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14歳からのSDGs
あなたが創る未来の地球
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2022年9月30日
- 書店発売日
- 2022年9月30日
- 登録日
- 2022年8月30日
- 最終更新日
- 2022年10月14日
紹介
SDGs達成期限の2030年に国際社会の主役となる中学・高校生が、世界のいまを知り、自らの未来を考えるためのガイドブック。元・現役ユニセフ職員の執筆陣が、現場での経験を活かして、豊富な事例と臨場感にあふれた解説で語りかける。
目次
はじめに 未来を変える若者たち
この本の読み方
第1章 SDGsとは?
SDGsって何?
持続可能な開発とは?
なぜSDGsが生まれたの?
誰がSDGsに取り組むの?
日本ではどのぐらいSDGsが達成されているの?
日本におけるSDGs
SDGsを達成するために大人でなくてもできることは?
SDGsにはどんな目標(ゴール)があるの?
SDGsウェディングケーキモデル
SDGsの「目標(ゴール)」と「ターゲット」
17の目標の相互関連性
第2章 SDGs生物・環境圏 すべての土台となる大切な目標
目標6 だれもが安全な水とトイレを利用できるようにし、自分たちでずっと管理していけるようにしよう
目標13 気候変動から地球を守るために、今すぐ行動を起こそう
SDGsフロントランナー 世界をリードする環境活動家、グレタ・トゥーンベリさん
SDGsよもやま話1 南太平洋キリバスでの海面上昇への取り組み ユニセフ・キリバス事務所 岩國佐和さん
目標14 持続可能な開発のために、海の資源を守り、大切に使おう
SDGsよもやま話2 ビーチで楽しくごみ拾い?
目標15 陸の豊かさを守り、砂漠化を防いで、多様な生物が生きられるように大切に使おう
SDGsよもやま話3 コモンズ(共有地)の悲劇
第3章 SDGs社会圏 誰もが安心して暮らせる豊かな社会を
目標1 地球上のあらゆる形の貧困をなくそう
目標2 飢餓を終わらせ、だれもが栄養のある食糧を十分に手に入れられるよう、地球の環境を守り続けながら農業を進めよう
SDGsフロントランナー 国連食糧計画職員 野添パーソンズ美緒さん
目標3 だれもが健康で幸せな生活を送れるようにしよう
SDGsよもやま話4 新型コロナウイルスのような感染症はまたやってきますか?
SDGsフロントランナー 世界中の命を救う、國井修さん
目標4 だれもが公平に、よい教育を受けられるよう、また一生にわたって学習できる機会を広めよう
SDGsフロントランナー 紛争の影響下だからこそ学びの機会を
SDGsフロントランナー 教育で世界を変える、マララ・ユフザイさん
SDGsよもやま話5 人生のスタートを応援しよう――乳幼児期の子どもの発達
目標5 男女平等を実現し、すべての女性と女の子の能力を伸ばし可能性を広げよう
SDGsよもやま話6 ジェンダー多様性
SDGsフロントランナー パパになった女子高生、杉山文野さん
目標7 すべての人が、安くて安全で現代的なエネルギーをずっと利用できるようにしよう
目標11 だれもがずっと安全に暮らせて、災害に強いまちをつくろう
SDGsよもやま話7 日本の自治体の取り組み
目標16 平和でだれもが受け入れられ、すべての人が法や制度で守られる社会をつくろう
SDGsよもやま話8 障がいについて
第4章 SDGs経済圏 自然と共存した経済発展、人を犠牲にしない経済発展を
目標8 働きがいのある仕事を通じて、持続的な経済成長を達成しよう
SDGsフロントランナー サーキュラーエコノミーを広める安居昭博さん
SDGsよもやま話9 児童労働について
目標9 災害に強いインフラを整え、新しい技術を開発し、みんなに役立つ安定した産業化をすすめよう
SDGsよもやま話10 SDGsは新しい考え?
目標10 世界中から人や国の間の不平等をなくそう
SDGsフロントランナー オリンピック・スイマーの国連職員、井本直歩子さん
SDGsよもやま話11 難民について質問しよう!
SDGsよもやま話12 サステナブルなファッション
目標12 生産者も消費者も、地球の環境と人々の健康を守れるよう、責任ある行動をとろう
SDGsよもやま話13 フェアトレードって何?
第5章 SDGsにかかわる人々、社会を変える自分
目標17 世界のすべての人がみんなで協力しあい、SDGsの目標を達成しよう
SDGsフロントランナー アメリカ社会を変えたライアン・ホワイト君
SDGsよもやま話14 小中学生からのSDGs「鎌倉市SDGs推進隊」の活動
終章 過去と未来をつなぐSDGs
ANNEX:SDGs目標およびターゲット一覧
執筆者紹介
謝辞
前書きなど
はじめに 未来を変える若者たち
SDGs(持続可能な開発目標)の達成期限は2030年ですが、あなたは2030年に何歳になっているでしょうか?もし、いま14歳だったら、8年後の2030年には22歳です。どこかの企業で働いているかもしれませんし、もしかしたらYouTuberやスポーツ選手として活躍しているかもしれません。いずれにせよ、社会人の1人になっていることは間違いありません。
いま、世界の若者(0歳から24歳まで)の人口は32億人で、これは世界人口のおよそ41%にあたります。日本では、およそ5人に1人は24歳以下の若者です。若い世代が、自分たちが主役となる時代をどのように変革していくかを考えることは、持続可能な社会を築いていくためにとても重要なことです。多くの若者がSDGsの推進に取り組めば、とても大きな力になるはずです。本書は、そうした若い世代を対象に、SDGsをわかりやすく伝えることを目的に書かれました。
本書では17のSDGsの目標についてひとつひとつ解説するだけでなく、日本と世界の現状を知ってもらうためにたくさんのデータを紹介しています。世界の現状を正しく理解するためには、データやエビデンス(根拠・証拠)が重要だからです。またSDGsは、アフリカや南アジアなど低所得国だけの問題でなく、日本も含むすべての国で考えなければいけないことなので、国際機関、政府機関やNGO、さまざまな会社の取り組みやそこで働く人を紹介しつつ、日本と世界の問題とそれを解決するための事例も紹介しています。
SDGsは特別な仕事に就いた人だけが関わるのではなく、子どもも大人も、誰もがふだんの生活をとおして関わるべきものです。逆にいうと、ひとりひとりのふだんの生活を少し変えたり、さまざまな仕事を通じて世界全体をよくすることができるのです。本書をとおして少しでも多くの子どもたちにSDGsに興味をもってもらい、学校や家庭でできることを発見したり、私たちの未来を考えるきっかけにしてもらえたらと思います。
(…後略…)
上記内容は本書刊行時のものです。