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ゲーテの世界観 ルドルフ・シュタイナー(著) - イザラ書房
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ゲーテの世界観 (ゲーテノセカイカン)

哲学・宗教
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発行:イザラ書房
A5判
216ページ
並製
定価 2,500円+税
ISBN
978-4-7565-0157-8   COPY
ISBN 13
9784756501578   COPY
ISBN 10h
4-7565-0157-5   COPY
ISBN 10
4756501575   COPY
出版者記号
7565   COPY
Cコード
C0010  
0:一般 0:単行本 10:哲学
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2023年1月25日
書店発売日
登録日
2022年12月7日
最終更新日
2023年1月22日
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書評掲載情報

2023-10-30 モルフォギア  45号
評者: 久山雄甫
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紹介

シュタイナーによる認識論的著作の中心に位置するのは『自由の哲学』である。しかしこれは重要と思われる多くの哲学的テーマを包括的に扱っているために、話題が多岐にわたり、理解は容易ではない。それに対しこの『ゲーテの世界観』では、前半に認識論の最中心課題である「理念世界の捉えられ方」にフォーカスし、それが歴史や諸哲学者の中でどのように変遷し、誤りに陥っていったかが考察されている。ゲーテ自身は哲学的に自覚はしていなかったものの、理念世界を正しく捉え、それにしたがって自然考察を進めていた。それゆえ諸哲学をゲーテの世界観と対比することでその問題点がクローズアップされる。そして後半では理念世界の正しい捉え方から得られる自然科学的な成果について、その意味が解説されている。ここではシュタイナー自身の言葉を借りれば「ゲーテの思考の中には、現代の自然科学が育て実らせるべき芽がある」ことが示されている。

目次

新版へのまえがき
初版へのまえがき
序論

西洋の思想発展の中でのゲーテの位置づけ
 ゲーテとシラー
 プラトン的世界観
 プラトン的世界観のその後
 ゲーテとプラトン的世界洞察
 人格と世界観
 世界諸現象のメタモルフォーゼ

自然観及び生物の発達観
 メタモルフォーゼ論

色彩世界の考察
 色彩世界の諸現象

大地の発展史と大気現象についての考え
 大地の発展史についての考え
 大気の現象についての考察

ゲーテとヘーゲル

1918年新版へのあとがき
補足的な注
訳者あとがき

前書きなど

ゲーテは自然創造における本質と生成の秘密を聞き取っていたし、それは彼の芸術的創作の内に生きている。そしてこの秘密は、この詩人が自然について語った言葉を静かに聞き取ろうとする者にだけ明かされる。ゲーテの自然観察に無知な者は、彼の芸術の深みに入り込むことはできない。

ゲーテの思考の中には、現代の自然科学が育て実らせるべき芽がある。現代自然科学にとってゲーテの考え方はお手本になりうる。

版元から一言

より多くの人が読みやすく、誤読されにくいように工夫された書体「ユニバーサルデザイン(UD)フォント」を使用しました。UDフォントは、濁点を大きくしたり、「3」や「8」といった似た字は線の長さや角度を調節して違いを明確にしたりして、文字が読みにくいと感じる人への配慮がなされています。

著者プロフィール

ルドルフ・シュタイナー  (ルドルフ シュタイナー)  (

ルドルフ・シュタイナー(1861-1925)
哲学博士。オーストリア生まれ。ウイーン工科大学で、自然科学・数学・哲学を学ぶ。ゲーテ研究家・著述家・文芸雑誌編集者として世紀末のウィーン・ワイマール・ベルリンで活躍。帝政ロシア生まれのエレナ・ペトロヴナ・ブラヴァツキー創唱になる神智学協会のドイツ支部事務総長就任後、袂を分かち、人智学=アントロポゾフィーを樹立。スイス・バーゼル近郊ドルナッハに自身設計した劇場と大学を含む「ゲーテアヌム」を建設し、普遍アントロポゾフィー協会(一般人智学協会)本部とした。

森 章吾  (モリ ショウゴ)  (

【翻訳者】森 章吾
1953 年東京生まれ
1978 年東京大学農学部農業生物学科卒業
1978 年より千葉県立高校、生物科教諭(7 年間)
1989 年シュツットガルト、シュタイナー教育教員養成・
高学年教員クラス修了
1992 年ドルナッハ、自然科学研究コース修了
2006 年より京田辺シュタイナー学校で自然科学エポック講師
2011 年より藤野シュタイナー学園高等部で数学エポック講師
2013 年より北海道いずみの学校高等部で自然科学エポック講師
2019年より愛知シュタイナー学園高等部で自然科学エポック講師
訳書『フォルメン線描』、『シュタイナー学校の数学読本』
『シュタイナー学校の算数の時間』、『子供の叱り方』
『音楽による人間形成』、『秘されたる人体生理』
『ゲーテ的世界観の認識論要綱』『自由の哲学』
論文『人体骨格におけるレムニスカート構造』(独文)
『理念としての原植物』、『モルフォロギー…魚類の考察』
『ゲーテ形態学の方法が示す龍安寺石庭の意味』
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上記内容は本書刊行時のものです。