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分散形態論の新展開 大関 洋平(編集) - 開拓社
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分散形態論の新展開 (ブンサンケイタイロンノシンテンカイ)

語学・辞事典
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発行:開拓社
A5判
縦210mm 横148mm 厚さ12mm
重さ 426g
280ページ
定価 3,800円+税
ISBN
978-4-7589-2394-1   COPY
ISBN 13
9784758923941   COPY
ISBN 10h
4-7589-2394-9   COPY
ISBN 10
4758923949   COPY
出版者記号
7589   COPY
Cコード
C3080  
3:専門 0:単行本 80:語学総記
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2023年11月1日
最終更新日
2023年12月8日
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紹介

本論文集は、1993年の誕生以来、生成文法における代表的な形態理論であり続けた分散形態論(Distributed Morphology,DM)の30周年を記念する論文集です。具体的には、日本の第一線で活躍する統語論・形態論の研究者による論文9本に加えて、編者による分散形態論の概要、そして分散形態論の提案者の一人であるニューヨーク大学のAlec Marantz氏による序章が収録されています。

目次

第I部 理論的基盤
Chapter 1 Distributed Morphology and Japanese
  Alec Marantz
第2章 分散形態論の概要
  大関洋平

第II部 形態統語論
第3章 複雑述語の縮約現象―形態構造と隣接性条件―
  岸本秀樹
第4章 日本語の動詞連鎖におけるテ形前項に関する一考察
  青柳 宏
第5章 形態分離に基づく受動RAREの分析
  高橋英也・中嶌 崇
第6章 東北地方における自発表現に関する比較研究
  新沼史和

第III部 形態音韻論
第7章 動詞由来複合語の統語・音韻・意味
  西山國雄
第8章 数詞の形態
  渡辺 明
第9章 語と句の相違からみる省略・削除の再考
  木村博子・成田広樹
第10章 分散形態論におけるゼロ形態とその削減
  田川拓海
第11章 日本語否定接頭辞の諸相―分散形態論の説明力―
  漆原朗子

著者プロフィール

大関 洋平  (オオセキ ヨウヘイ)  (編集

東京大学大学院総合文化研究科講師。専門分野は、統語論・形態論、計算言語学。
主要業績:“Modeling Hierarchical Syntactic Structures in Morphological Processing”(共著、CMCL, 2019)、“Inverting and Modeling Morphological Inflection”(共著、SIGMORPHON, 2019)、“Modeling Human Morphological Competence”(共著、Frontiers in Psychology 11, 2020)、“Modeling Morphological Processing in Human Magnetoencephalography”(共著、SCiL, 2020)など。

漆原 朗子  (ウルシバラ サエコ)  (編集

北九州市立大学基盤教育センター教授。専門分野は、言語学(生成文法)、形態統語論。主要業績:Syntactic Categories and Extended Projections in Japanese(Doctoral dissertation, Brandeis University, 1994)、「相の統語的認可と形態的実現:東京方言、北部九州方言および英語の比較による考察」(大石強・豊島庸二・西原哲雄(編)『現代形態論の潮流』、くろしお出版、2005)、『形態論』(編著、朝倉書店、2016)、「分散形態論による日本語オノマトペの分析」(岸本秀樹(編)『レキシコン研究の現代的課題』、くろしお出版、2021)など。

上記内容は本書刊行時のものです。