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ポストコロナ時代をどう拓くのか? 飯吉 厚夫(編著) - 明石書店
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ポストコロナ時代をどう拓くのか? (ポストコロナジダイヲドウヒラクノカ) 科学・文化・思想の「入亜脱欧」的シフトに向けて (カガクブンカシソウノニュウアダツオウテキシフトニムケテ)

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発行:明石書店
A5判
240ページ
上製
価格 3,200円+税
ISBN
978-4-7503-5372-2   COPY
ISBN 13
9784750353722   COPY
ISBN 10h
4-7503-5372-8   COPY
ISBN 10
4750353728   COPY
出版者記号
7503   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2022年3月31日
書店発売日
登録日
2022年3月25日
最終更新日
2022年5月6日
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紹介

世界の識者が地球・人間社会の未来を語る、中部大学創立80周年記念国際シンポジウム「私たちは、ポスト・コロナ時代をどう拓くのか?」、ローマクラブ日本支部創設記念シンポジウム「22世紀のためのわが家、ただ一つの地球のトリセツ」を元に書籍化。

目次

 あいさつ[飯吉厚夫]
 まえがき
 中部大学創立80周年記念フォーラム開催への感謝を込めて[野中ともよ]

【第1篇】学校法人中部大学創立80周年記念国際シンポジウム
私たちは、ポスト・コロナ時代をどう拓くのか?~アジア発の文化と科学技術は「いのち」中心の新たな「地球価値パラダイム」を創造できるか~

開会

[オープニング鼎談]Post COVID-19パンデミックにおける中部大学80周年とローマクラブ日本[野中ともよ/飯吉厚夫/林良嗣]
[基調講演]Come On! 目覚めよ!私だけの経済から人と地球のいのちのバランスへ[エルンスト・フォン・ワイツゼッカー]
[ラウンドテーブル]ポスト・コロナ時代を拓くカギは日本とアジアにあり[野中ともよ/飯尾歩]
民族性でまったく異なるアプローチ[山本尚]
地球が美しく持続し、豊かな人が自己実現できるプラチナ社会[小宮山宏]
なぜ世界の技術規範は劣化していくのか[八重樫武久]
コロナ後のモビリティ、ロジスティクス[ヴェルナー・ローテンガッター]
「アジアの世紀」ではなく「世界の世紀」をアジアから[チャンドラン・ネール]
我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか[黒田玲子]
江戸から見た自然と人間[辻本雅史]
パネルディスカッション[野中ともよ/山本尚/辻本雅史/黒田玲子/チャンドラン・ネール/八重樫武久/林良嗣/ヴェルナー・ローテンガッター/エルンスト・フォン・ワイツゼッカー/飯尾歩/中西久枝/松浦晃一郎/茅陽一]
閉会の辞[石原修]


【第2篇】ローマクラブ日本創設記念国際シンポジウム
22世紀のためのわが家、ただ一つの地球のトリセツ

開会あいさつ[飯吉厚夫/林良嗣]
[基調講演]危機からの創発 時間がない! もう動こう![サンドリーン・ディクソン・デクレーヴ]
「日本力」の再編集が宇宙船地球号を救う[野中ともよ]
デジタルアースが編む宇宙船地球号の未来[福井弘道]
高温直流超伝導送電技術がエネルギーと社会を変える[本島修]
地球と人を幸せにするモビリティとは?[林良嗣]
パネルディスカッション[野中ともよ/石原修/サンドリーン・ディクソン・デクレーヴ/本島修/福井弘道/林良嗣]
閉会あいさつ[石原修]

あとがき――2つのシンポジウムのまとめにかえて[林良嗣]

 編著者紹介
 著者紹介

前書きなど

あいさつ

 1969年にバックミンスター・フラーが地球民は動物も植物も運命共同体の中に生きている、という『宇宙船地球号』を発表しました。その前年の1968年に誕生したローマクラブが、最初のレポート『成長の限界(The Limits toGrowth)』で人類の無制限の成長に警鐘を鳴らし、それまで成長はよいことだと思って邁進してきた世界の常識を一変させました。
 2019年、そのローマクラブが日本支部を創設するにあたり、当時、同クラブ本部執行役員の野中ともよさん(本学客員教授)と日本支部長の林良嗣さん(本学卓越教授)から、支部を中部大学に設置したいとの申し入れを受けました。大変驚きましたが、折しも中部大学はその前年の2018年に、創立80周年を迎えたこともあり、お受けすることにしました。
 早速、2019年にはローマクラブ日本支部創設記念シンポジウム「22世紀のためのわが家、ただ一つの地球のトリセツ」を開催し、気候危機の真相と、脱炭素に貢献する高温超電導直流送電、デジタルアース、スマート交通の技術と政策などが提案されました。
 2020年には中部大学創立80周年記念国際シンポジウム「私たちは、ポスト・コロナ時代をどう拓くのか?」を開催することとなりました。シンポジウムでは、エルンスト・フォン・ワイツゼッカー名誉会長、サンドリーン・ディクソン・デクレーヴ会長を含むローマクラブ正会員(100名)と名誉会員のうち、合わせて8名が登壇しました。ローマクラブとしても年次総会以外にはあり得ないリッチなメンバーを迎え、世界に誇る研究者との討論を得て、大変触発される機会となりました。
 20世紀西欧型経済成長至上主義がなぜ経済、政治、気候、感染症の危機を地球社会にもたらしたのか? それを立て直し、ポスト・コロナ時代を拓く「いのち」を軸とした新たな「地球価値」とは? さらに「地球人」とは? そして、日本の文化と科学技術、アジア的価値はどう貢献できるのか? を問いました。本書はそれらをまとめた報告書です。

 (…後略…)

著者プロフィール

飯吉 厚夫  (イイヨシ アツオ)  (編著

学校法人中部大学理事長/中部大学総長、ロシア科学アカデミー名誉博士
京都大学名誉教授、核融合科学研究所名誉教授、総合研究大学院名誉教授。中部ESD拠点代表。瑞宝中綬章受章。米国プリンストン大学プラズマ物理学研究所客員研究員、英国原子力局カラム研究所研究員、慶應義塾大学工学部助教授、京都大学工学部教授・ヘリオトロン核融合研究センター長、文部省核融合科学研究所初代所長を経て、中部大学長、プラズマ・核融合学会会長、文部科学省国立大学法人評価委員などを歴任。著書に『核融合入門――高温プラズマの閉じ込め(増補版)』(共著、共立出版)、『ビッグプロジェクト――その成功と失敗の研究』(共著、新潮新書)、『物理学から世界を変える――科学者・飯吉厚夫の歩み』(風媒社)などがある。

野中 ともよ  (ノナカ トモヨ)  (編著

中部大学客員教授、NPO法人ガイア・イニシアティブ代表、ローマクラブ執行役員、元NHKメインキャスター
NHK、テレビ東京等で、国際社会の動向を前線から伝えるジャーナリストとして活躍。アサヒビールなどの企業役員を歴任後、三洋電機会長を務め、“いのち”を軸にした環境負荷の低い商品こそがグローバルマーケットを制するカギであるとし、卓越した経営手腕を示した。NPO法人を立ち上げ、人間も地球という生命体GAIAの一員として振る舞うべきことを説く。財政制度審議会、法制審議会、中央教育審議会、沖縄振興審議会委員、内閣構造改革特別区域推進本部教育評価委員長などを歴任。経済界大賞「フラワー賞」、日本学士会アカデミア賞を受賞。

林 良嗣  (ハヤシ ヨシツグ)  (編著

中部大学卓越教授、持続発展・スマートシティ国際研究センター、ローマクラブ執行役員・日本代表
世界交通学会前会長(2013~2019年)、清華大学傑出客員教授、日本工学アカデミー中部支部長。土木学会副会長、日本環境共生学会会長など歴任。都市化、低炭素交通、人口減少時代のQOLに基づく都市・農村のスマートシュリンク研究の国際的リーダー。90年代に、究極の大渋滞に見舞われたバンコクへの都市鉄道導入を提案、実現。東京湾アクアライン、つくばエクスプレス、インド新幹線のもたらす経済、環境、QOL、GNH、SDGs分析は、政策判断にも使われている。著書に『持続性学』(共編著、明石書店)、『Intercity Transport andClimate Change』(共編著、Springer)、『レジリエンスと地域創生』(共編著、明石書店)など。

上記内容は本書刊行時のものです。