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出版者情報
PUBLIC DESIGN 新しい公共空間のつくりかた
- 書店発売日
- 2015年4月13日
- 登録日
- 2015年8月13日
- 最終更新日
- 2015年8月13日
紹介
パブリックスペースを変革する、地域経営、教育、プロジェクトデザイン、金融、シェア、政治の実践者6人に馬場正尊がインタビュー。マネジメント/オペレーション/プロモーション/コンセンサス/プランニング/マネタイズから見えた、新しい資本主義が向かう所有と共有の間、それを形にするパブリックデザインの方法論。
目次
新しいパブリックをデザインするために。
馬場正尊
この本の目的と読み方/公共空間から考える新しい社会システム/パブリックスペースを動かす新しいアプリケーション/新しい資本主義のかたち
Chapter 01 行政に頼らず、まちを経営する
木下斉
従来の商店街から逸脱した早稲田商店会/企画立案者がプロジェクトを主導するのが常識だった/商店街ネットワークの猛烈な失敗から学んだこと/必要なものは自分でつくる社会/不動産オーナーが立ち上がり投資するまちの再生事業/まちづくりとはマネジメントである/完全民間型まちづくり会社、熊本城東マネジメント株式会社/日本に必要なまちづくり会社とは金融機能を持った事業会社/効率的な公共のあり方を民間が追求する/組織は小さく、決定はシンプルに/制度でなく、事業で解決する/実践から生まれる体系化
Chapter 02 子どももまちも豊かにする保育園
松本理寿輝
子どもの見方が変わった出会い/保育園の現状に頭でっかちな疑問を抱く/レッジョ・エミリアとの出会い/社会を知るための就職、経営を学ぶための起業/偶然か、必然か、出会いでプロジェクトが動きだす/いかに安心安全に保育園をまちに開くか/なぜ保育園に新規参入できないのか/少しずつ事例をつくって、状況を変えていきたい/境界を取り払い、コミットできるしくみをつくる/地域の人たちの日常とつながる仕掛け/新しい社会モデルを自然体でつくれる世代
Chapter 03 新しい関係性をつくるプロジェクトデザイン
古田秘馬
パブリックデザインとは、共通価値をつくること/共通の価値の生みだし方/身近な関係を変えることから革命は始まる/新しい関係性を生みだすOSになる/コミュニティという細分化されたパブリック/複合的な思考で組み立てる/「プロジェクトデザイナー」という仕事
Chapter 04 気持ちを投資する21世紀の資本主義
小松真実
音楽の世界から金融の世界へ/50万円で起業/音楽の目利き力をファンドづくりにいかす/インディペンデントなものづくりを支えたい/生産者と消費者の新しい関係をつくる/本気の人のファンドしかつくらない/半分寄付、半分投資という被災地支援/なぜ銀行にできない支援ができるのか/ファンドという新しい社会参画のしくみ
Chapter 05 自由に形を変えるクリエイティブファーム
田中陽明
クリエイターをサポートするしくみをつくりたい/co-labはどのように始まったのか/六本木のコミューン時代/フォーマット化された三番町時代/企業によって変わるコラボレーションの形/なぜ、企業はco-labと組むのか/ファシリテーションとディレクション/co-labというコミュニティ/パブリック化されたプラットフォームのつくり方/スイミーみたいに社会と併走したい
Chapter 06 行政は最大のサービス産業である
樋渡啓祐
多様な人々の中にいる快感/利用者にとって快適な空間をイメージする/居心地のよい空間とは/コミットできるチームづくり/結果が美しいものは、プロセスも美しい/スピードが大事/ゴールは広くとり、決して後戻りはしない/小さな部分の積み重ねで全体を変えていく/行政こそ最大のサービス産業
おわりに
上記内容は本書刊行時のものです。