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出版者情報
逆都市化時代
人口減少期のまちづくり
- 初版年月日
- 2004年6月
- 書店発売日
- 2004年6月30日
- 登録日
- 2016年10月7日
- 最終更新日
- 2016年10月7日
紹介
都市における過密・高層化が繁栄だという幻想に、いつまで人々は冒されつづけるのだろうか。人口減少を逆手にとって、今こそ空間的・精神的な豊かさを実現する、環境共生都市をめざそう。都市再生、中心市街地活性化、テレワーク、交通問題、地方分権等、都市をめぐる様々な事象から、これからの都市がとるべき姿を指し示す。
目次
序 都市再生はゆとりと環境共生から
1 三番瀬では保全が再生
2 三番瀬の教訓と都市再生
3 ゆとりある環境共生都市
4 新時代の都市計画と都市
第1章 大都市の再生
1・1 都市再生法では都市は再生しない?
1 都市再生に必要な長期的な視点
2 都市再生政策の限界とまちづくりの方向
1・2 人口減少社会に向かう東京の課題
1 膨張する上海と縮小する東京
2 都心居住とオフィスビルの淘汰
3 ピントの外れた都市再生政策
4 人口減少下の東京のまちづくり
第2章 地方都市の再生
2・1 都市構造と中心市街地の活性化
1 都市政策の転換期における中心市街地問題
2 都市の構造と中心市街地
3 都市構造マスタープランの検討
4 都市構造マスタープランと中心市街地
2・2 中心市街地問題の構造と活性化の課題
1 中心市街地活性化の新制度
2 中心市街地問題の構造
3 中心市街地活性化の課題
第3章 市民社会とまちづくり
3・1 地方分権と都市計画
1 「分権と参加」の利点と都市計画
2 都市計画における地方分権の進展
3 自律型の都市計画―ポスト分権一括法の都市計画改革
4 都市計画からまちづくりへ―都市マスによる都市計画の広がり
5 都市計画の分権化を展望する
3・2 「知恵の実現」によるNPOの新展開
1 人と地域
2 知恵の実現
3 仮説の検討
4 知恵の実現をどう進めるか
5 知恵の実現の展開
3・3 新しい公概念と負担者受益
1 新たな計画論
2 新しい公概念
第4章 情報社会と都市
4・1 テレワークとは何か
1 テレワーク小史
2 テレワークの発展と期待
3 テレワークの展望
4・2 一千万人時代のテレワーク
1 テレワークを始める公務員
2 テレワーカー一千万人時代
3 テレワーク社会
4・3 テレワークと住宅・都市
1 ホームオフィス
2 テレワーク型住宅
3 意識の変化と価値の創造
4・4 情報通信と交通を考える
1 ITと交通―どちらが都市を変えるか?
2 情報通信の協調性
3 ITと都市構造
4 ITの効果を決める因子
5 ITと交通
6 IT化による交通の変化
第5章 交通と環境共生
5・1 都市交通と都市構造
1 都市交通計画の課題
2 交通手段と都市構造
3 自動車と公共交通
5・2 人間中心の交通体系を実現する諸方策
1 日本人の交通観
2 人口減少社会における公共交通
3 交通の改善
5・3 環境共生と社会資本整備
1 千葉都市モノレールの例
2 社会資本と合意形成
3 社会資本整備の課題
5・4 揺れる道路
1 道路特定財源制度の見直し
2 危機にある高速道路
上記内容は本書刊行時のものです。