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部落解放論の最前線 朝治 武(編著) - 解放出版社
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部落解放論の最前線 多角的な視点からの展開

発行:解放出版社
A5判
437ページ
並製
定価 2,800円+税
ISBN
978-4-7592-1034-7
Cコード
C0036
一般 単行本 社会
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2018年12月20日
発売予定日
登録日
2018年10月29日
最終更新日
2018年11月1日
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紹介

急激なグローバル化が進行するなかで新自由主義とナショナリズムが日本を席巻し、政治や経済、社会のみならず部落問題をめぐる状況も重大な岐路に直面している。全国水平社創立以来の部落解放運動は多くの成果を蓄積してきたが、部落解放に向けては今日的段階をふまえて、なお整理すべき諸課題が山積しいる。とりわけ歴史的視点はもとより広い視野に立って、被差別部落と部落差別の変容、部落差別の存続要因、主要な部落解放理論、部落解放運動のあり方、部落解放への道筋と展望、などを検討するため、2015年に部落解放論研究会を設立し研究活動を進めてきた。その成果をまとめた論集。2016年に制定・施行された部落差別解消推進法を受けて、今後の課題にも提言。

目次

発刊にあたって

第一部 歴史から探る部落問題
日本史研究から見た身分・差別および部落差別のとらえ方/寺木伸明
〈身分・差別・観念〉の構造―「〈身分〉にかかわる意識調査」をもとに考える―/畑中敏之
部落史研究の「学問」としての進歩と退行について/上杉 聰
近代の地域社会と部落差別の関係から考える解放論/井岡康時
現代の部落問題と人種主義/黒川みどり
差別戒名・法名の現状と部落問題/木津 譲

第二部 部落と部落差別の現在
大阪府における同和地区実態把握と社会的排除地域析出の試み― 二〇一〇(平成二二)年国勢調査から―/内田龍史
「特別措置法」終了後の差別事件の動向―『全国のあいつぐ差別事件』から考える―/本多和明
三度「カムアウト(部落を名乗る)」について/住田一郎
インターネット社会と部落差別の現実―「寝た子」はネットで起こされる!―/川口泰司
近年の新聞と部落問題/戸田 栄

第三部 部落解放の多様な課題
隣保事業の歴史と隣保館が求められる今日的役割/中尾由喜雄
戸籍と人権―戸籍法改正と事前登録型本人通知制度―/二宮周平
部落差別と真宗―私の履歴書―/阪本 仁
部落民アイデンティティの意義と射程/朝治 武
部落差別の撤廃と国際人権システム/李嘉永

第四部 部落解放と人権の展望
現代資本主義をどうとらえるか/小野利明
「部落差別解消推進法」―内容、制定の経過、評価、議論、課題について―/友永健三
部落差別解消推進法の制定と相談体制の整備について/内田博文
日本国憲法と人権思想―日本国憲法第十四条と部落差別解消推進法―/丹羽雅雄
部落解放論の新たな創造への問題提起―部落解放同盟綱領の変遷と現綱領からの考察―/谷元昭信
差別と人権 展望二〇一七 ―部落解放同盟第七四回全国大会・部落解放同盟大阪府連合会第六四回大会が訴えた方向とは―/赤井隆史
奈良県連がめざす「両側から超える」部落解放運動とは何か/伊藤 満
現在の部落差別をどうとらえ、部落解放をどう考えるか/友永健三

部落解放論研究会第一期(二〇一五年七月~二〇一八年三月)報告記録一覧

執筆者略歴

上記内容は本書刊行時のものです。