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永井荷風に学ぶ諦めの哲学
諦めの哲学(抄)および関連論考
発行:以文社
四六判
186ページ
上製
価格
2,400円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2019年8月1日
- 書店発売日
- 2019年8月7日
- 登録日
- 2019年7月3日
- 最終更新日
- 2019年8月28日
紹介
「諦観」としての諦め(荷風文学)と「放棄」としての諦め(素粒子物理学)の効用を析出。自分の力では対処できない情況や事態について、「哲学すること」の営為が切り開く新たな地平を示す。著者の荷風研究の集大成。
旧著『諦めの哲学』に、荷風「雪の日」への考察(「わかれのさびしさ」とその「回想」、そして「詩作」への根源的考察)を追加収録。
自選作品集の第4弾。
目次
はじめに
第一章 永井荷風『冷笑』における「諦め」
第一節 「八笑人」の閑談会の企画──「笑ふ」ということ
第二節 閑談会の企画の発端とメンバー推薦の模様
第三節 諦めを語る笑人たち
第二章 くりこみ理論と諦めの哲学
第一節 くりこみ理論における放棄の原理
第二節 くりこみ理論の完成期における日本の物理学研究の状況
第三節 くりこみ理論と諦めの思想
第四節 九鬼周造『「いき」の構造』を参考にして
第五節 くりこみ理論が現代の素粒子物理学において有する意義
第六節 朝永振一郎博士における「放棄の原理」というフィロソフィーの芽生え
第七節 統一場理論の歴史的伝統と素粒子物理学にとっての意義
──諦めを超越したアインシュタインの探究心を念頭に置いて
第三章 雪の日の回想
第一節 青春期の荷風の落語家修業
第二節 『雪の日』について
結 び 荷風『冷笑』における諦めの哲学―比較哲学的考察の地平を求めて
付 記
上記内容は本書刊行時のものです。