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アイスランド・グリーンランド・北極を知るための67章【第2版】 高橋 美野梨(編著) - 明石書店
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アイスランド・グリーンランド・北極を知るための67章【第2版】 (アイスランドグリーンランドホッキョクヲシルタメノロクジュウナナショウダイニハン)

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発行:明石書店
四六判
412ページ
並製
価格 2,400 円+税   2,640 円(税込)
ISBN
978-4-7503-6159-8   COPY
ISBN 13
9784750361598   COPY
ISBN 10h
4-7503-6159-3   COPY
ISBN 10
4750361593   COPY
出版者記号
7503   COPY
Cコード
C0336  
0:一般 3:全集・双書 36:社会
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2026年9月10日
書店発売日
登録日
2026年8月4日
最終更新日
2026年9月4日
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紹介

2026年年明けの米トランプ大統領「グリーンランド所有」発言などにより、注目を集める(ことを余儀なくされている)北大西洋・極北地域。2016年の初版に収録された項目を全面的に見直すことで、単なる改訂版を超え、時代の問題意識を映し出す。

目次

 序文

Ⅰ 地理・歴史

第1章 腸が煮えくり返るほど頭にくる――同時に自分の分身と思えるほどかけがえのない矛盾だらけの存在
第2章 北大西洋地域のかわいい動物たち――アマチュア写真紀行
第3章 極北の人類史――酷寒の世界を生きぬいた人びと
第4章 呼称について――北方先住民族の名乗りと名付け
第5章 北極探検史――イギリスの探検を中心に
第6章 激変する北極海――温暖化による海氷融解が北極海の物質循環に与える影響
第7章 グリーンランドの地理と生活――変わりゆく三つの都市・集落と二つの世界文化遺産
第8章 植民地グリーンランドの近世・近代――旧宗主国デンマークとの関係から
第9章 ハンス・イーエゼ(エゲデ)――「グリーンランドの使徒」、再発見者、あるいは植民地化の尖兵か
第10章 過去と現在のあいだで交渉する――グリーンランド、デンマーク、そして(脱)植民地化の不穏な歴史
第11章 アイスランドの自然景観――火と氷の国はいかにして誕生したか
第12章 北大西洋世界に生まれた新社会――中世以前のアイスランド
第13章 アイスランドの「発見」と収奪、そして自立――近世から近代のアイスランド
第14章 文化国家への道――20世紀以降のアイスランド
 【コラム1】歴史を動かすアイスランドの火山
第15章 足るを知る、愛すべき不便な小都市――アイスランドの首都レイキャヴィークの魅力
 【コラム2】「もっとも小さな首都」? トウシャウン(フェロー諸島)

Ⅱ 政治・経済

第16章 どうなる!? 北極評議会――国際政治に翻弄された30年とこれから
第17章 北極に国際的なルールはあるの?――北極国際法秩序の特徴と構造
第18章 北極の安全保障――ウクライナ侵攻の影響と地政学的競争の進展
第19章 北極域内および経由の接続性向上――光海底ケーブルでつなぐ新時代
第20章 現代グリーンランドの国内政治――自治と自立への歩み
第21章 現代グリーンランドの国際関係――自治性と国家性が交差する地点
第22章 グリーンランドの経済・財政――補助金関係をめぐる「自治」と「独立」の課題
第23章 戦略的要衝としてのグリーンランド――トランプはなぜグリーンランドを欲しがるのか
第24章 アイスランド政治の現在地――流動化する政党政治と闘い続ける女性たち
第25章 揺れる小国あるいはしたたかな小国――国際秩序におけるアイスランドの外交戦略
第26章 アイスランドの観光――成長がもたらす光と影
第27章 ヴィグディス・フィンボガドッティル――世界ではじめて大統領に選ばれた女性
 【コラム3】王国残留か、分離独立か――曖昧の民の迷い

Ⅲ 生活・社会

第28章 北極圏の生活――消えゆく伝統的な暮らし
第29章 グリーンランドの宗教・行事・伝統――グリーンランド・イヌイトの世界観
 【コラム4】呪いの人形(トゥピラク)を、お土産に
第30章 老女の旅と〈海の母〉――グリーンランド・イヌイット神話の再話とジェンダー
第31章 グリーンランドの生活――長い冬の暮らしと、伝統的な食生活の変化
第32章 グリーンランドの毛皮――使用される動物の種類と用途
第33章 北極域小規模集落が抱える廃棄物問題――限られた輸送手段と自然還元が困難な気候条件下での対応策とは
 【コラム5】フレデリック10世国王の時代
第34章 火と氷の国アイスランドに眠る力――日本との意外な共通点
第35章 北欧の「異端児」の試行錯誤――アイスランドの社会福祉制度
第36章 アイスランドの移民・難民事情――ここ10年の変遷
第37章 太陽が 青く見えても ええやんか――インクルージョンの視点から見るアイスランドの教育
第38章 アイスランドの海の女――境界線上で生き延びる
第39章 アイスランドにおける性的マイノリティ――平等とは何かを問い続ける社会
第40章 アイスランドの日常生活――15年で変わったこと
 【コラム6】フェロー諸島の「漁師の日」見聞(飲食)録

Ⅳ 文化・言語・文学

第41章 クヌート・ラスムッセン――偉大な探検家・民族学者
第42章 ザムエル・クラインシュミット――エスキモー語研究のパイオニアの生涯
第43章 すべては音楽のために――自分たちの言語で歌える喜び
第44章 『花の谷』と花の谷――ニヴィアク・コーネリウッセンの小説とタシーラックの墓地
第45章 資源は何をもたらしたのか――ドキュメンタリー映画から跡付ける現代グリーンランド社会
第46章 グリーンランド語(東エスキモー語)――もっとも活力あるエスキモー語
第47章 アイスランドの美術――はじまりから現代まで
第48章 外から撮られ、自ら撮り、育まれる――アイスランド映画の揺籃
第49章 ポピュラー音楽における歌と言語――音楽大国アイスランドとユーロビジョン・ソングコンテスト
第50章 古ノルド語世界の男性性と女性性――資料としての2つのエッダ
第51章 リームルの行方――中世から近現代までを繫ぐ詩について
第52章 アイスランドの古典叢書と辞書・文法書――その編纂・執筆に携わった人々の紹介とともに
第53章 アイスランドの絵本のはじまり、探求、時代の精神――学習絵本と画家の仕事を中心に
第54章 アイスランド語の発音について――Eyjafjallajökullを発音してみよう
 【コラム7】アイスランド語語形変化の憂鬱
第55章 サガ研究とデジタル人文学――誰でも使えるサガの最強レファレンスサービスを作り上げるために
 【コラム8】フェロー語の特徴・来歴・物語歌

Ⅴ 日本と極北

第56章 士別市立博物館の和泉雅子コレクション――日本最北の北極圏文化の展示
第57章 地球温暖化の影響を受けるグリーンランド――グリーンランドの自然の変化を調べる最近の日本の研究
第58章 グリーンランドカヤック――ロール、生還のための知恵
第59章 ロイヤルグリーンランド社と対日輸出――貿易の変遷
 【コラム9】視点と思考のランドスケープ
第60章 アイスランドにおける日本――貿易・文化・外交略史
第61章 2001年から紡ぐ、未来への旅――駐日アイスランド大使館の創設と役割
第62章 アイスランド×多摩市――オリンピックがつないだ交流を未来へ
第63章 小さな氷の国での日本語と日本文化――日本語教師歴18年の私が見たアイスランドでの日本愛
第64章 われ今浄土ワルハラに帰る――日本のサブカルチャーにおける北欧神話
第65章 三頭の羊、霜と風、コーヒーの匂い――アイスランドを描きたい漫画家の徒然
第66章 アイスランド系日本人あるいは日本系アイスランド人――北緯64度、高校生としての生活の記憶
 【コラム10】フェロー諸島と日本の交流
第67章 私達とヴァイキングの違いについて――『ヴィンランド・サガ』を描き終えて今思うこと

 あとがき
 ブックガイド

前書きなど

序文

 (…前略…)

 本書が、制度的には異なる位相に置かれているグリーンランドとアイスランド、そして(フェロー諸島を含む)北極地域をともに論じる背景については、初版の序文を執筆した小澤が、地理・気候・歴史的観点から的確に論じているため、ここでは詳述しない(初版、pp.4–5)。私が初版に引き続き中丸・小澤とともに第2版の編集に携る機会を得て、本序文を執筆するにあたり強く意識したのは、今回の版が、初版以上に現代を起点とする構成を採っている点だった。だからこそ改めて確認しておきたかったのは、これら北大西洋の諸地域を理解するうえで、デンマークという存在を抜きに語ることはできないという歴史へのまなざしだった。
 もちろん、北大西洋海域を構成する諸主体は、デンマークからの影響のみによって形成されてきたわけではない。また、当然に、それらの地域が一貫して従属的・被支配的・受動的な立場に置かれ続けてきたわけでもない。この点については、本書の各章が力強く示している通りである。それでもなお、グリーンランドとアイスランド、そしてフェロー諸島がそれぞれに異なる経路を歩みつつも、それらを横断する共通の歴史的文脈として、デンマークとの結び目に今改めて焦点を当てておきたかったということである。この問題意識の背景には、既述のトランプによるグリーンランド「所有」発言が国際的な注目を集めたこともあった。ビョークのポストが端的に示したように、この出来事は、単に大国の無謀な振る舞いを可視化しただけではない。むしろそれは、北大西洋地域の現在を理解するうえで、内外を問わず、すでに見えにくくなっていたデンマークと北大西洋諸地域との結び目を、あらためて浮かび上がらせる機会となったのである。
 本序文は、こうした断片的でありながら、互いに強く結び付く(だろう)出来事や事象を出発点として準備したものである。その意味で、本序文は初版の序文とは異なる性格を有している。初版の序文が、本書の成立背景や各章の構成を丁寧に紹介し、読者を北大西洋世界へと導く役割を果たしていたからこそ、第2版では、その蓄積を踏まえながら、私自身が現在の北大西洋地域をめぐり抱く関心や問いを、より自由な形で書き記したいと思った。その意味において、第2版は初版の単なる改訂版ではない。初版が提示した価値や問題意識は、今日においてもなお失われることなく、北大西洋地域を理解するための重要な基盤であり続けている。第2版では、変化する時代状況や新たに浮かび上がった論点に応答するため、ごく一部の例外を除き、収録項目を全面的に見直し、新たなテーマを扱う章を加えるとともに、各分野で活躍する優れた執筆者の方々に新たにご協力いただくこととなったのである。
 初版と第2版が、それぞれの時代の問題意識を映し出すものとして相互に補完し合いながら読まれることで、北大西洋地域への理解がより深まることを願っている。

著者プロフィール

高橋 美野梨  (タカハシ ミノリ)  (編著)

北海学園大学法学部准教授。博士(国際政治経済学、筑波大学)。国際関係学・グリーンランド地域研究。
主要業績:高橋美野梨編『グリーンランド〈増補新版〉』(藤原書店、2026年)、「『グリーンランドの資源』というバズワードを超えて」(『中央公論』140(5)、2026年)、「グリーンランド・ウクライナ」(『外交』96、2026年)、「『グリーンランドに手を出すな!』の射程」(『世界』1004、2026年)、「『ばかげている』から『受け入れがたい』へ」(『アステイオン』103、2025年)、「戦後デンマーク国家における軍事化はいかに不可視化されたか」(中丸禎子・田中琢三共編『北欧ロマンとナショナリズム』勉誠社、2025年)、“Articulation, disarticulation, and the creation of hybridity”, Polar Science, 45, 2025; co-authored with U. P. Gad, “Okinawa and Thule US military bases”, DIIS Policy Brief, 2025; “Whaling politics”, DIIS Policy Brief, 2024.

中丸 禎子  (ナカマル テイコ)  (編著)

東京理科大学教養教育研究院准教授。博士(文学、東京大学)。北欧文学・ドイツ文学。
主要業績:「セドナ×人魚姫:先住民表象の解体と人魚文学研究」(高橋美野梨編『グリーンランド〈増補新版〉』藤原書店、2026年)、ウェブ連載「北欧文学研究者が読む『進撃の巨人』」(全13回、NewsPicks、2025-2026年)、「千年前は毛むくじゃら!?二十世紀フィンランドで生まれた新しいトロルのこと」(『怪と幽』21、2025年)、中丸禎子・田中琢三編『北欧ロマンとナショナリズム:内村鑑三・開拓・民族主義』(勉誠社、2025年)、訳・解説書『巨人フィンの物語:北欧・日本 巨人伝承の時空』(絵本:ローネ・モーゲンセン文、トード・ニーグレーン絵、解説は単著。三弥井書店、2024年)、中丸禎子・加藤敦子・田中琢三・兼岡理恵編『高畑勲をよむ:文学とアニメーションの過去・現在・未来』(三弥井書店、2020年)

小澤 実  (オザワ ミノル)  (編著)

立教大学文学部教授。修士(文学、東京大学)。西洋中世史・北欧史・史学史。
主要業績:Ian Forrest, Minoru Ozawa, and Amanda Power (eds.), Medieval Zomias: A Global History of State Evasion (punctum books, forthcoming). “The Translation Movement of Medieval Icelandic Literature in Post-war Japan: From Shizuka Yamamuro to the Present.” (Minjie Sue ed. Medievalism in Japanese Manga: From Vikings to Samurai, D.S. Brewer, 2026)、谷口幸男訳(伊藤尽・小澤実編)『【完全版】エッダ:古代北欧歌謡集』(新潮社、2026年)、小澤実・佐藤雄基編『グローバルヒストリーのなかの近代歴史学:歴史を捉え、書き、編む』(東京大学出版会、2025年)、西洋中世学会編『西洋中世文化事典』(丸善出版、2024年)、Minoru Ozawa, Thomas M. Smith, and Georg Strack (eds.), Communicating Papal Authority in the Middle Ages, Routledge, 2023.

追記

【執筆者一覧】

朱位昌併(あかくら・しょうへい)
翻訳家。アウルトニ・マグヌソン研究所博士課程、アイスランド大学大学院人文科博士課程在籍。
専攻:アイスランド文学
主要業績:アンドリ・スナイル・マグナソン『氷河が融けゆく国・アイスランドの物語』(単訳、青土社、2025年)、『デンマークを知るための70章【第2版】』(共著、明石書店、2024年)

石橋悠人(いしばし・ゆうと)
専攻:西洋史学
主要業績:『情報・通信・メディアの歴史を考える』(共編著、山川出版社、2023年)、『経度の発見と大英帝国』(三重大学出版会、2010年)

伊東英一(いとう・えいいち)
カヤッカー。

稲垣治(いながき・おさむ)
神戸大学大学院国際協力研究科極域協力研究センター研究員
専攻:国際法学
主要業績:『北極の人間と社会:持続的発展の可能性』(共著、北海道大学出版会、2020年)、稲垣治・柴田明穂『北極国際法秩序の展望:科学・環境・海洋』(共編著、東信堂、2018年)

井上光子(いのうえ・みつこ)
関西学院大学非常勤講師
専攻:北欧近世史・国際商業史
主要業績:『グリーンランド:人文社会科学から照らす極北の島〈増補新版〉』(共著、藤原書店、2026年)、『海のグローバル・サーキュレーション:海民がつなぐ近代世界』(共著、関西学院大学出版会、2023年)

入江亜季(いりえ・あき)
漫画家
主要作品:『北北西に曇と往け』(KADOKAWA/雪割草、2016年–連載中)、『乱と灰色の世界』(KADOKAWA、2009–2015年)、『群青学舎』(KADOKAWA、2006–2009年)

入江浩司(いりえ・こうじ)
金沢大学人文学類教授
専攻:アイスランド語学
主要業績:『ニューエクスプレスプラス アイスランド語』(白水社、2020年)、『世界の名前』(共著、岩波書店、2016年)

上原智子(うえはら・ともこ)
元大阪大学大学院生、現会社員
専攻:音楽学

宇山秀樹(うやま・ひでき)
元駐デンマーク特命全権大使。外務省ロシア課長、在英国大使館公使、外務省欧州局長等を歴任し、2022年10月~2025年12月に駐デンマーク特命全権大使を務めた。

エルスナー、クリスチャン(Elsner, Christian K.)
ミュージシャン/シンガーソングライター
主要作品:『Qaammat Seqinertut(太陽のように輝く月)』(2026)では思いがけない場所から力を得ること、自身の人生を受け入れることを歌った表題曲などを収録。『Ilutsinniit Apuussilluta(内なるメッセージ)』(2022)ではグリーンランドにおける自殺防止をテーマに制作された表題曲などを収録。

太田紗世(おおた・さよ)
現代美術家。物質文化史の調査・研究をもとに作品を制作し、主に北欧と日本を拠点に活動。2018年、ノルウェー・オスロ国立芸術アカデミー芸術工芸学部卒業(最優秀賞受賞)。2025年、東京藝術大学大学院美術研究科グローバルアートプラクティス専攻修了。修了作品にて東京藝術大学買上賞受賞。

大西富士夫(おおにし・ふじお)
北海道大学北極域研究センター特任准教授
専攻:国際政治学・地域研究
主要業績:「グリーンランドを巡る戦略的競争:なぜトランプ大統領は領有に固執するのか」(『東亜』708、2026年)、『北極域の研究:その現状と将来構想』(共著、海文堂出版、2024年)

小澤実(おざわ・みのる)※編著者紹介を参照。

海保千暁(かいほ・ちあき)
一般財団法人日本聖書協会職員。2004年から2006年までフェロー諸島在住。
主要業績:『現代詩手帖』(共訳、思潮社、2013年3月号)、『ファースト・ピープルズの現在06:ヨーロッパ』(共著、明石書店、2005年)

角幡唯介(かくはた・ゆうすけ)
探検家・作家
主要作品:『43歳頂点論』(新潮新書、2025年)、『犬橇事始』(集英社、2023年)、『極夜行』(文春文庫、2021年)、『狩りの思考法』(清水弘文堂、2021年)

ガド、ウルリック・プラム(Gad, Ulrik Pram)
デンマーク国際問題研究所主席研究員
専攻:北極政治
主要業績:Abildgaard, M. S. and U. P. Gad, “The Politics of Connections in Greenland”, Geopolitics, 2026. Gad, U. P. and K. S. Kristensen, “Liminal Strategies in the Margins of International Politics”, International Political Sociology, 19(1), 2025.

加藤磨珠枝(かとう・ますえ)
立教大学文学部教授
専攻:西洋美術史
主要業績:『アートバイブル新約聖書:絵で見る100の場面』(日本聖書協会、2026年刊行予定)、『中世1:キリスト教美術の誕生とビザンティン世界(西洋美術の歴史2)』(共著、中央公論新社、2016年)

金子陽緒菜(かねこ・ひおな)
アイスランド大学大学院人文科博士課程在籍
専攻:アイスランド文学
主要業績:『わたしがわたしから自由になる日』(共訳、河出書房新社、2026年刊行予定)

岸上伸啓(きしがみ・のぶひろ)
国立民族学博物館名誉教授
専攻:文化人類学
主要業績:Food Sharing in Human Societies, Springer, 2021.『クジラとともに生きる:アラスカ先住民社会の現在』(臨川書店、2014年)

金京(きん・きょう)
関西大学国際教育コーディネーター
専攻:移民研究
主要業績:「アイスランドの観光市場における中国人移民:新たな経済機会とネットワークに基づくエスニック資本の活用」(『アイスランド学会会報』44、2025年)、「アイスランドにおける中国人移民のコミュニティの形成と発展」(『名古屋大学人文学フォーラム』4、2021年)

日下稜(くさか・りょう)
北海道立北方民族博物館学芸員
専攻:雪氷学・文化人類学
主要業績:『変わりゆく北極』(共著、国立極地研究所、2024年)、『高校生ひとり白夜のグリーンランドを行く』(北海道地図、2004年)

倉地真太郎(くらち・しんたろう)
明治大学政治経済学部准教授、ロスキレ大学客員研究員
専攻:財政学、デンマークの財政・福祉国家研究
主要業績:『デンマークを知るための70章【第2版】』(共著、明石書店、2024年)、『財政社会学とは何か』(共著、有斐閣、2022年)

クリスティン・イングバルスドッティル(Kristín Ingvarsdóttir)
アイスランド大学人文学部准教授
専攻:現代日本研究
主要業績:“Count Otani Kozui’s 1900 northern cruise: A Japanese ‘explorer tourist’ in the Nordic Arctic.” Polar Record, 60, 2024. Kristín Ingvarsdóttir and G. R. Hauksdóttir, “Science diplomacy for stronger bilateral relations? The role of Arctic science in Iceland’s relations with Japan and China.” The Polar Journal, 14(1), 2024.

腰塚由紀子(こしづか・ゆきこ)
駐日アイスランド大使館職員
2000年から2011年までアイスランド在住。アイスランド大学法学部ディプロマ(アイスランド語)、同大学院国際法・環境法LL.M.(英語)取得。

サウナワーラ、ユハ(Saunavaara, Juha)
北海道大学北極域研究センター准教授
専攻:北極域研究
主要業績:“Geography of the Global Submarine Fiber-Optic Cable Network: The Case for Arctic Ocean Solutions.” Geographical Review, 113(1), 2023. 『日本とフィンランドの出会いとつながり:100年にわたる関係史』(共編著、大学教育出版社、2019年)

塩田潤(しおた・じゅん)
琉球大学人文社会学部准教授
専攻:政治学・アイスランド地域研究
主要業績:『ジェンダーと政治,歴史,思想の交差点』(共著、中央大学出版部、2025年)、『危機の時代の市民と政党:アイスランドのラディカル・デモクラシー』(明石書店、2023年)

下田高明(しもだ・たかあき)
(株)ロイヤルグリーンランドジャパン前代表取締役社長。ロイヤルグリーンランドジャパンを設立し、37年にわたり社長を務め業容拡大。

鈴木一人(すずき・かずと)
東京大学公共政策大学院教授、公益財団法人国際文化会館地経学研究所長。
専攻:国際政治学
主要業績:『地経学とは何か:経済が武器化する時代の戦略思考』(新潮社、2025年)、『資源と経済の世界地図』(PHP研究所、2024年)

高橋美野梨(たかはし・みのり)※編著者紹介を参照。

竹前由美子(たけまえ・ゆみこ)
京都大学大学院地球環境学堂助教
専攻:環境政策
主要業績:『公共政策学事典』(共著、丸善出版、2024年)、「地熱発電開発のリードタイム:日本・アイスランド・ニュージーランドの比較」(『環境情報科学論文集』34、2020年)

東條安匡(とうじょう・やすまさ)
北海道大学大学院工学硏究院教授
専攻:環境工学
主要業績:『北極域の研究:その現状と将来構想』(共著、海文堂出版、2024)、『ごみの百科事典』(共著、丸善、2003年)

藤間寿紀(とうま・としき)
アイスランド福音ルーテル教会牧師。1992年よりアイスランド在住。
主要業績:『アイスランド・グリーンランド・北極を知るための65章』(共著、明石書店、2016年)

永井忠孝(ながい・ただたか)
青山学院大学経営学部教授
専攻:言語学
主要業績:『世界史で学ぶ教養の英単語』(ダイヤモンド社、2023年)、『英語の害毒』(新潮社、2015年)

永井真美(ながい・まみ)
元アイスランド大学非常勤講師。国営企業、医療関係私企業での勤務を経、現フリーランス日本語教師。
専攻:日本語教育
主要業績:『アイスランド・グリーンランド・北極を知るための65章』(共著、明石書店、2016年)

中丸禎子(なかまる・ていこ)※編著者紹介を参照。

中村圭佑(なかむら・けいすけ)
士別市立博物館学芸員
専攻:日本史学(アイヌ史)・民俗学
主要業績:「蝦夷地第二次幕領期におけるトカチ場所のアイヌ社会と和風化」(『帯広百年記念館研究紀要』44、2026年)、「士別市に見られる山林用厚刃物鍛冶職人~長運斎/長運斉について」(『士別市立博物館報告』41、2024年)

中山由美(なかやま・ゆみ)
朝日新聞専任記者(南極・北極)
主要業績:『北極と南極のへぇ~:くらべてわかる地球のこと』(学研、2019年)、『南極で宇宙をみつけた:生命の起源を探す旅』(草思社、2010年)

成川岳大(なりかわ・たかひろ)
立教大学他兼任講師
専攻:西洋中世史・北欧史
主要業績:“The Papacy and Crusading in the Far North?” (Ozawa et al. ed. Communicating Papal Authority in the Middle Ages, Routledge, 2023).『中世ヨーロッパの政治的結合体:統治の諸相と比較』(共著、東京大学出版会、2022)

西田めぐみ(にしだ・めぐみ)
アイスランド大学教育学部博士研究員
専攻:教育学
主要業績:“Expanding the spectrum of love through autoethnographic self-study”, Pedagogy, Culture & Society, 33(5), 2025.

野村大樹(のむら・だいき)
北海道大学大学院水産科学研究院教授
専攻:海氷生物地球化学
主要業績:Crabeck, O. and D. Nomura et al. “Impact of air–ice CO2 fluxes on polar ocean carbon budgets,” Nature communication, 2026. Nomura, D. et al. “Meltwater layer dynamics in a central Arctic lead,” Elementa, Science of the Anthropocene, 11(1), 2023.

林邦彦(はやし・くにひこ)
尚美学園大学芸術情報学部講師
専攻:北欧文学
主要業績:『フェロー諸島のアーサー王物語:バラッド『ヘリントの息子ウィヴィント』をめぐって』(文化書房博文社、2022年)、『北欧のアーサー王物語:イーヴェンのサガ/エレクスのサガ』(翻訳、麻生出版、2013年)

福原遙彦(ふくはら・はるひこ)
東京大学大学院人文社会系研究科修士課程在籍
専攻:西洋史学

北条巴木(ほうじょう・はき)
東京大学教養学部学際科学科科学技術論コース卒業、アイスランド大学大学院人文科修士課程在籍。
専攻:中世科学史

星博幸(ほし・ひろゆき)
愛知教育大学自然科学系教授、一般社団法人日本地質学会副会長。
専攻:地質学
主要業績:「日本列島と日本海はいつ、どのように形成されたか」(『科学』2026年5月号)、『日本の地質(増補版)』(共著、共立出版、2005年)

本多俊和(ほんだ・しゅんわ)/スチュアート ヘンリ
放送大学元教授
専攻:文化人類学
主要業績:『グリーンランド:人文社会科学から照らす極北の島〈増補新版〉』(共著、藤原書店、2026年)、『人類の歴史・地球の現在』(共著、放送大学教育振興会、2007年)

松田圭介(まつだ・けいすけ)
多摩市くらしと文化部文化・生涯学習推進課主査

松本涼(まつもと・さやか)
東海大学文化社会学部准教授
専攻:中世アイスランド史
主要業績:『史料と旅する中世ヨーロッパ』(共著、ミネルヴァ書房、2025年)、『【新版】アイスランド サガ』(編著、谷口幸男訳、新潮社、2024年)

的場澄人(まとば・すみと)
北海道大学低温科学研究所助教
専攻:雪氷学
主要業績:『女も男もフィールドへ(100万人のフィールドワーカーシリーズ12)』(共編著、古今書院、2016年)、『雪と氷の疑問60(みんなが知りたいシリーズ2)』(共著、成山堂書店、2016年)

溝口弥生(みぞぐち・やよい)
アイスランド大学/ハムラフリズカレッジ日本語教師。関西外国語大学外国語学部英米語学科卒業、アイスランド大学教育学部国際教育学修士課程修了。
主要業績:『アイスランド・グリーンランド・北極を知るための65章』(共著、明石書店、2016年)

南澤佑樹(みなみさわ・ゆうき)
大阪大学大学院人文学研究科講師
専攻:北欧語学
主要業績:『アイスランド語文法ハンドブック』(白水社、2025年)、『スウェーデンを知るための64章【第2版】』(共著、明石書店、2024年)

山田慎太郎(やまだ・しんたろう)
東京大学大学院人文社会系研究科・文学部附属次世代人文学開発センター特任研究員
専攻:アイスランド地域研究・デジタル人文学
主要業績:「背伸びして考えるサガ研究から見るデジタル人文学」(『現代思想』54(1)、2025年)、「アイスランド研究に関するデジタルツールの紹介」(『日本アイスランド学会会報』42、2023年)

幸村誠(ゆきむら・まこと)
漫画家
主要作品:『ヴィンランド・サガ』(全29巻、講談社、2005–2025年)、『プラネテス』(全4巻、講談社、1999–2004年)

ルド、ソアン(Rud, Søren)
コペンハーゲン大学サクソ研究所准教授
専攻:グリーンランド・デンマーク関係、植民地主義・脱植民地化
主要業績:“Governing Sexual Citizens,” Scandinavian Journal of History, 47(4), 2022. Colonialism in Greenland, Palgrave Macmillan, 2017.

上記内容は本書刊行時のものです。