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聖なるものの刻印 ジャン=ピエール・デュピュイ(著) - 以文社
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聖なるものの刻印 (セイナルモノノコクイン) 科学的合理性はなぜ盲目か (カガクテキゴウリセイハナゼモウモクカ)

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発行:以文社
四六判
352ページ
上製
定価 3,200円+税
ISBN
978-4-7531-0318-8   COPY
ISBN 13
9784753103188   COPY
ISBN 10h
4-7531-0318-8   COPY
ISBN 10
4753103188   COPY
出版者記号
7531   COPY
Cコード
C0010  
0:一般 0:単行本 10:哲学
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2014年1月
書店発売日
登録日
2013年12月18日
最終更新日
2016年3月16日
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紹介

未来のない効率信仰よりも、カタストロフィへの目覚めを!

政治哲学から経済哲学、認知科学のみならず、現在、フランス放射線防護原子力安全研究所(IRSN)倫理委員会委員長という原子力を含めた自然科学など、実に広範な学問分野にわたる現代知性の泰斗による思考の集大成。現代文明のグローバルに拡張される核エネルギー、IT,バイオ・ナノ・テクノロジー、金融工学などが、発展途上国を巻き込んで資源開発・乱獲に拍車をかけ、地球上の汚染を深刻化して、文明が破滅の淵に突進しようとしている現実とそれに盲目な学問批判。

目次

序 章 聖なるもののかたち
第一章 アポカリプスを間近に考える――わたしの歩み
第二章 科学、みずからそれと知らない神学
第三章 宗教 それは自然なのか超自然なのか
第四章 バビロニアンの籤引き 投票――合理的手続きと儀礼のあいだで
第五章 正義とルサンチマン
第六章 核の脅威、われわれにとっての新たな聖なるもの
       ――ビン・ラディンからヒロシマへ
第七章 「わたしが死ぬとき、わたしたちの愛はまるでなかったことになる」
       ――ヒッチコック『めまい』の主題による変奏
なぜ本書を訳出するのか 訳者あとがきにかえて・・・西谷修

版元から一言

好評既刊書『経済の未来』に続く、デュピュイの最新作!

著者プロフィール

ジャン=ピエール・デュピュイ  (ジャン=ピエール・デュピュイ)  (

ジャン=ピエール・デュピュイ(Jean-Pierre Dupuy)
1941年生まれ。哲学者。スタンフォード大学教授。エコール・ポリテクニク名誉教授。イヴァン・イリイチ、ルネ・ジラールの薫陶を受け、政治哲学から経済哲学、認知科学に至る広汎な領域で活躍。とくに2000年代以降、「破局主義」の概念をめぐる諸著作によって注目を集める。また、フランス放射線防護原子力安全研究所(IRSN)倫理委員会委員長を務めてもいる。著作の日本語訳として、『秩序と無秩序』(法政大学出版、1987年)『ツナミの小形而上学』(岩波書店、2011年)。『チェルノブイリ ある科学哲学者の怒り』(明石書店、2012年)。『ありえないことが現実になるとき』(筑摩書房、2012年)『経済の未来』(以文社、2013年)などがある。

西谷 修  (ニシタニ オサム)  (

1950年愛知県生まれ。東京都立大学フランス文学科修士課程修了、現在、東京外国語大学総合国際学研究院教授。
著書に『不死のワンダーランド』(青土社、1990年)、『戦争論』(岩波書店、1992年)、『〈テロル〉との戦争』(以文社、2006年)、『理性の探求』(岩波書店、2009年)ほか多数。

森元 庸介  (モリモト ヨウスケ)  (

1976年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程単位取得退学。パリ西大学博士(人文学)。東京大学大学院教務補佐員。著書に La Légalité de l’art. La question du théâtre au miroir de la casuistique (Fayard, à paraître)。訳書にジョルジュ・ディディ=ユベルマン『ヴィーナスを開く』(白水社、2002年)、ピエール・ルジャンドル『西洋が西洋について見ないでいること』(以文社、2004年)、ジャン=ピエール・デュピュイ『経済の未来』(以文社、2013 年)ジョルジュ・ディディ=ユベルマン『ニンファ・モデルナ』(平凡社、2013年)などがある。

渡名喜 庸哲  (トナキ ヨウテツ)  (

1980年、福島県生まれ。東京大学大学院満期退学。パリ第7大学博士課程修了、博士(政治哲学)。現在東洋大学国際哲学研究センター研究助手。著書にArrachement et Evasion: Levinas et Arendt Face a l'histoire(共著、Vrin, 2013)、訳書にジャン=ピエール・ルゴフ『ポスト全体主義時代の民主主義』(青灯社、2011年)、ジャン=リュック・ナンシー『フクシマの後で』(以文社、2012年)ほか。

上記内容は本書刊行時のものです。