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かんもくの声
発行:学苑社
四六判
292ページ
定価
1,600円+税
- 初版年月日
- 2020年2月
- 書店発売日
- 2020年2月10日
- 登録日
- 2019年12月28日
- 最終更新日
- 2020年2月6日
紹介
孤独な私は、誰かに「あなたは孤独ではない」と語りかけたかった。話せないことで傷ついた自分を、責めないで、否定しないで、嫌わないで、と。それは、私自身の願望でもあったし、苦しい中、多くの言葉や出会いに救われてきた気持ちのあらわれでもあった。(あとがきより)
場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)……家では普通に話せるが、園や学校、職場など特定の場面において話せなくなくなってしまう不安症状
目次
第1章 場面緘黙と出会う
1 大半は正体を知らないで過ごしてきた
2 秘密と演技
3 場面緘黙は見えにくい
4 「話すこと」は 「離すこと」
5 場面緘黙という身体
6 場面緘黙という愛憎
7 場面緘黙グレーゾーン
8 場面緘黙は日常である
第2章 場面緘黙の日々
1 周りとの違和感
2 学校生活の困難
3 小さな誤解と孤独
4 家での自分
5 話せた記憶
6 輪=話=和に入れない
7 密室に閉じ込められる
8 恋愛妄想に生きる
第3章 場面緘黙の爆発
1 進路、大学への希望
2 ひとり暮らし
3 通過儀礼としての爆発
4 地獄の地を這う
5 よりどころを求めて
6 青春を取り戻す
7 恋愛と性と共依存
8 27歳 終わりと始まり
第4章 場面緘黙のあとに
1 友達との距離感
2 支配する・される
3 会話と対話
4 場面緘黙とコミュニケーション
5 後遺症と二次症状
6 自己否定と依存
7 好きなことと現実逃避
8 未知への恐怖と脱皮
第5章 場面緘黙と生きる
1 場面緘黙が治るとは?
2 かんもくの声
3 場面緘黙の当事者活動
4 場面緘黙とウェブ・SNS
5 場面緘黙とメディウム
6 社会での居場所
7 場面緘黙の存在意義
8 場面緘黙と生きる
上記内容は本書刊行時のものです。