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フライブルクのまちづくり 村上 敦(著/文) - 学芸出版社
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フライブルクのまちづくり ソーシャル・エコロジー住宅地ヴォーバン

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発行:学芸出版社
A5判
縦210mm
256ページ
定価 2,600円+税
ISBN
978-4-7615-2419-7   COPY
ISBN 13
9784761524197   COPY
ISBN 10h
4-7615-2419-7   COPY
ISBN 10
4761524197   COPY
出版者記号
7615   COPY
Cコード
C0052  
0:一般 0:単行本 52:建築
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2007年12月
書店発売日
登録日
2019年7月12日
最終更新日
2019年7月12日
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紹介

徹底した省エネと自然エネルギーの利用で、通常の住宅地に比べ、エネルギー消費を半減、二酸化炭素排出を7割削減。さらに画期的なマイカー抑制策で、自動車所有者が自転車所有者の10分の1という車のないまちを実現。環境先進国ドイツで最も野心的なサステイナブルコミュニティを住民主導で成功に導いた軌跡に迫る。

目次

はじめに

CHAPTER 1 エコロジカルな理想郷への道
1 兵営地から住宅地への長い道のり

2 新興住宅地に着手する前に住み始めた人々
 イニシアチブ「ズージー(SUSI)」の誕生
 協同組合の国、ドイツ
 ズージーによる静かな占拠
 ドイツ版、クリスチアニア
 フライブルク大学の学生寮への改築

3 住宅地開発のプロセス
 タフな都市計画がコンペの条件であった
 住宅地開発を担う組織

4 「フォーラム・ヴォーバン」の設立と功績
 リーゼルフェルト住宅地での拡大住民参加の失敗
 「ソーシャル・エコロジー」というコンセプトの誕生
 州開発公社、市の都市計画局、市議会との協働

CHAPTER 2 車のないまち
1 なぜ人は車に依存するようになったのか
 モータリゼーションによる都市の変貌
 交通コンセプトの出発点

2 カーフリー、カーポートフリー、カーリデュースとは
 カーフリー住宅地の障害となる駐車場規定
 「カーフリー」の定義

3 車優先でない道路の配置(カーリデュース)
 通り抜けができない道路配置
 「コ」の字型の路地

4 自分の土地に駐車場は作らせない(カーポートフリー)
 不便で高価な駐車場の設置
 車なしの生活協同組合

5 マイカーを代替する交通手段(ショートウェイシティ)
 ショートウェイシティ・コンセプト
 ヴォーバンの交通手段

6 交通コンセプトは住民に浸透したか
 フライブルク市とヴォーバン住宅地の特殊性
 ヴォーバン住民の反応

CHAPTER 3 緑豊かなまち
1 ドイツにおける自然保護
 人間が手を入れる自然=緑の施設
 住宅地で自然保護をする意味
 ビオトープネットワーク
 乏しいドイツの生態系

2 近自然工法による5つの公園で緑の帯を実現
 ビオトープネットワークを形成する緑の帯
 住民参加による公園計画

3 樹齢の高い街路樹を保護する

4 小川沿いは貴重な生物の宝庫
 人間がビオトープに与えるストレス
 子供冒険農場での自然教育

5 建物の緑化
 屋上緑化
 壁面緑化
 庭づくりのアイデア
 路側緩衝帯に植栽の里親制度

6 雨水を地下に浸透させる
 雨水通路と浸透マス
 路面電車軌道の緑化

CHAPTER 4 エネルギー消費を半減するまち
1 エネルギーマネジメントの基本的な考え方
 省エネルギーの威力
 暖房エネルギー消費が過大なドイツの住宅

2 ドイツにおける省エネ建築
 建物のエネルギー性能
 フライブルク市の勇断──低エネルギーハウス
 パッシブソーラーハウス──燃費1.5リットルの建物
 パッシブハウスの5本の柱
 その他の省エネルギー対策

3 建物建設時のエネルギー消費を削減する
 新築と改築の環境負荷比較
 持続可能な建築の設計、環境性能の高い建材

4 エネルギーの高効率化
 フライブルク市の地域暖房
 電力と熱のコージェネレーション
 ヴォーバン住宅地の地域暖房

5 ソーラーエネルギーの利用
 コストパフォーマンスの重要性
 ソーラー温水器
 ソーラー発電
 ドイツの再生可能エネルギー電力の支援
 ソーラー・プラスエネルギーハウスとソーラーシップ
 再生可能エネルギーのポテンシャル

CHAPTER 5 住民参加はいかに実現されたか
1 ドイツにおける住民参加
 住民参加の障害
 住民参加の歴史
 住民参加の手法

2 コーポラティブ方式による共同住宅の建設(建築グループ)
 建築グループの仕組み
 建築グループで家を建てるまで

3 住宅の協同組合(GENOVA)
 住宅協同組合の仕組み
 潰された社会福祉住宅計画

4 住民参加で勝ち取った市民会館「ハウス037」
 市民会館を巡る対立
 住民参加のツール

5 エコノミー・コンセプト
 住宅建築のためのオルタナティブな資金繰り
 モラルとエコロジーに配慮した投資、GLS銀行
 再生可能エネルギーによる財テク
 安全で安価な商品を売るエコスーパー、市場、生協

6 フォーラムの終焉、祭りの後に
 フォーラム・ヴォーバンの破産
 新しい住民組織へ

著者プロフィール

村上 敦  (ムラカミ アツシ)  (著/文

1971年、飛騨高山生まれ。岐阜工業高等専門学校で土木工学を学ぶ。卒業後、ゼネコンの現場監督として首都圏の人工埋立地を担当し、環境破壊の惨状に疑問を感じ、環境首都で有名なドイツ・フライブルク市へ留学。ドイツの環境行政を独学。現在は主夫と兼業で、翻訳・通訳、環境視察のコーディネート、NPOエコロジーオンラインのフライブルク通信員、各種新聞や雑誌に寄稿。著書に『カーシェアリングが地球を救う』(洋泉社、2004)、訳書に『エコロジーだけが経済を救う』(洋泉社、2003)。

上記内容は本書刊行時のものです。