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創造都市のための観光振興 宗田 好史(著) - 学芸出版社
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創造都市のための観光振興 (ソウゾウトシノタメノカンコウシンコウ) 小さなビジネスを育てるまちづくり

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発行:学芸出版社
四六判
縦190mm
208ページ
定価 1,700 円+税   1,870 円(税込)
ISBN
978-4-7615-1267-5   COPY
ISBN 13
9784761512675   COPY
ISBN 10h
4-7615-1267-9   COPY
ISBN 10
4761512679   COPY
出版者記号
7615   COPY
Cコード
C0052  
0:一般 0:単行本 52:建築
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2009年12月
書店発売日
登録日
2019年8月2日
最終更新日
2019年8月2日
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紹介

京都やフィレンツェが観光客の心を捉えるのはなぜか。そこには歴史・文化・景観といった資源だけでなく、創造的な市民の力がある。街に暮らす人が誇りを持ち、自らの街を楽しめること、店や人を育てることで街は魅力的になり、観光客との交流がその質を一層豊かにする。地方都市の創造的観光まちづくりの進め方を軽快に語る。

目次

Chapter1─地方都市が観光振興のためにすべきこと
1 観光振興策の根本的間違い
2 まず、日帰り観光客を確実に増やせ
3 観光客の五感を満足させる街を創れ
Chapter2─観光の大きなトレンドを知る
1 京都観光の主流は男性から女性、若者から中高年へ
2 観光の中心は名所旧跡巡りから、お洒落な街へ
3 観光旅行は団体からグループへ、個人へ
4 変化のキーワードは多様化、深化、日常化
5 変化を受け止めるのは街の多様性と文化力
Chapter3─何が観光客を惹きつけるのか
1 観光客が本当に買いたいものは
2 その街のステキな市民が育てた逸品こそ魅力
3 商品・サービスの魅力を生む市民の芸術力
4 文化遺産を産業の付加価値に活かすアーティスト
5 観光都市から創造都市への転換
6 遺産の守り手(住民)と第三の市民(観光客)
7 進む市民と観光客の融合
Chapter4─市民も観光客も楽しむ街──京都・長浜・彦根
1 女性化した観光客は京都をどう変えたのか?
2 女性の好みにあわせて深化する京土産
3 市民も観光客も日常的に楽しめる飲食店
4 地方にも芽生え始めた個性が光る店
5 サービス化、飲食店化が中心市街地を変貌させた彦根市
6 小洒落た商品を小綺麗な店で売る長浜の黒壁
7 地方の歴史都市、町並み保存の先にあるべきもの
Chapter5─地域の雇用を生み出す観光政策へ
1 観光消費が伸びない町に欠けているもの
2 観光消費を伸ばすには飲食・買物が決め手
3 官が観光施設をつくっても消費は伸びない
4 これから観光政策は何をすれば良いのか
5 小さな公共事業で街の魅力を高め新規事業者を育てよ
Chapter6─感動できる町並みを創る景観まちづくりへ
1 景観保全と観光の今日的関係
2 文化財保存から美しい街の創造へ
3 祭りの感動が味わえる町並みを創る
4 美しい街に配慮した事業者が栄える仕組みをつくる
Chapter7─歩いて楽しい街を創る交通政策へ
1 溢れかえる車が街の魅力を台無しにする
2 歩くことの楽しさが復活してきた京都観光
3 観光消費を伸ばすための交通政策を
Chapter8─多様な力で動かす創造都市への道
1 観光まちづくりは個人の小さなビジネスの応援のため
2 観光の創造力を生むアーティストたち
3 グローバル化の2つの活かし方
4 観光地を育てる都市計画と文化・商業政策
5 創造都市に向けた観光まちづくりの進め方

著者プロフィール

宗田 好史  (ムネタ ヨシフミ)  (

1956年浜松市生まれ。法政大学工学部建築学科、同大学院を経て、イタリア・ピサ大学・ローマ大学大学院にて都市・地域計画学を専攻、歴史都市再生政策の研究で工学博士(京都大学)。国際連合地域開発センターを経て、1993年より京都府立大学准教授。国際記念物遺産会議理事、東京文化財研究所客員研究員などを歴任。
著書:
『イタリアの地方自治制度─ローマ市の事例を中心に』東京都議会事務局調査部、1998年
『まちづくりの科学』(共著)、鹿島出版会、1999年
『ビジター産業に進路をとれ─日本・都市再生への提言』(共著)、日刊工業新聞社、2000年
『にぎわいを呼ぶイタリアのまちづくり─歴史的景観の再生と商業政策』学芸出版社、2000年
『都市に自然をとりもどす─市民参加ですすめる環境再生のまちづくり』(共著)、学芸出版社、2000年
『京都観光学のススメ』(共著)、人文書院、2005年
『中心市街地の創造力─暮らしの変化をとらえた再生への道』学芸出版社、2007年
『町家再生の論理─創造的まちづくりへの方途』学芸出版社、2009年、など

上記内容は本書刊行時のものです。