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聖子 森 まゆみ(著/文) - 亜紀書房
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聖子 (セイコ) 新宿の文壇BAR「風紋」の女主人 (シンジュクノブンダンバーフウモンノオンナアルジ)

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発行:亜紀書房
四六判
縦195mm 横137mm 厚さ23mm
重さ 391g
304ページ
上製
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-7505-1709-4   COPY
ISBN 13
9784750517094   COPY
ISBN 10h
4-7505-1709-7   COPY
ISBN 10
4750517097   COPY
出版者記号
7505   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2021年6月1日
最終更新日
2023年10月25日
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書評掲載情報

2022-01-08 東京新聞/中日新聞  朝刊
評者: 中沢けい(作家)
2021-12-26 読売新聞  朝刊
評者: 橋本倫史(ノンフィクションライター)
2021-12-04 日本経済新聞  朝刊
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重版情報

2刷 出来予定日: 2022-02-10
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紹介

太宰治「メリイクリスマス」のモデルとなる凛とした少女は、生涯かけて人びとに、居心地のよいサロン、帰る場所をひらいた――

文学者、思想家、映画人、出版人たち……どんな人をも受け入れる酒場は、戦後文学史を確かに支えた。林聖子の九三年と「風紋」の六〇年を聞く。



林聖子はアナキストの画家の娘として生まれ、宮嶋資夫、辻潤らを間近に育ち、戦後、太宰治の「メリイクリスマス」のモデルとなり、生き抜くためにバーを切り盛りする。

そのバー「風紋」は多くの文化人、文学者、映画人、出版人を惹きつけた。

誰も特別扱いしない無欲で無私な人柄から生まれたアジール。
檀一雄、竹内好、古田晁、浦山桐郎、粕谷一希、勅使河原宏……綺羅星のごとく集う人々との交友録であり、力強く生きたひとりの女性の人生の記録。



《「風紋」に集った人々》
檀一雄・古田晁・唐木順三・井伏鱒二・吉村昭・木山捷平・竹内好・橋川文三・色川武大・埴谷雄高・中村稔・安田武・北原武夫・辻まこと・鴨居羊子・松山俊太郎・種村季弘・高田宏・粕谷一希・田村隆一・中上健次・洲之内徹・浦山桐郎・大島渚・吉田喜重・勅使河原宏……

目次

第Ⅰ部 戦前篇
1……林倭衛、画家を目指す
2……出獄の日のO氏
3……林倭衛、クライスト号でフランスへ
4……大杉栄、パリに現れる
5……セザンヌのアトリエ、エクス・アン・プロヴァンス
6……秋田富子と結婚、聖子が生まれる
7……伊豆静浦から小石川小日向水道町へ
8……もう一人の画家・硲伊之助のこと
9……宮嶋資夫と度重なる引っ越し
10……母はサナトリウムへ
11……父の死

第Ⅱ部 戦後篇
12……太宰治との出会い
13……玉川心中
14……出英利のこと
15……「世代」と出英利のあの頃
16……舞台芸術学院と青俳、「宏くん」のこと
17……新宿でバーを開く
18……ダン街道――檀一雄と第三風紋まで
19……カウンターの中の女性たち
20……竹内好墜落事件と火曜会
21……風紋課外部――スキーにゴルフに温泉に
22……最終回――嵐のあとに

■あとがき
■林倭衛・林聖子のまわりの人々
■林聖子関連年表
■参考文献

著者プロフィール

森 まゆみ  (モリ マユミ)  (著/文

1954年生まれ。中学生の時に大杉栄や伊藤野枝、林芙美子を知り、アナキズムに関心を持つ。大学卒業後、PR会社、出版社を経て、84年、地域雑誌『谷中・根津・千駄木』を創刊。聞き書きから、記録を記憶に替えてきた。
その中から『谷中スケッチブック』『不思議の町 根津』(ちくま文庫)が生まれ、その後『鷗外の坂』(中公文庫、芸術選奨文部大臣新人賞)、『彰義隊遺聞』(集英社文庫)、『「青鞜」の冒険』(集英社文庫、紫式部文学賞受賞)、『暗い時代の人々』『谷根千のイロハ』(亜紀書房)、『子規の音』(新潮文庫)などを送り出している。
近著に『海恋紀行』(産業編集センター)、『路上のポルトレ』(羽鳥書店)、『しごと放浪記』(集英社インターナショナル)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。