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まとまりの景観デザイン 小浦 久子(著/文) - 学芸出版社
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まとまりの景観デザイン (マトマリノケイカンデザイン) 形の規制誘導から関係性の作法へ

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発行:学芸出版社
A5判
縦210mm
240ページ
定価 2,600円+税
ISBN
978-4-7615-2440-1   COPY
ISBN 13
9784761524401   COPY
ISBN 10h
4-7615-2440-5   COPY
ISBN 10
4761524405   COPY
出版者記号
7615   COPY
Cコード
C0052  
0:一般 0:単行本 52:建築
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2008年9月
書店発売日
登録日
2015年12月20日
最終更新日
2015年12月20日
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紹介

生活と器となる建築が変わり続けるなかで、どうすれば景観は良くなるのか。いま必要なのは、変化を無理強いすることでも抑えることでもなく、地域の生活文化の表出である景観を、ゆっくりと創出するしくみだ。形の規制誘導だけでなく、周辺との関係を意識した景観づくりへと導く計画、協議のしくみ、景観法の活かし方を説く。

目次

はじめに

Ⅰ章 景観と地域環境
1 地域環境をつくる景観への取り組み
歴史的「町並み」から「景観」まちづくりへ
景観へ関心の変化
歴史的町並み保存から ──1960年代
町並みの都市性と歴史性 ──1970年前後
まもる・つくる・そだてる ──1970年代
「まち」づくりと「景観」がつながる ──1980年代
景観まちづくりへ ──1990年代
景観は地域環境の現れ

2 景観の地域性
地域性を表現する
内の目と外の目
共感できる地域環境へ
Ⅱ章 景観をとらえる環境のまとまり

1 まち──都市の喪失とまちの景観
都市の姿と空間的まとまり
都市の領域
都市の喪失と「まち」の発生
「まち」景観

2 道──まちを見る場所
道空間の見かた
道のかたちの持続力
道のかたちとまち景観
環境単位としての道空間

3 空地──空地がつなぐ場所の景観
空地と建物との関係
土地をつくる道
街区のまとまり・空地のまとまり
空地がつなぐ景観

4 場所 ──景観の認識による場所のまとまり
「まち」をどのように見ているのか
2つのまとまりタイプ ──場所型とシーン型
場所のまとまり
まち景観と場所型まとまり

5 シーン── 切り取られた風景と広がりのある眺望
まちのシーン
眺望の広域性
眺望とシーンの見立て
見ることによる景観の環境単位
Ⅲ章 関係性をデザインする

1 関係性をデザインする
要素からは全体が見えない
敷地とまちをつなぐ

2 地形と呼応する──地域環境
地形や風土がまちを特徴づける
阪神間の山
地域性をデザインする

3 建ち並びをつなぐ──スカイライン
町並みの高さとスカイライン
御堂筋のスカイラインと都市美
経済的成長と都市の文化性が高さをめぐってせめぎ合う
都市の高さの混乱
高さのルール
建ち並びをつなぐ

4 地を描く──セットバック
建物をつなぐ「地」のデザイン
敷地際のセットバックとは何か
公開空地の社会性と町並み
空地がつくる景観

5 開発と保全の折り合い ──ファサードライン
道を浸食する壁面
船場建築線とファサード
居留地の建ち並びの歴史性
建て替えと歴史性保全の折り合い方

6 都市空間のフレームを共有する ──ボリューム
都市空間が見えない都市計画
計画はまちのフレームの共有化
空間フレームとデザイン
景観は都市空間のかたち
Ⅳ章 変化をつなぐ

1 変化する都市における景観の持続可能性
変化を前提とする景観まちづくり
景観像が見えにくい
地域環境の持続のための折り合い方

2 住まい──生活環境の持続
大規模は激変要因
町を解体するマンション
景観の変化は生活環境の変化

3 緑──住まいをつくる作法
山と庭がつくる緑豊かな住宅地
住まいのかたちと緑のデザイン
緑のイメージとデザイン
住まいの緑と都市の緑

4 イメージ力──建築物のイメージ力
まちの「らしさ」とイメージ
イメージの継承で変化をつなぐ
京都都心の町家
町家はイメージ資源
建築のイメージ力とまちのテーマ

5 時間をつなぐ──コンバージョン
近代建築の歴史がまちをつなぐ
ストックを使うことからのまちの再生
コンテクストをつなぐ

6 土地利用──変化の積層
計画的市街地の空間基盤
都市活動が土地利用を変える
土地利用が景観を変える
空間の規模とデザイン
Ⅴ章 地域らしさのしくみ

1 人──担い手を育てる
担い手が消えたまち
土塀のなかのまちの変化と歴史性
住み続けるための町並みづくり
仕事づくりが景観づくりの担い手を育てる

2 まち──地域でマネジメントする
密集市街地の景観
家をつくる作法
作法を地域でマネジメントする
路地ごとの景観まちづくり

3 しくみ──協議を活かす
基準と協議
マンション立地の抑制と規制強化
何を協議してきたか
景観形成の協議をしくむ
Ⅵ章 地域環境の価値を発信する

1 景観法のコンセプト
「良好な景観」に見る景観概念
地域の独自性を活かす
定性基準の運用
総合的土地利用への可能性
連携する

2 景観計画と地域ルール
景観課題と景観計画
景観計画とまちの変化への対応
活動支援のための地域制度の必要

3 まちを伝える協議の役割
景観形成における基準の総合化
協議を活かす
基準の意味を伝える認定

4 地域環境の価値を発信する
景観形成基準は規制か?
景観価値とは
地域固有の価値を発信する

5 ふつうのまちの景観づくり

著者プロフィール

小浦 久子  (コウラ ヒサコ)  (著/文

大阪大学大学院工学研究科准教授、工学博士・技術士(都市および地方計画)。専門は、都市計画・環境デザイン。民間建設コンサルタント会社等において、大阪および関西の開発プロジェクトや都市計画に携わり、1992年より大阪大学工学部助手、1997年より現職。
景観を都市空間の文化ととらえ、土地利用や都市計画の観点から調査研究を進めるとともに、自治体の景観への取り組み等を支援することにより景観・都市計画分野での実践的な取り組みを行っている。
共著に『職住共存の都心再生』(学芸出版社、2002)、『まちづくり教科書第8巻 景観まちづくり』(丸善、2005)、『景観法活用ガイド-市民と自治体による実践的景観づくりのために』(ぎょうせい、2008)他。

上記内容は本書刊行時のものです。