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出版者情報
環境と共生する建築 25のキーワード
第2版
- 初版年月日
- 2005年6月
- 書店発売日
- 2005年6月30日
- 登録日
- 2016年11月18日
- 最終更新日
- 2016年11月18日
紹介
建設エンジニアが知っておきたい環境関連のテーマを、図表350点とともにコンパクトに解説。環境問題の基礎知識、環境建築の手法、環境共生の技術など25のキーワードを選び、環境と建築の関わりをトータルに概観した。参考文献、索引も充実して資料としても使える。環境の世紀に何ができるのか、建築を学ぶ人の基本図書。
目次
はじめに
1章 環境建築の視点
1 地球環境の破壊
①かけがえのない地球
②地球の温暖化
③フロンによるオゾン層の破壊
④大気汚染と酸性雨
⑤熱帯林の減少
⑥サステイナブルということ
2 ヒートアイランド
①熱くなる大都市
②ヒートアイランド現象はなぜ起こるか
③都市気温の上昇は抑えられるか
3 都市の水環境
①水の循環
②水環境の汚染
③飲料水の水質悪化
④排水の方式と問題点
⑤地域水循環の考え方
⑥親水空間の創造
4 ダイオキシン類
①ダイオキシン類とは何か
②ダイオキシン類の事故
③ダイオキシン類の毒性
④ダイオキシン類の安全基準
⑤ダイオキシン類の発生
⑥ダイオキシン類ゼロに向けて
5 環境ホルモン
①環境ホルモンは人類を滅ぼすか
②環境ホルモンはどのように作用するか
③内分泌系の撹乱で何が起こるか
④何が環境ホルモンか
⑤環境ホルモンの検証は急務
6 シックハウス症候群
①シックハウス症候群とは
②化学物質過敏症とは
③シックハウスの原因となる化学物質とその発生源
④シックハウス症候群を防ぐには
7 循環型社会における建設廃棄物
①循環型社会の形成に向けて
②建設廃棄物の量
③ゼロエミッションと建設リサイクル法
④建設混合廃棄物,廃木材,型枠
⑤コンクリート塊の再生
⑥建設発生土と建設汚泥
8 省エネルギーの基準
①省エネルギー法の改正
②建築物に関する建築主の判断の基準
③住宅に関する建築主の判断の基準
④住宅に関する設計及び施工の指針
9 健康性と快適性
①建築物に求められる性能
②生理的な快適性
③高気密・高断熱について
④「快い」ということ
2章 環境建築の手法
10 建築物の保温と結露防止
①壁を通る熱
②結露を防ぐ断熱部の構成
③断熱材の種類
④自然素材の断熱材
⑤断熱材の施工法と構法
⑥断熱材の厚み
⑦弱点部分の補強
11 太陽熱のパッシブ利用
①太陽の位置
②日射熱
③ダイレクトゲインの利用
④ルーフポンドと屋上散水
⑤空気熱源のパッシブソーラー
12 高機能ガラス
①ガラスの種類と日射熱取得
②ガラス窓からの熱貫流
③断熱性の高い機能ガラス
④開口部の次世代省エネルギー基準
⑤パッシブソーラー素子
13 ブリーズ・ソレイユ
①日照調整装置の種類
②日照調整装置の検討
③増えるルーバー建築
14 屋上緑化と壁面緑化
①緑に覆われた建築
②緑化の効果
③日射の等価気温
④屋上緑化の手法
⑤壁面緑化の手法
15 地中の利用
①世界の地下住居
②地中の熱的特性
③地中への蓄熱
④地中を通る風
⑤地中を利用した建築物
16 シックハウスを防ぐ材料と換気
①シックハウスの法的規制
②合板とボード類
③壁紙
④接着剤と塗料
⑤自然の素材を使う
⑥防蟻剤に頼らない床下構造
3章 環境共生の技術
17 蓄熱式ヒートポンプと地域冷暖房
①ヒートポンプの原理
②蒸気圧縮式ヒートポンプと吸収式ヒートポンプ
③ヒートポンプの性能
④蓄熱槽の利用
⑤地域冷暖房
18 コージェネレーション
①コージェネレーションとは何か
②コージェネレーションのシステム
③コージェネレーションの普及
19 太陽エネルギーと風力エネルギー
①太陽のエネルギー
②太陽電池の原理と種類
③太陽光発電のシステム
④太陽光発電の理論的賦存量
⑤太陽熱利用
⑥風力発電のシステム
⑦風力発電の普及
20 新エネルギーの開発
①新エネルギーとは
②水素は新エネルギーの柱
③燃料電池
④バイオマスエネルギー
21 未利用エネルギーの利用
①未利用エネルギーとは
②温度差エネルギーの利用
③雪氷冷熱エネルギーの利用
④ごみ焼却熱の利用
⑤スーパーごみ発電
22 雨水利用
①墨田区の雨水利用
②雨水利用の現状
③雨水利用のシステム
④各部の構造
⑤初期雨水の排除
⑥集水量と貯留槽の容量
⑦地方自治体による助成と融資
⑧天水尊のこと
23 排水の再利用
①排水再利用の形態
②排水再利用の方式
③排水再利用の水質
④排水再利用のシステム
⑤排水の前処理
⑥生物処理とは何か
⑦ろ過槽
⑧膜処理の仕組み
24 雨水の地下浸透
①不浸透域の拡大と洪水
②雨水流出抑制の方法
③雨水浸透施設の構造
④透水性舗装
25 水辺の近自然工法
①洪水対策一辺倒からの転換
②河川の形態
③近自然河川工法の考え方
④近自然工法の手法
⑤自然湖岸の形態
⑥ビオトープ
索 引
おわりに
上記内容は本書刊行時のものです。