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ロマ民族の起源と言語 金子 マーティン(著) - 解放出版社
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ロマ民族の起源と言語 インド起源否定論批判

発行:解放出版社
四六判
縦188mm 横128mm 厚さ13mm
重さ 221g
184ページ
並製
定価 1,600円+税
ISBN
978-4-7592-6343-5
Cコード
C0036
一般 単行本 社会
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2021年3月20日
発売予定日
登録日
2021年1月20日
最終更新日
2021年3月1日
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紹介

世界各地で差別と排斥の対象でありつづけるロマ民族(俗称「ジプシー」)の人びとの故郷を、ヨーハン・リュディガーはインドであることを比較言語学の知見から1777年に突き止めた。それに対抗するかのように1980年代に入ってからロマを自称する人びとのインド起源を疑問視し、当事者が嫌悪する「ジプシー」などの他称を使う研究者がヨーロッパで出現した。それが当事者不在である日本においても流布される現状から、リュディガーが実証したロマ民族の「インド起源説」の正当性の解説と、非インド起源説論の差別性えおするどく批判する。

目次

凡例
特殊文字発音表
序文

第一章 ロマ民族の起源についての研究史
はじめに
1 比較言語学者リュディガー
2 「ジプシー」の祖国を探し求めた論者たち
3 さまざまな誤謬
4 グレルマン著『ジプシー』の批判的検討
5 啓蒙主義者リュディガー
6 「ジプシーの言語とそのインド起源について」からの抜粋
7 『ウィーン告知』
8 倫理観も欠如したグレルマン
9 「ジプシー」の祖先は賤民だったのか

第二章 「ジプシー」/ロマ民族の起源をめぐる論争
1 中世史料に明記された「ジプシー」の自称
2 代表的なインド起源否定論者
3 日本へも上陸したインド起源否定論
4 インド起源否定論者vsロマ民族同調者
5 あらゆる移動生活者集団の構成員は「ジプシー」なのか?
6 ロマ民族の定義と「人種」概念
7 ロマ民族の祖先はなぜインドから西方へ移動したのか

終章 ロマ民族構成員はだれか
1 日本社会の「ジプシー・イメージ」
2 ロマ・アイデンティティ


あとがき
欧州評議会 ヨーロッパ諸国の推定ロマ人口平均値
人名索引(アルファベット順)

著者プロフィール

金子 マーティン  (カネコ マーティン)  (

1949年、イングランド、ブリストル市生まれ。1956年初来日、1969年ウィーンへ移住。1978年ウィーン大学博士課程修了、1991年までウィーン大学日本研究所助手・講師。1983年オーストリア国籍取得。1991年~2018年まで日本女子大学現代社会学科教員。日本女子大学名誉教授、反差別国際運動事務局次長。
 主な訳書と和文書籍:『ナチス強制収容所とロマ』(明石書店、1991年)、『「ジプシー収容所」の記憶』(岩波書店、1998年)、『ジャーナリズムと歴史認識』(凱風社、1999年、共著)、『神戸・ユダヤ人難民 1940-1941』(みずのわ出版、2003年)、『スィンティ女性三代記(上・下)』(凱風社、2009年)、『ナチス体制下におけるスィンティとロマの大量虐殺』(解放出版社、2010年)、『あるロマ家族の遍歴』(現代書館、2012年)、『ロマ 生きている炎』(彩流社、2014年)、『エデとウンク』(影書房、2016年)、『ロマ 「ジプシー」と呼ばないで』(影書房、2016年)。

上記内容は本書刊行時のものです。