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成功する自転車まちづくり 古倉 宗治(著) - 学芸出版社
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成功する自転車まちづくり (セイコウスルジテンシャマチヅクリ) 政策と計画のポイント

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発行:学芸出版社
A5判
縦210mm
256ページ
定価 2,800 円+税   3,080 円(税込)
ISBN
978-4-7615-2491-3   COPY
ISBN 13
9784761524913   COPY
ISBN 10h
4-7615-2491-X   COPY
ISBN 10
476152491X   COPY
出版者記号
7615   COPY
Cコード
C0052  
0:一般 0:単行本 52:建築
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2010年10月
書店発売日
登録日
2016年10月15日
最終更新日
2016年10月15日
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紹介

家計と健康に優しく、地域活性化・低炭素化に貢献する自転車だが、「歩道上が安全」「利用促進は違法駐輪を増やす」といった固定観念からか、総合性やバランスを欠く施策が多い。そこで世界の最新政策や科学的データにもとづき、自転車のあり方をもう一度基本から見直し、効果的な政策と計画のあり方、成功の秘策を提示する。

目次

序 章 あのアメリカが自転車利用促進に500億円もつぎ込む理由
急激に拡大する自転車政策/石油輸入・医療費削減をめざす/連邦主導でガソリン税を投入

第1章 自転車利用のメリット
1 環境にも家計にもやさしい
自家用車よりも便利で安い/自転車は、移動手段中、車体重量が一番軽い/自家用車は環境負荷が大きい/他の交通手段との比較
2 公共交通との役割分担もできる  
ヨーロッパにみる自転車と公共交通との関係/自転車との競合ではなく自家用車との競合を問題視すべし/自転車のメリットを発揮できる距離/徒歩・自転車の分担のあり方/近距離での自転車と他の交通手段との分担/自転車との連携で公共交通の客を増やせる
3 自転車は生活習慣病の予防につながる 
生活習慣病の医療費と死亡原因/生活習慣病に対する自転車活用の効果/他の運動と比べた場合の自転車こぎのメリット
4 ライフスタイルも豊かにでき、子供の発達にもよい  
5 主体別にみた自転車利用のメリットとその訴え方  
主体別・項目別にみた自転車利用のメリット/自転車計画等でのメリットの位置付け方

第2章 自転車の用途別施策
1 促進方策は利用目的別に考えること
自転車の利用目的/利用目的別の施策が必要/自転車の用途別の有効な利用促進施策/まず促進したい利用目的と、それに即した方策を考えよ
2 自転車による通勤 ~企業と従業員の経費節減
自転車通勤のメリット/就業者の通勤の実態/企業の自転車通勤に対する態度/自転車通勤の有効な促進策/自転車通勤の推進に対する具体的な取り組み
3 自転車による買物 ~自転車客こそ良いお客
買物に行くのは車、自転車、徒歩?/自転車による買物のメリット/「車で来る客こそ良客」ではない/自転車による買物の有効な奨励策/自転車による買物の奨励策の方向および実例
4 自転車による通学 ~健康と環境教育の切り札
自転車通学の状況/自転車通学のメリット/自転車通学の有効な推進策/自転車通学等の推進による子供の環境教育の意義
5 自転車による回遊・レクリエーション ~地域活性化  
4275kmにおよぶわが国の大規模自転車道/自転車による回遊・レクリエーションのメリット/回遊レクリエーション利用の有効な推進策/自転車利用の奨励方策の実例
6 その他の自転車利用用途  
日常利用/業務利用

第3章 自転車の空間別施策
1 専用空間の確保のみにこだわっている日本の取り組み  
自転車専用空間の確保がベター/歩行者にも自転車にも危ない歩道通行/世界の自転車先進国は車と自転車の共用空間が主流/ネットワークの重要性
2 自転車と車の共用空間への施策  
車との共用空間はそれほど危険か/車道に自転車の走行空間は十分にある
3 自転車専用走行空間確保への施策  
専用空間を確保する方策/自転車専用レーン(自転車専用通行帯)が切り札
4 自転車の駐輪空間  
自転車利用を促進する駐輪場/駅前の需要と供給の総合バランスのとり方/駐輪空間の提供責任は誰にあるか/総合的な駐輪空間の需給の取り方~自治体の負担軽減
5 所有自転車およびレンタサイクル  
日本は自転車使い捨ての時代/レンタサイクルの導入は利用者の意向をよく把握して/大きなメリットを持つコミュニティサイクル~利用用途と利用範囲のコンセプトを明確に/企業向けのレンタサイクルの可能性~ちがさき方式レンタサイクル
6 自転車の走行空間の情報提供の方法  
自転車地図の現状/地図による安全性の情報提供/地図とセットでの自転車マニュアルの提供/安全性の自己チェックの方法

第4章 自転車の課題別施策
1 自転車の放置の課題 ~駅前駐輪需要の軽減施策  
自転車放置とその対策の状況/自転車利用促進を柱とした駅前自転車放置対策
2 自転車の安全の課題 ~安全性の向上施策  
自転車利用が増えたら事故率は減る/自転車利用促進に参入後は事故が減っている
3 ルール・マナーの課題 ~レベルアップのための施策  
自転車利用促進とルール、マナー/自転車がルール、マナーを守れるような環境整備/原則の車道通行によるルール、マナーの実際的な体得/即効性のある対策
4 その他の課題  
雨に弱いという課題~雨に強くなる対策/自転車の盗難に関する課題~盗難防止の対策

第5章 わが国の自転車政策および自転車計画とその策定の方法
1 進んでいる世界の自転車政策と日本への応用の可能性
            ~アメリカ、オランダ、ドイツなど  
先進国の自転車政策の推移/国が策定を進めている自転車計画/先進国の自転車政策や自転車計画から学ぶ三つの重要な点
2 わが国のこれまでの自転車政策  
わが国のまちづくりの変遷と自転車/まだまだ拡大の余地があるわが国の自転車利用/わが国の自転車政策の推移/自転車専用空間の整備を進める通行環境整備モデル地区(2008)
3 自治体の自転車施策の状況と自転車計画の課題  
アンケートにみる自治体の施策の状況/国の自転車政策・自転車計画の課題~「自転車先進都市」(2001~2004)/わが国の自転車計画の問題点のまとめ
4 自転車計画のあるべき姿  
わが国の取り組むべき項目/目標設定/目標達成のための計画・施策の組み立て方/国と地方との役割分担/交通基本法のあり方

終 章 今後の自転車政策の方向
自転車活用型まちづくりの意味/わが国の自転車政策のあるべき方向性/コペンハーゲンの自転車政策のスタンス~自転車道の雪かきを優先

注・参考文献
索引
おわりに

著者プロフィール

古倉 宗治  (コクラ ムネハル)  (

1950年生まれ。
1974年東京大学卒業。建設省、東京工業大学助教授、(財)民間都市開発推進機構都市研究センター、(財)土地総合研究所等を経て、2008年から㈱住信基礎研究所研究理事。京都大学大学院客員教授(公共政策大学院及び同法科大学院)麗澤大学経済学部その他の講師。国土交通省「都市交通としての自転車利活用推進研究会」、奈良県「奈良県自転車利用促進方策検討委員会」、宇都宮市「自転車のまち推進計画策定懇談会」等の委員。
自転車の総合的体系的な利用促進策、放置問題や自転車の交通政策などのほか、街づくりに関する法制的な規制、都市環境における環境共生のあり方、景観、土壌汚染など都市計画・都市環境分野で調査研究を実施。2004年に、自転車のソフト面の利用促進策に関する研究で学位(博士(工学))を取得。

上記内容は本書刊行時のものです。