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取引情報
観測者の杜
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2022年11月1日
- 書店発売日
- 2022年11月1日
- 登録日
- 2022年9月16日
- 最終更新日
- 2022年11月24日
紹介
行政や企業のコンサルタント、セミナー講師として講習生累計70 万人の実績を携え、企業経営の傍ら、サンマリノ共和国大使館の特別顧問として活躍している著者。
生活の拠点は地元鹿児島県鹿屋市に置き、自然と共に過ごしている。そして日々自然が発する声に耳を傾け、自然の微かな変化に目を凝らし続けることで自身の身体を通過した自然からの60のメッセージを珠玉の言葉につむぎ、詩的に語りました。
どんなに技術が進歩し社会が変化しようとも、人間は自然の中で生かされているということを再確認し、混沌の時代であるからこその自然回帰を思い起こさせる、現代人に必携の書を和文英文288ページ、オールカラーで、館野二朗氏の写真と共に世界中の人にお届けします。
前書きなど
「あとがき」より抜粋
人生で起きることは全て必然だというけれど、私はそう思わない。この世界は〈偶然〉と〈必然〉の掛け合わせで成り立っていて、たまたま起きた〈偶然〉にどう意味をもたせるか、だと思っている。大きな不運に見舞われて失意のどん底にいる人に、それも必然だなどとはとても言えない。すべてが運命で決まっているなんて、考えただけで面白くない!
人間は〈偶然〉を〈必然〉に変える自由をもっている。運命も自由意志でいくらでも変えられるはずだ。
人生では〈偶然〉と〈必然〉が必ず背中合わせで存在していて、あることが現象としてあらわれた時にどう意味づけをし、どう解釈をするのか。それが大事だと思う。だから私は予め定まった運命に身をゆだねるなどということはしたくない。私は死ぬまで動きたいし、働き続けたい。なぜなら単純に働けるというのはすごく幸せなことだからだ。
職業に貴賤はないけれど、生き方には貴賤はある。卑しい生き方は魂を腐らせる――。
母がいつも口癖のように言う言葉だ。だから誤解を恐れずに言うならば私は私を一番信用している。かなり自惚れも入っているのだけれどそう思わなければやっていけない。だからこの本にも私はすべて心の根っこから思っていることを書いたつもりだ。
上記内容は本書刊行時のものです。