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VOL 04
巻次:04
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2010年4月
- 書店発売日
- 2010年4月26日
- 登録日
- 2010年4月28日
- 最終更新日
- 2016年3月16日
紹介
今号は「都市への権利/モビライゼーション」と題し、資本主義の根幹問題である開発と土地と居住、そしてそれをめぐるさまざまな闘争・実践に焦点をあてます。この、私たちの都市を私たちの手に取り戻すための「都市への権利」という概念は、古くはH・ルフェーブル、最近ではD・ハーヴェイが唱え、国内外であらためてアクチュアリティをもちはじめているテーマです。このテーマにさまざまな角度から焦点をあてた『VOL』最新号にぜひご注目下さい!
目次
■特別巻頭討議 新しいアナキズムのために――『新しいアナキズムの系譜学』『資本主義後の世界のために』をめぐって
高祖岩三郎・田崎英明・酒井隆史・松本麻里・白石嘉治・矢部史郎・平沢剛・櫻田和也・栗原康・仲田教人
■特集 「都市への権利/モビライゼーション」
田崎英明・インタビュー(聞き手・平田周)「新たな都市の時空へ」
デヴィッド・ハーヴェイ(平田周訳)「都市への権利」
宇城輝人「場所闘争のためのノート」
富田克也+相沢虎之助・インタビュー(聞き手・五所純子、前瀬宗祐)「『国道20号線』から『サウダーヂ』へ」
篠原雅武 「空間の構築について」
スティーブン・シュカイタス&ヴァレリア・グラチアノ(木下ちがや訳)「メトロポリタン・ファクトリー」
栗原康 「戦後日本における空間占拠の事例、そのエッセンス」
北川眞也 「移動=運動=存在としての移民」
吉澤弥生 「妄想のパブリックアート@御堂筋」
丸川真央 「グローバル・ネオリベラリズム以後の都市/東京を読み解くために」
原口剛 「過剰人口の氾濫」
吉澤弥生 「ソーシャルメディア―社会をひらくメディア/媒介する社会」
■「蜂起 Insurrection」(特集「都市への権利/モビライゼーション」2nd)
Trans-J Impetus 「「メトロポリスと蜂起」にまつわるノート」
Co.op/t 「メトロポリスの建築に関わる理論的諸問題」
a.n. 「かくして、メトロポリスに狼たちが」
Tiqqun ロスト・チルドレン訳「どうしたらいいか?」
無記名 「アテネの労働者から学生たちへ」
永田淳+谷口清彦「言葉と身ぶりと共謀」
■書評
柏崎正憲「国家批判におけるマルクスの貫徹?―ネグリ/ハート『ディオニュソスの労働 国家形態批判』」
和泉亮 「砂漠からの離脱について」
松本潤一郎 「崩壊を生き延び、その帰結に立ち会うことを促す1冊―フランコ・ベラルディ『プレカリアートの詩』」
■特別掲載
高祖岩三郎 「ジョン・ホロウェイ小論―「問いかけ」による組織化をめぐって」
徳永理彩 「大逆事件再考―過去は死なない」
ハキム・ベイ (聞き手・松本麻里・高祖岩三郎・萩谷海訳)「海賊的アナキズムの詩学」
版元から一言
【特集=都市への権利/モビライゼーション】
金融恐慌以降、「空間」をめぐる問いはかつてなく先鋭化し、世界のあらゆる場所が「都市化」をめぐる闘争の場となった。思想誌『VOL』待望の第4号。
上記内容は本書刊行時のものです。