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絵画と表象Ⅱ 大野芳材(監修・解説・著) - ありな書房
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フランス近世美術叢書

絵画と表象Ⅱ 第Ⅱ巻 フォンテーヌブロー・バンケからジョゼフ・ヴェルネへ 完結
原書: Ars Praemoderna in Francia V PICTURA ET REPRAESENTATIO II : Ex Fontainebleau Banquet ad Joseph Verne

発行:ありな書房
A5判
縦216mm 横152mm 厚さ20mm
重さ 540g
296ページ
上製
価格 5,000円+税
ISBN
978-4-7566-1645-6
Cコード
C0070
一般 単行本 芸術総記
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2016年4月
書店発売日
登録日
2016年4月12日
最終更新日
2016年10月18日
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紹介

フォンテーヌブロー宮の官能と美術と文学の饗宴に、ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの描く《いかさま師》に、シャルル・ル・ブランの描く国王ルイ一四世の表象に、ジャン = アントワーヌ・ヴァトーの描く《シテール島の巡礼》に、アデライード・ラビーユ= ギアールの描く《自画像》に、クロード= ジョゼフ・ヴェルネの描く〈嵐〉の崇高美に、これらの創造の軌跡とさまざまな美的表象を探り、フランス近世美術の華麗なる真髄を明らかにする!

目次

プロローグ フランス近世美術の輝き  大野芳材
第1章 フランソワ一世の〈「浴室の間」ギャラリー〉  田中久美子
第2章 ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの《いかさま師》  平泉千枝
第3章 若き国王ルイ一四世の表象  望月典子
第4章 ヴァトー《シテール島の巡礼》  伊藤已令
第5章 アデライード・ラビーユ = ギアール《二人の生徒といる自画像》  矢野陽子
第6章 クロード = ジョゼフ・ヴェルネの嵐 吉田朋子
エピローグ フィリップ・ド・シャンパーニュ小考  大野芳材

人名索引

前書きなど

フランス近世、美術史では一般にルネサンス、バロック、ロココと呼ばれる一六世紀から一八世紀の美術については、プッサンやヴァトーといった少数の幸運な画家たちを別にすれば、日本ではいまだ深い霧の彼方にあるといってもよい。この叢書は、作品を手がかりにしながらさまざまな視座から近世美術の諸相を解き明かして、その魅力を広く紹介することを目的に刊行された。この時代の美術の研究は、ここ二、三〇年に大きく前進した。フランスの研究者が主導するかたちで美術作品が掘り起こされ、情報が飛躍的に増加するとともに、文書資料の調査が進んだのである。それらの参照や閲覧が、インターネットを利用することでかつては考えられなかったほど容易になったことが研究を推進した、というより、両者が相互補完的に近世美術の発掘を支えてきたといえよう。叢書の各論考は、私たち日本の研究者がそれらを学んで展開した研究の、いわば軌跡である。論考とはいっても美術のみならずひろく文化や歴史に興味のある読者を想定して、それぞれの執筆者は理解がいきとどくように心を配っているはずだから、それらをもとにして近世美術への関心を深めていただけたら幸いである。さらに目を転じれば、今日の美術の鑑賞や受容の機構の原型は、フランスの近世にかたちづくられている。美術展覧会や美術館、さらに美術教育や美術書や美術批評など、それらの起源はルイ一四世の文化政策にまでさかのぼることができるのである。この時代の美術を考えることは文化史や社会史などの領域にまで及び、前記した多角的視点をおのずと呼び寄せるということにもなろう。フランス近世美術叢書第Ⅴ巻『絵画と表象Ⅱ』では、これまでとりあげる機会のなかった画家を中心に、六編の論考を収める。制作の背景や内容の解明を通して、近世美術の新しい側面を理解し、魅力にふれていただけよう。

著者プロフィール

大野芳材  (オオノヨシキ)  (監修・解説・著

フラン近世美術研究の第一人者

田中久美子  (タナカクミコ)  (共著

フランス近世美術、とくにフォンテーヌブロー派の研究の第一人者

平泉千枝  (ヒライズミチエ)  (共著

フランス近世美術、とくにジョルジュ・ド・ラ・トゥール研究の第一人者

望月典子  (モチズキノリコ)  (共著

フランス近世美術、とくにプッサン研究の第一人者

伊藤已令  (イトウミレイ)  (共著

フランス近世美術、とくにヴァトー研究の第一人者

矢野陽子  (ヤノヨウコ)  (共著

フランス近世美術、とくに一七~一八世紀フランス美術の第一人者

吉田朋子  (ヨシダトモコ)  (共著

フランス近世美術、とくに一八世紀、ジョゼフ・ヴェルネ研究の第一人者

石井朗  (イシイアキラ)  (企画構成

表象芸術論の専門家、美術書の企画構成の第一人者

上記内容は本書刊行時のものです。