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人権ってなんだろう? アジア・太平洋人権情報センター(編) - 解放出版社
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人権ってなんだろう?

発行:解放出版社
A5判
縦210mm 横148mm 厚さ10mm
重さ 216g
104ページ
並製
価格 1,000円+税
ISBN
978-4-7592-6420-3
Cコード
C0036
一般 単行本 社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2018年12月20日
発売予定日
登録日
2018年11月21日
最終更新日
2018年12月12日
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紹介

人権の出発点は「私が私でいられること」。青ちゃんと空くんと猫のリボンがふだん着のコトバとトピックで語るリアル人権ビジュアル読本。理念ではなく、「そうか!」と思わずひざを打つ人権のキホン納得の好著。人権のカタログである世界人権宣言のやさしい読みとき方も必読。

目次

はじめに

人権をめぐる5つのTopic 金子匡良

Topic 1 人権ってなんだろう?
●人権と思いやりは何が違う?
●人権の役割
●人権はわがまま?
●人権は誰のもの?
●人権にはどんな種類があるの?
●国境を越える人権

Topic 2 「らしさ」で縛らないで!
●人権の出発点は「私が私であること」
●「らしさ」のトリック
●「人間らしい生き方」ってなに?
●お互いさまの人権
●二重三重の「らしさ」の縛り――複合差別
●複雑化する抑圧

Topic 3 人権の3本柱――自由・平等・社会保障
●人権のはじまり
●自由ってなに?
●平等ってなに?
●もうひとつの平等
●人権としての社会保障
●生活保護のマイナスイメージ
●人権は「文化遺産」

Topic 4 人権を守る仕組み
●人権は成長する
●裁判所の役割
●国内人権機関という新たな仕組み
●民主主義の長所と短所

Topic 5 どうして差別が生まれるの?
●社会の仕組みが生みだす差別
●歴史が生みだす差別
●差別を正当化する理屈
●自分のなかの差別意識とたたかう


世界人権宣言を通して知る人権 白石 理

人として生きるための最後の「よりどころ」――人権
●人が人として大切にされるための人権
●国際連合(国連)と世界人権宣言
●世界人権宣言を土台として、その上につくられた人権条約
●世界人権宣言の中身
●現実を変える理想の力

世界人権宣言を読んでみよう

人権をさらに知るための書籍・ウェブガイド
資料 国連が中心となってつくった9つの主な人権条約

おわりに

【コラム】
①人権の歴史
②条約義務履行監視制度
③人権条約と日本
④国内人権機関
⑤ヘイトスピーチ
⑥部落差別とインターネット

前書きなど

「人権についてわかりやすく説明された冊子がほしい」。これは、私たち、(一財)アジア・太平洋人権情報センター(ヒューライツ大阪)に繰り返し寄せられてきた期待と要望でした。そうした要望をいただく背景には、とくに21世紀に入って以降の20年ほどの間に、日本そして世界ににおける人権をめぐる状況がきびしさを増しているという理解があるからではないでしょうか。
 世紀の変わり目に「21世紀は人権の時代」と希望を抱いたことが幻であるかのような現実が存在します。深刻な人権侵害にさらされている人たちが依然として世界中に数多く存在することにくわえ、人権そのものに対して否定的、敵対的な姿勢を隠さない人が数を増しているように思えます。人権が真に「普遍性」を獲得するための知恵と努力がいまほど求められている時代はないかもしれません。世界人権宣言が70周年を迎える2018年の今年、人権の大切さと存在意義をあらためて考えることには大きな意味があると信じます。
 人権が大切と学んできたが、わかっているようでわからない、わかっていないかどうかもわからない。そもそも人権は自分に関係があるのだろうか。そんな方たちに気軽に手にとっていただき、「そうか」と納得していただけることをめざしてこの本はつくられました。(「はじめに」から)


 人権は、「棚からぼた餅(もち)」のごとく、私たちの社会に突然ありがたく落ちてきたものではありません。人権のためにたたってきた人びとが世界中にいたからこそ、こんにち誰もが自分の人権を国家や社会に対し主張することができるのです。そして、すべての人が人としての権利を持つと世界が認めてから――つまり世界人権宣言が生まれてから、まだ70年です。人類の長い歴史から見ると、この歴史はとても若いです。とはいえ、世界を見わたすと、昨今の人権をめぐる状況はけっして楽観を許さないことは、この本の「はじめに」でもふれたとおりです。この素晴らしい人権という「宝」を育てるも手放すも、私たち一人ひとりにかかっていることをいま、痛感しています。
 本書が、人権を実現するためのアクションを起こすささやかな一助になりますように。
(「おわりに」から)

版元から一言

わかっているようでわからない人権の説明をippoさんのイラストレーションをナビにして、とりわけ若い読者むけに書き(描き)おろした人権理解の本。

人権学習の授業やセミナー・集会でも、じゅうぶんに使える人権マニュアル本になっているとおもいます。

著者プロフィール

アジア・太平洋人権情報センター  (アジアタイヘイヨウジンケンジョウホウセンター)  (

1994年の設立以来、誰もが人として大切にされる社会をつくること、人権が尊重される公平で公正な社会をつくることをめざして活動してきた。そのために国際人権基準を伝え、人権の実現にむけた国内、アジア・太平洋地域、そして世界の動きを広くとどけている。NGOとして国連との協議資格を取得している。

金子 匡良  (カネコ マサヨシ)  (

憲法、人権法、人権政策を専攻する大学教員。現在、法政大学法学部教授。主な著書(すべて共著)として、『人権政策学のすすめ』(学陽書房 2003年)、『人権ってなに?Q&A』(解放出版社 2006年)、『君たちに伝えたい神奈川の裁判』(御茶の水書房 2015年)、『市民自治講座 前編』(公人社 2015年)などがある。

白石 理  (シライシ オサム)  (

学生の時にアジアの人権運動にかかわり、人権の大切さに目覚める。その後25年間国連職員として難民支援や人権にかかわる仕事にたずさわる。国連を退職した後、2006年からアジア・太平洋人権情報センター(ヒューライツ大阪)所長として、スイス・ジュネーブから大阪に9年間単身赴任。現在、ヒューライツ大阪会長。専門は国際人権法。

ippo.  (イッポ)  (

「じぶん」を生きるための表現を講演やイラストレーションで届けているイラストレーター、絵本作家。また、子どもたちに「じぶん、まる!」というメッセージをこめて全国各地をまわって伝えつづけている。絵本に『じぶんをいきるためのるーる。』(解放出版社 2015年)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。