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まちで闘う方法論 木下 斉(著/文) - 学芸出版社
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まちで闘う方法論 (マチデタタカウホウホウロン) 自己成長なくして、地域再生なし (ジコセイチョウナクシテチイキサイセイナシ)

ビジネス
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発行:学芸出版社
四六判
240ページ
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-7615-1359-7   COPY
ISBN 13
9784761513597   COPY
ISBN 10h
4-7615-1359-4   COPY
ISBN 10
4761513594   COPY
出版者記号
7615   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2016年3月15日
最終更新日
2016年3月17日
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紹介

お金がない、無関心、旧態依然の組織…環境を嘆くだけでは始まらない。まずは自分から変わる必要がある。まちを経営するという観点で18年闘い続けてきた著者が、まちを変えるために必要な思考と、身に付けるべき7つの技術、そしてまちの活動に参加する段階から継続的な事業マネジャーになるまでの成長プロセスを解説する。

目次

はじめに
第1章 思考編
自分の中に常にもう一人の自分をおいて考える
「自分―仲間―その他」の3つのカテゴリの相互関係で考える
1.自分から始める時に必要な思考
1. 受け身にならない。常に対案を作る
 提案する癖を身につける
 思考の軸を作って意見を整理し、提案する
 ひとまず提案してみる
2. みんなではなく、自分がどうしたいのか
 「聞き上手」になりすぎていないか?
 まちで稼ぐ学生たち
3. 準備病から脱却し、まずはやってみる
 動き出すと、わかることが一気に増える
 3年周期で新しい分野に挑戦する
4. 「悩むこと」と「考えること」は違う
 問題が発生した時には、一歩引いて、クールに考える
 考えているのか、悩んでいるのかを自認する
 客観的な「正論」から意思決定する
 
2.グループで取り組む時に必要な思考
1. 「自分たちでやる」から、「人に任せる」へ
 規模によってやり方を変えていく
 自分のモノサシを捨てる
 人の入れ替えを定期的に行う
2. 説得ではなく、結果で見せる
 やってみなければ、誰もわからない
 論より証拠。結果が一番の代弁者
 案の段階で潰し合いをせず、結果で競う
3. 「ないもの」で諦めず「あるもの」で勝負する
 「予算がない」は「知恵がない」
 あるものでやれることを考える
3.革新的な事業に地域で取り組む時に必要な思考
1.いい人になることは二の次にする
 批判されるのは良いこと
 最初は理解されなくて当たり前
 小さな成果を一刻も早く出す
 「安定への甘え」と「メンバー間の隔たり」に注意
2. 再挑戦こそ本当の挑戦
 挫折こそが大いなるチャンス
 二度と地域に関わるものか!と思うのは普通のこと
 反省を活かして再挑戦する
3. 稼ぐことと向き合う
 地域で「稼ぐ仕組み」を生み出す
 本当に必要なものは必ず事業になる
 目の前にいる人にとって価値があるものをやろう
第2章 実践編
1.成長プロセスのイメージ
2.成長プロセスの基本ステップ
3.ステップ別解説
1 単発活動メンバー:自分のウリを持って取り組みに貢献しよう
2 単発活動マネージャー:面白い企画を立てて参加者を率いよう
3 継続活動メンバー:自己管理しながら要領よく動こう
4 継続活動マネージャー:変化にも対応できる継続力を養おう
 計画を常に修正し続ける
 継続することを目的にしない
5 単発事業メンバー:稼ぐための営業力を身につけよう
6 単発事業マネージャー:複数事業を展開し、新たな事業モデルを創り出そう
 事業ポートフォリオを時間軸で考える
 新しいビジネスモデルを生み出す
7 継続事業メンバー:事業の連鎖を生み、構造問題の解決を図ろう
 構造問題を解決し、早く事業を立ち上げる
 細かな分業はせず、共同作業が可能な環境を維持する
 営業活動は常に継続する
 プロジェクトの連鎖を生み出す
8 継続事業マネージャー:事業手法を体系化し、外とのネットワークを広げよう
 自分のスタイルを確立する
 外部とのネットワークを広げる
 メンバーとの情報ギャップを埋める
 権限移譲を行う
 事業内容を整理し体系化する
第3章 技術編
1.基本的な技術を身につける
2.情報力 情報を集め、検証する
 リアルで気づき、ネットで調べて、現場に反映
 小さな疑問から、連鎖的に情報を収集していく
3.情報力 複眼的に分析する
 問題の「全体像」をつかむ
 事実に基づき、数字と向き合う
4.論理力 因果関係を整理する
 「原因」は自ら発見しなければならない
 因果関係の基本法則
 構造問題を解決するロジカル・シンキング
5.論理力 複数の要素を構造化する
 ツリーにして整理する
 フローチャートで整理する
6.構想力 自分のビジョンを描く
 個人の構想力が試される
 曖昧な合意形成がもたらすもの
 構想力に必要なのは「主観的な夢」
 共感されるビジョンとは
7.構想力 絞った戦略を立てる
 戦略─溝を埋めるシナリオ
 積み上げ型戦略立案:小さな仮説→改善で目標に近づける
 逆算型戦略立案:現在地から目標に近づくシナリオ
8.実現力 プロジェクトを効率的に管理する
 「タスク」「分担」「期限」を決める
 時には嫌われる役回りも必要
9.実現力 やる気を引き出し、良い結果を導く
 モチベーションを高めることも技術
 「報・連・相」は細切れ時間と自動化で対応する
 ネット活用で円滑なプロジェクト・マネジメントを
 チームの共有時間をしっかり取る
10.組織力 みんなで取り組むからこそ失敗する
 みんなで「正確に」話すことは難しい
 みんなで決めると間違える
 集団浅慮に気をつけろ
 マネジメントの責任はどこにあるか
11.営業力 対象を絞り逆算で開発する
 地方にはピンホール・マーケティングが効く
 絞り込むこと、組み合わせることが基本
12.数字力 経営に関わる数字を見分ける
 損益計算の基本
 地域で必要な会計の基礎知識
 投資回収を意識した事業計画を組み立てる
おわりに

著者プロフィール

木下 斉  (キノシタ ヒトシ)  (著/文

一般社団法人エリア・イノベーション・アライアンス 代表理事、内閣官房 地域活性化伝道師、熊本城東マネジメント株式会社代表取締役、一般社団法人公民連携事業機構理事。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、一橋大学大学院商学研究科修士課程修了、経営学修士。専門は経営を軸に置いた中心市街地活性化、社会起業等。著書『稼ぐまちが地方を変える』『まちづくりデッドライン』『まちづくり経営力養成講座』など。

上記内容は本書刊行時のものです。