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多様性を受けとめる 清明高校の謎を解く!
生徒をリスペクトする学校文化はどのように生まれ、受け継がれているのか
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2025年10月10日
- 書店発売日
- 2025年10月7日
- 登録日
- 2025年9月2日
- 最終更新日
- 2025年11月19日
紹介
開学10周年を迎えた京都の公立高校には、全国から視察が相次ぐ。不登校や発達障害のある生徒も、自分のペースで安心して学べる「学びアンダンテ」を掲げる清明高校。公立校の枠を超えた革新的な取り組みと理念の全貌に迫り、未来の教育の可能性を描く。
大推薦!
――苫野一徳さん(哲学者、教育学者/『「学校」をつくり直す』著者)
――村中直人さん(臨床心理士/『〈叱る依存〉がとまらない』著者)
目次
序
第1章 筆者と清明高校の出会い
第2章 資料調査によってわかったこと/わからなかったこと
ティーチャーズバイブルに見る清明高校の4つの理論的支柱
利休七則に着想を得た「つばめ七則」の指導理念
理念を行動に――清明高校『ティーチャーズバイブル~実践編~』
生徒をリスペクトする――清明高校の最高理念
コラム1 生徒をリスペクトする[川畑由美子]
第3章 設立準備と最初の数年間――構想と試行錯誤
山口修一教諭・特別支援教育コーディネーター
塩見匠教諭・中間M年次部長
福田智幸教諭・学習支援部長
山下大輔教諭・生徒支援部長
渡邊比加里教諭・卒業G年次担任
コラム2 できる。[山下大輔]
第4章 親鳥となって羽ばたく――天の時、地の利、人の和
越野泰徳先生――学校改革の立役者
山口修一教諭(その2)
塩見匠教諭(その2)
福田智幸教諭(その2)
山下大輔教諭(その2)
渡邊比加里教諭(その2)
コラム3 彼女にとって「清明高校」はどのような場所だったのだろう?[山口修一]
第5章 受けつがれる改革
人生はたこ焼きだ! すぐやる、まずやる、ざっくりとやる――越野泰徳前校長の教育思想
子どもの権利条約が学校に届くまで――川畑由美子現校長の場合
私自身の教育観はどんどん変化していきました――磯部勝紀副校長の場合
みずから希望して清明高校にやってきた――教育相談コーディネーター藤田真澄教諭の場合
コラム4 教育のフルフラット[越野泰徳]
第6章 進化をやめない学校
「シン・会議」――学校改革のためのエンジン
清明高校はどんな場所だったか――卒業生たちの証言
対人援助の専門家から清明高校はどう見えているのか――スクールカウンセラー綾野文さんの語り
清明高校でいじめが起こりにくい理由
第7章 ワーキンググループ見学報告
清明ワーキンググループの始動
ワーキンググループ体験日誌
コラム5 取り戻した“じしん”[小鳥遊隆]
第8章 授業風景と在校生たち
清明高校の授業見学記(その1)
清明高校の授業見学記(その2)
在校生たちの思い
コラム6 場所を変えて私も変わる[山奥知華]
第9章 保護者の声、トップたちの思い、筆者が考えること
保護者たちの声
変化を止めない――トップたちの思い
筆者が考えること
コラム7 どの学校も清明高校みたいな感じで良いんちゃう?[九条優花]
おわりに
前書きなど
序
京都府立清明高等学校。読者の多くはこの高校の名を初めて知ったのではないだろうか。進学実績やスポーツ競技の成績で全国的に有名というわけではない。これを書いている時点(令和6年度、2024年度)に開校10周年を迎え、各種イベントを実施したり、記念誌を発行したりした。比較的歴史の浅い高校ということになる。
注目すべきは、この高校に対して全国各地からの学校・教育関係者の視察が急増しているということだ。視察する人々は、じぶんたちが所属する自治体でも清明高校のような学校を設立したい、あるいは清明高校のような姿に近づけていきたいという希望を口にする。清明高校のどこが、学校教育に関わる人々の心を捉えているのだろうか。
本書は清明高校の取りくみを、全国の子どもたち(生徒たち)、保護者たち、学校・教育関係者たち、福祉の支援者たち、ひいては社会全体のためにまとめたものだ。この学校の現在の姿がどのように構築され、維持されているかを知れば、ほかの地域でも清明高校のような学校が実現可能と考えていただけると思う。
上記内容は本書刊行時のものです。
