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在庫あり
取引情報
取引取次:
ト・日 書店
直接取引:あり(自社)
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句集『香日向』
発行:飯塚書店
四六判
縦195mm
横135mm
厚さ18mm
重さ 320g
198ページ
上製
価格
2,600円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2020年10月5日
- 書店発売日
- 2020年10月5日
- 登録日
- 2020年9月30日
- 最終更新日
- 2020年10月10日
紹介
仕事の周辺を詠み、家族を詠み、吟行の所産も多い。まぎれもなくこの句集は俳人清水余人の履歴書である。―─序より 水田光雄
落葉松の芽吹きに妻の染まりけり
円墳を登りて下りて梅探る
春の野に頭出したる土偶かな
落葉松の芽吹きに妻の染まりけり
山藤や何の何某いまは爺
昭和はるか植田に雨のしぶきけり
蟇出できて顔を仰がるる
武器に触るることなく老いて終戦日
看板に赤きクリップ文の秋
週三日行くところあり吾亦紅
水澄むや閉山といふ行き止り
毒茸に囲まれてゐる茸好き
何かある炬燵の中の気配かな
ニュータウンものみな古りて去年今年
鰐口を鳴るまで叩き寒参
母を待つ父のごとくに春待てり
――収録句より
上記内容は本書刊行時のものです。