版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
京都 祈りと差別の千二百年 磯前 順一(著) - 亜紀書房
.
【利用可】 (連絡不要)

書店員向け情報 HELP

書店注文情報

注文電話番号:
注文FAX番号:
注文メール:
注文サイト:

在庫ステータス

在庫あり

取引情報

取引取次:
ト・日     書店
子どもの文化     書店(直)
直接取引:あり
返品の考え方: 返品は常時承ります。

出版社への相談

店頭での販促・拡材・イベントのご相談がありましたらお気軽にご連絡ください。

京都 祈りと差別の千二百年 (キョウト イノリトサベツノセンニヒャクネン)

このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:亜紀書房
四六判
縦188mm 横135mm 厚さ30mm
重さ 468g
432ページ
並製
定価 3,200 円+税   3,520 円(税込)
ISBN
978-4-7505-1893-0   COPY
ISBN 13
9784750518930   COPY
ISBN 10h
4-7505-1893-X   COPY
ISBN 10
475051893X   COPY
出版者記号
7505   COPY
Cコード
C0021  
0:一般 0:単行本 21:日本歴史
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2025年6月6日
最終更新日
2026年2月17日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

平安京が生んだ聖と賎。

京都の日文研に長くつとめる宗教学者が、
多くの歴史研究者との協業のもとに書き上げた、
日本の差別の根源に迫る渾身の「京都/差別論」。

***

人はなぜ人を差別するのか──
小さな頃から著者が胸に抱き続けたその疑問は、
部落差別に長年くるしみ続ける人びとと出会った時、
どうしても解き明かさねばならない問いへと変わった。

天皇を中心とする都市の清浄な秩序を回復するために、
禁忌を背負わされ、「穢れ」と共に排除された者たち。
神仏を求めざるをえなかった人びとの、
信仰の対象としての寺社、仏像に向き合い、
様々な史料を渉猟して書き上げた、もう一つの京都の実像。

写真:吉田亮人

目次

はじめに ──もうひとつの京都へ
京都という歴史空間へ
差別への素朴な問い
穢れと救いの信仰史
本書の構成

序章 境界 五条橋 ──異界へのいざない
都の入り口、羅城門
五条橋をめぐる物語
無縁所としての洛東
内裏、聖と俗の構造化
非人と神聖なるもの

第一章 殺生 六条河原 ──河原者のつぶやき
六条河原と奈良坂
中世における「聖」
非人と河原者・穢多
四条河原の河原者と武士
排除と包摂、そして否認
武士、検非違使と放免
殺生と往生

第二章 病 弓矢町 ──救いをもたらす信仰
癩者の村と薬師信仰
犬神人と坂の者
カトリック教の到来と癩者
祇園会と犬神人
畏怖、清目の論理

第三章 死 六道の辻 ──往生という欲望
六道参りと念仏聖
葬送の六道の辻
六道輪廻と世界
清水の舞台から飛び降りる
往生と補陀落信仰

第四章 平等 清水寺 ──差別しているのは誰なのか
阿弥陀堂の専修念仏
悪人正因説
六角堂の夢告
不可視化される賎民
平等と差別
自由と来世

終章 「人間失格」 ──声を発する資格
人間失格
動物としての人間
翻訳不可能性
差別、文明化の過程
現代の悪人正因説
蘇民将来の風

あとがき

前書きなど

淨と穢れの観念は、天皇を冠として戴く平安京において成立し、都市の分業システムと共に地方社会へと広がった。
現代まで存続する日本の差別の構造を解き明かすためには、平安京をめぐる差別の構造をまず明らかにしなければならない。

著者プロフィール

磯前 順一  (イソマエ ジュンイチ)  (

一九六一年水戸生まれ。宗教学者。東京大学大学院人文科学研究科宗教学専攻博士課程中退。博士(文学)。国際日本文化研究センター教授。主な著書に『近代日本の宗教言説とその系譜』(岩波書店)、『閾の思考』(法政大学出版局)、『死者のざわめき』(河出書房新社)、『昭和・平成精神史』(講談社)、『新・学問のすすめ 研究者失格!』(白水社)、シリーズ「宗教と差別」(法藏館)ほか多数。

上記内容は本書刊行時のものです。