップメンツ株式会社、阪急電鉄株式会社を経て現職。交通とまちづくり分野の情報システムの開発、プロジェクトの企画・運営を専門とする。

上記内容は本書刊行時のものです。