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戦争の歌がきこえる 佐藤 由美子(著/文) - 柏書房
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戦争の歌がきこえる

発行:柏書房
四六判
264ページ
定価 1,700円+税
ISBN
9784760152490
Cコード
C0095
一般 単行本 日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2020年5月22日
最終更新日
2020年7月13日
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書評掲載情報

2020-09-19 東京新聞/中日新聞  朝刊
評者: 栗原裕一郎(評論家)
2020-09-12 日本経済新聞  朝刊

紹介

「僕は日本兵を殺した」

私がアメリカのホスピスで見届けたのは、
第二次世界大戦を生き抜いた人たちの最期だった。

思い出の音楽とともによみがえってきたのは、
語られずにいた数々の証言。

「マンハッタン計画にかかわっていたんだ」
男は涙ながらに告白し、
「彼らが来る!ナチスが来る!!」
女は恐怖に囚われつづけた――。

これは、ひとりの音楽療法士が記録した、
日本人の知らない「もうひとつの戦争の記憶」であり、
「戦争」の比喩が不気味に飛び交う現代日本において、
トランスナショナルに平和の意味を考えるための一冊である。

目次

プロローグ 日本人の私が、戦争を経験したアメリカ人とかかわること

音楽療法について

第一部 太平洋戦争(Pacific War)
第一章 良い戦争という幻想――「僕は日本兵を殺した」
第二章 記憶の中で生きる――「忘れないでくれ」
第三章 原爆開発にかかわった人――「誇りには思っていない」

第二部 欧州戦線(European Theater)
第四章 アメリカの理想と現実――「僕たちは、なんのために戦っているのか」
第五章 女たちの戦争――「経験して初めてわかること」
第六章 ホロコーストの記憶――「ナチスが来る!」

第三部 忘却と記憶(Forgetting, Remembering)
第七章 祖父が語らなかったこと
第八章 忘れられた中国人たち

エピローグ その記憶は、私たちが自己満足と戦うことを可能にする

補遺
あの戦争をどう名づけるか/謝罪と責任――日米における観念の違い/アイデンティティと国籍――なんのために戦ったのか/英語に訳せない「歴史認識」という言葉

あとがき

著者プロフィール

佐藤 由美子  (サトウ ユミコ)  (著/文

佐藤由美子(さとう・ゆみこ)
ホスピス緩和ケアの音楽療法を専門とする米国認定音楽療法士。バージニア州立ラッドフォード大学大学院音楽科を卒業後、オハイオ州のホスピスで10年間音楽療法を実践。2013 年に帰国し、国内の緩和ケア病棟や在宅医療の現場で音楽療法を実践。その様子は、テレビ朝日「テレメンタリー」や朝日新聞「ひと欄」で報道される。2017年にふたたび渡米し、現地で執筆活動などを行なう。著書に『ラスト・ソング――人生の最期に聴く音楽』、『死に逝く人は何を想うのか――遺される家族にできること』(ともにポプラ社)がある。
Twitter: @YumikoSatoMTBC
HP: https://yumikosato.com

上記内容は本書刊行時のものです。