書店員向け情報 HELP
書店注文情報
子どもの虐待とネグレクト21巻3号
巻次:第21巻3号
特集 児童虐待防止における警察,検察,裁判所との関わり
- 初版年月日
- 2019年12月
- 書店発売日
- 2019年12月13日
- 登録日
- 2019年12月4日
- 最終更新日
- 2019年12月4日
紹介
「児童虐待防止における児童相談所と警察や検察,家庭裁判所の関与という連携がクローズアップされている。とりわけ最近,重篤な虐待死事件が頻繁に発生してマスコミに大きく取り上げられることが多くなり,児童相談所と警察との全件共有が大きく話題になっている」(「特集にあたって」より)最近注目されている児童相談所と警察や検察,家庭裁判所との連携について多角的な視点で論じた特集「児童虐待防止における警察,検察,裁判所との関わり」に加え,才村眞理先生による巻頭言,連載3本(各地の取り組みから学ぶ,子ども虐待の「今」,映画にみる子ども虐待),第24回学術集会(おかやま大会)の大会企画シンポジウム1本,投稿論文3本(資料1本,活動報告2本),書評2本を掲載。
目次
■巻頭言
子どもの出自を知る権利の行方は?(才村眞理)
■特集 児童虐待防止における警察,検察,裁判所との関わり
特集にあたって(岩城正光,藤林武史)
児童虐待への児童相談所と警察の法的連携の限界と展望(鈴木秀洋)
警察と児童相談所の連携について(田村正博)
子ども虐待防止を巡る司法の試練と挑戦(酒井邦彦)
協同面接の現状と課題(山田不二子)
英国におけるChildren's Social Care(CSC)と警察・司法の関わり(増沢 高,福井 充)
2017(平成29)年改正児童福祉法の意義――保護者に対する指導への司法関与(二宮周平)
その制度,本当に子どもや家庭への支援に役立ちますか?――子どもや家庭のためのソーシャルワークの視点から考える(土居 聡)
児童相談所と警察間における児童虐待事案の全件共有を考える――社会的養護経験者の視点から(中村みどり,川瀬信一)
全件情報共有が問いかけるもの(鷲山拓男)
■〈連載〉各地の取り組みから学ぶ
地域のひとり親家庭を支援する「野菊荘」の多様な取り組み(芹澤 出)
■〈連載〉子ども虐待の「今」
明石市「明石こどもセンター」の開設について(稲垣由子)
■〈連載〉映画にみる子ども虐待
逆境のなかに生きる子どもたちとレジリエンス(楢原真也)
■第24回学術集会(おかやま大会)大会企画シンポジウム
支援の相互浸透が生み出す新たな貧困・虐待支援の可能性――地域資源の紡ぎ直しによる子どもの権利保障と地域づくり(竹内俊一)
■資料
要保護児童対策地域協議会における「見守り支援票」導入の試み――虐待類型や重症度に応じた異変を適時に把握するために(杉本一正)
■活動報告
司法面接と心身のケアの連携を促進する研修プログラムの開発(田中晶子,安田裕子,上宮 愛)
地域子育て支援センターにおける‘ママカフェ’から母親が得た効果(古山美穂)
■ブックレビュー
リズ・トリンダー,他著/白井千晶監訳『養子縁組の再開と交流のハンドブック』(林 浩康)
保坂 亨著『学校を長期欠席する子どもたち』(岩城正光)
上記内容は本書刊行時のものです。