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出版者情報
市場を変えろ 既存産業で奇跡を起こす経営戦略
- 初版年月日
- 2019年9月17日
- 書店発売日
- 2019年9月19日
- 登録日
- 2019年7月26日
- 最終更新日
- 2019年9月11日
紹介
看板屋にイノベーションを起こした若き経営者が放つ
レガシーを花形産業に変えるたった一つの方法。
著者は、群馬県に創業された看板屋・クレストの二代目社長で、現在32歳。家業に呼び戻されから行ったのは、元々の家業を活かした事業転換だった。これにより同社は 4 年で売上を 2 倍に成長させ、現在は看板屋ではなく、アパレル企業のウィンドウディスプレイのデザイン施工の No.1 企業、そして、リテールテック事業による広告の画像解析事業を展開している。
この経験を生かし、著者は中小企業の再生屋・エンジェル投資家としても活動。そのノウハウを「レガシーマーケット・イノベーション」と名付け、成熟企業にITやテクノロジーを組み合わせ、新たな価値を創造することに尽力している。
レガシー企業がイノベーションを起こし、市場を刷新するためにはどうすればいいのか。
危機感が欠如している、あるいは「自分たちにはできない」と諦めているすべてのビジネスパーソンに読んでもらいたい、実践的手法をまとめた一冊。
波頭亮氏 推薦
イノベーションを求めるすべての人に読んでもらいたい。
両利きの経営に必要なエッセンスがすべて詰まっている。
目次
はじめに 夢の続きを描こう
序章 レガシー企業だからできるイノベーションがある
投資ファンドから看板屋へ突然の辞令
Noという選択肢はない 二代目の運命
立ち込める暗雲 好き嫌いを排除して本気で努力する
ターニングポイントとなったカメラとの出合い
先人たちが作ってくれた業界のなかにある価値に気づく
……など
第1章 なぜ、レガシー企業にイノベーションが必要なのか
ディスラプターはチャンスにも脅威にもなりうる
自ら市場を変える勇気さえあれば、レガシー企業も市場を変えられる
印刷業界のレガシー企業が次世代の「はんこ」を作るかもしれない
ディスラプトと自然淘汰は別のもの
大手とベンチャーそれぞれの障壁
……など
第2章 自社と市場の「現在地」を把握する
アプリ化・クラウド化できるものは市場の余命が短い
ベンチャーのトレンドはニッチな市場を狙う「バーティカル」
「Legacy Meets Innovator」という新しい構図
身近にある課題に目を向けて、イシュードリブンのプロセスを磨く
即実践できるランダムインプット手法
……など
第3章 「Lの世界」の成長戦略
既存ビジネスの生産性を向上させる
「Lの世界」の成長戦略① オーガニックフィットフェーズ
「Lの世界」の成長戦略② 共感フェーズ
「Lの世界」の成長戦略③ 構造化フェーズ
「Lの世界」の成長戦略④ デジタル化フェーズ
「Lの世界」の成長戦略⑤ クイックウィンフェーズ
「Lの世界」の成長戦略⑥ データドリブンフェーズ
「Lの世界」の成長戦略⑦ 経営理念の浸透フェーズ
……など
第4章 「Iの世界」の成長戦略
イノベーションを起こし、さらなる収益化を図る
「Iの世界」の構想アイデア① カメラ・画像認識技術
「Iの世界」の構想アイデア② IoTとセンサー
「Iの世界」の構想アイデア③ ビッグデータ
「Iの世界」の構想アイデア④ VR,AR,そして5G
「Iの世界」の構想アイデア⑤ ブロックチェーン
「Iの世界」の構想アイデア⑥ フリーペーパー型
「Iの世界」の構想アイデア⑦ 福袋型
「Iの世界」の構想アイデア⑧ ファストファッション型
「Iの世界」の構想アイデア⑨ プラットフォーム型
「Iの世界」の構想アイデア⑩ ネットフリックス型
「Iの世界」の構想アイデア⑪ カーシェア型
「Iの世界」の構想アイデア⑫ 相乗り型
「Iの世界」の構想アイデア⑭ 1000円カット型
「Iの世界」の構想アイデア⑮ サブスクリプション型
「Iの世界」の構想アイデア⑯ 三つ以上の組み合わせ型
……など
第5章 イノベーションの実現に欠かせないこと
リーダーの条件は論理的思考力とモチベーション
常識の枠にとらわれないムーンショットでワクワクする
まずは自分が積極的にLMIを楽しまないといけない
レガシーコストを清算してLMIの資金を調達する
すべてのメンバーの夢と市場の志をつなぐリーダーになる
……など
おわりに
上記内容は本書刊行時のものです。