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日本オーラル・ヒストリー研究 第18号
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2022年10月31日
- 書店発売日
- 2022年10月28日
- 登録日
- 2022年10月7日
- 最終更新日
- 2022年10月31日
紹介
特集1では戦争経験者の数が減っていく中で、親から聞いた戦争体験談に関わる「二次証言」の可能性とその影響について取り上げる。特集2は東日本大震災で被災地となり避難地域からやっと解かれ、新たなまちづくりを始める中での様々な葛藤の声を拾い上げる。
目次
〈特集1〉戦争体験に関わる「二次証言」の可能性――福井県の歩兵第三六聯隊に所属した一農民の体験を事例に考える
特集にあたって[能川泰治]
【基調講演】
父・山本武の戦争体験を語り継ぐ[山本富士夫]
父・武の戦争を語り継ぐ――中国戦線で何が…[山本敏雄]
【コメント】
山本武さんの戦争体験の継承の問題をめぐって[吉見義明]
戦争体験に関わる「二次証言」の可能性と課題[中村江里]
山本富士夫・山本敏雄による父の戦争体験を語り継ぐ活動へのコメント[能川泰治]
〈特集2〉東日本大震災被災地域住民の語りと聴いて伝える活動
特集にあたって[橋本みゆき]
【報告】
東日本大震災被災地域住民の語りと、聴いて伝える活動――語り人活動の意義と町の未来[青木淑子]
ライフヒストリーから読み解く3.11からの復興と「生き直す」こと[坂口奈央]
伝承館が語り伝えたいこと[小林孝]
【コメント】
「語り、聴いて伝える」ということ/「交わる」ということ[大門正克]
コメント[関根慎一]
資料
投稿論文
地域の歴史文化・原発事故の経験を語り伝える活動と生活史の継続――浪江町民の実践を事例に[深谷直弘]
中朝国境における「ポッタリチャンサ」と交易ネットワーク――ライフストーリーからのアプローチ[朴歓]
日本オーラル・ヒストリー学会
研究ノート
日本における菜食主義者の葛藤――自己矛盾の克服と他者との共生を目指して――[中村有沙 他]
書評
石川良子著『「ひきこもり」から考える――〈聴く〉から始める支援論』[大門正克]
小黒純・西村秀樹・辻一郎編『テレビ・ドキュメンタリーの真髄――制作者16人の証言』[米倉律]
折井美那子著『地域女性史への道――祖母たち・母たちの物語を紡ぐ』[塚田守]
山村淑子・歴史を学ぶ母の会編『沈黙の扉が開かれたとき――昭和一桁世代女性たちの証言』[岩崎美智子]
実践報告
「語り」を残し、使うために[安岡健一 他]
『日本オーラル・ヒストリー研究』投稿規定・執筆要領
上記内容は本書刊行時のものです。