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図解ニッポン住宅建築 尾上 亮介(著/文) - 学芸出版社
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図解ニッポン住宅建築 (ズカイニッポンジュウタクケンチク) 建築家の空間を読む

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発行:学芸出版社
B5変型判
縦260mm
160ページ
定価 2,800円+税
ISBN
978-4-7615-2422-7   COPY
ISBN 13
9784761524227   COPY
ISBN 10h
4-7615-2422-7   COPY
ISBN 10
4761524227   COPY
出版者記号
7615   COPY
Cコード
C0052  
0:一般 0:単行本 52:建築
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2008年2月
書店発売日
登録日
2016年11月18日
最終更新日
2016年11月18日
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紹介

戦後から現代まで、名作とされる住宅59作品についてコンセプトを明確に提示し、力強いイラストと図面を用いてポイントをわかりやすく解説。住宅を設計する際に必要となる空間の読み解き方について、建築家の手法を探る。また、時代背景とともに年代ごとに取り上げており、戦後60年の日本住宅の変遷も学ぶことができる。

目次

はじめに

1章 1950年代
戦後復興と近代建築の根付き
50-01 森博士の家──清家 清 〈住まいの秘訣は「しつらい」にあり〉
50-02 Oさんのすまい──林 雅子 〈「個」と「家族」の生活を同時に手に入れる〉
50-03 コアのあるH氏のすまい──増沢 洵 〈徹底的な合理性を実現するコア・システム〉
50-04 住居──丹下健三 〈日本的なものと近代建築が同居する〉
50-05 岡本太郎のアトリエと住まい──坂倉準三 〈流動的な空間は芸術の源となる〉
50-06 浦邸──吉阪隆正 〈浮き上がる2つのボリューム〉
50-07 大森の小住宅──堀口捨己 〈居室としての庭〉
50-08 栗の木のある家──生田 勉 〈家族と個人の生活の場を分けつつまとめる庭〉
50-09 石津邸──池辺 陽 〈都市で連続して住むために〉
50-10 スカイハウス──菊竹清訓 〈夫婦を中心とした住むための装置〉
 COLUMN 1 建築メディアを探ろう
2章 1960年代
近代建築の発展と世代交代
60-01 SH-30──広瀬鎌二 〈工業化住宅の機能性と有機性〉
60-02 ラムダハウス──山口文象 〈空間構成の妙による機能の分化〉
60-03 正面のない家──西澤文隆 〈住まいの構成を再構築するコートハウス〉
60-04 軽井沢の山荘──吉村順三 〈森のなかに住む家〉
60-05 サニーボックス──藤木忠善 〈都市のなかの開放された住まい〉
60-06 N邸──磯崎 新 〈光の操作による空間演出〉
60-07 呉羽の舎──白井晟一 〈共鳴する水平性と垂直性〉
60-08 白の家──篠原一男 〈白い空間、象徴的な柱、そして大屋根〉
60-09 塔の家──東 孝光 〈都市にたたずむ前衛的な住まい〉
60-10 金子邸──高須賀 晋 〈光庭に開かれたロの字型の住まい〉
 COLUMN 2 書物で学ぼう
3章 1970年代
近代建築の終焉と現代建築の萌芽
70-01 ブルーボックスハウス──宮脇 檀 〈シンプルでファショナブルなキューブ〉
70-02 反住器──毛綱毅曠 〈入れ子構造の住宅〉
70-03 原邸──原 広司 〈外部を内部に持ち込む〉
70-04 ドーモ・セラカント──象設計集団 〈形態に込められた建築空間の力〉
70-05 私の家──阿部 勤 〈まちに参加する住宅〉
70-06 松ヶ崎の家──吉村篤一 〈田園住宅〉
70-07 目神山の家1──石井 修 〈すべてが自然としての家〉
70-08 住吉の長屋──安藤忠雄 〈現代の都市住居としての長屋〉
70-09 ホシカワ・キュービクルズ──黒沢 隆 〈個室が集まった住まい〉
70-10 GOH7611──鈴木 恂 〈コンクリート壁で構成される開放性〉
 COLUMN 3 都市を楽しむ
4章 1980年代
多様化する建築表現とテーマパーク化する都市
80-01 塚田邸──六角鬼丈 〈すべての中心に丸太がある〉
80-02 光格子の家──葉 祥栄 〈光のグリッドに覆われた住宅〉
80-03 修学院の家──高松 伸 〈象徴的な形態としての住宅〉
80-04 積木の家Ⅲ──相田武文 〈積木遊びからの建築〉
80-05 シルバーハット──伊東豊雄 〈軽やかに浮かぶ屋根の下で〉
80-06 東玉川の住宅──長谷川逸子 〈 ガランドウを持つ都市住宅〉
80-07 緑が丘の住宅──竹山 聖+アモルフ 〈都市環境の〇と×を選択した住宅〉
80-08 HOUSE F 1988──坂本一成 〈大屋根に覆われた住空間〉
80-09 中山の家──村上 徹 〈外部環境と一体化する幾何学形〉
 COLUMN 4 都市の変化を発見する―買い物空間
5章 1990年代
建築の新たな展開としてのプログラム論
90-01 日本橋の家──岸 和郎 〈狭い間口をタテに住む〉
90-02 岡山の住宅──山本理顕 〈進化したコートハウス〉
90-03 NOS-h──石田敏明 〈透明な箱と閉じた箱〉
90-04 住居No.14──内藤 廣 〈回廊という中間領域〉
90-05 ドラキュラの家──石山修武 〈夜行性ライフスタイル〉
90-06 タンポポハウス──藤森照信 〈自然素材の使い方〉
90-07 トウフ──玉置 順 〈バリアのない関係〉
90-08 大田のハウス──西沢大良 〈室内に風景をつくり出す〉
90-09 ウィークエンドハウス──西沢立衛 〈拡張する中庭〉
90-10 ミニ・ハウス──アトリエ・ワン/塚本由晴+貝島桃代 〈住宅地でのたたずまい〉
 COLUMN 5 家を体験する

6章 2000年代
建築におけるスーパーフラットと場所性
10-01 c──青木 淳 敷地はL
10-02 矩形の森──五十嵐 淳 〈均質なる豊かさ〉
10-03 黒の家──千葉 学 〈吹抜が交差するとき〉
10-04 屋根の家──手塚貴晴+手塚由比 〈屋根の上のリビング〉
10-05 101番目の家──竹原義二 〈隙間と素材がつくり出す奥行き〉
10-06 SPRINGTECTURE びわ──遠藤秀平 〈コルゲート鋼板のスプリング〉
10-07 ヒムロハウス──小嶋一浩 〈機能性と偶発性の空間〉
10-08 此花の長床──中村勇大 〈大屋根のあるテラス〉
10-09 梅林の家──妹島和世 〈窓の向こうの部屋〉
10-10 T house──藤本壮介 〈間仕切りのカタチ〉
 COLUMN 6 建築で目覚める


おわりに

著者プロフィール

尾上 亮介  (オノエ リョウスケ)  (著/文

1968年兵庫県生まれ。2002年大阪芸術大学大学院博士後期課程修了。91年~93年北山孝二郎+K計画事務所勤務、家具工房を経て、05年尾上計画事務所設立。02年~07年京都芸術デザイン専門学校建築デザイン総合コース専任講師。07年より舞鶴工業高等専門学校建設システム工学科准教授。
専門は建築・居住意匠および都市計画。芸術文化学博士、一級建築士。
論文:「商空間としての商店街に関する研究」(博士論文、大阪芸術大学、2002年)

竹内 正明  (タケウチ マサアキ)  (著/文

1973年大阪府生まれ。2005年京都工芸繊維大学大学院博士後期課程単位取得退学。02年ウズラボ共同設立、05年~07年京都芸術デザイン専門学校建築デザイン総合コース助手。現在、京都造形芸術大学非常勤講師。
専門は日本の近現代建築史。一級建築士。
著書:『椅子さがし建築めぐり』(学芸出版社、2006年)
共著:『図説 建築の歴史』(西田正嗣ほか編、学芸出版社、2002年)

小池 志保子  (コイケ シホコ)  (著/文

1976年兵庫県生まれ。2000年京都工芸繊維大学大学院博士前期課程修了。00年~02年中村勇大アトリエ勤務、02年ウズラボ共同設立、06年より大阪市立大学大学院生活科学研究科助教。
専門は建築設計および美術館建築研究。一級建築士。
共著:『変貌する美術館―現代美術館学2』(加藤哲弘ほか編、昭和堂、2001年)

上記内容は本書刊行時のものです。