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出版者情報
藻谷浩介さん、経済成長がなければ僕たちは幸せになれないのでしょうか?
- 初版年月日
- 2012年7月
- 書店発売日
- 2012年7月7日
- 登録日
- 2016年5月21日
- 最終更新日
- 2016年5月21日
紹介
私たちが充実した暮らしを送るには"右肩上がりの経済成長率"という物差しが本当に必要なのだろうか。むしろ個人の幸せを実感できる社会へと舵を切れないか?日本全国の実状を知る地域エコノミスト藻谷浩介(『デフレの正体』)とコミュニティデザイナー山崎亮(『コミュニティデザイン』)の歯に衣着せぬ対談からヒントを得る!
目次
まえがき──藻谷浩介
プロローグ 地域経済の専門家に聞いてみたかったこと
なぜ、それが気になるのか
鹿児島で出会った人たちはノリが良い
島根県海士町の人たちは楽しそうだ
家島の人たちの充実した暮らしぶり
1章 経済的指標と人びとの幸せとの関係を考えてみる
鹿児島のケーススタディ
老舗百貨店がコミュニティスペースを持つデパートに生まれ変わったいきさつ
マルヤガーデンズの考え方
なぜ、コミュニティデザイナー山崎亮がそこに呼ばれたのか
マルヤガーデンズが成り立つ絶妙な事情
ノリが良い町、悪い町
2章 経済成長率と実態が合っていないのではないか
一般的な印象と数字の違い
では、どんなストックがあれば豊かと言えるのか
マクロ経済学原理主義に気をつけよう
平均値だけで語ることの無意味さ
そもそもコミュニティデザインとはどこから出てきたのか
3章 「いつまでも成長し続けなければならない」ってホント?
あるポイントを過ぎれば、年収が伸びても豊かさの実感は伸びない
もし、経済成長至上主義者に怒られたら
地方自治体と交付税のからくり
税収を生む産業、生まない産業
税金システムの本当の受益者
「自立できない自治体は不合格」という意見について
4章 幸せは計るものではなく、実感するもの
金勘定上の損得は極論に行き着く
公共投資に頼らない生き方の選択
海士町がなぜ日本に必要なのか~島の幸福論~
「島留学」から見えること~経済成長ではなく個人が成長する可能性~
山奥のカフェから見えてくること
見えないストックでつくる新しい店
本当に日本はジリ貧になっているのか~数字で見る真実~
エピローグ 僕たちは時代の節目という面白い時を生きている
経済成長の、次のステージへ
質疑応答
少し長めのあとがき──経済成長と生活の豊かさについて考える 山崎亮
あとがきのあとがき──東京都青ヶ島村 藻谷浩介
上記内容は本書刊行時のものです。