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地図でみる世界の地域格差 OECD地域指標2020年版 OECD(編著) - 明石書店
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地図でみる世界の地域格差 OECD地域指標2020年版 (チズデミルセカイノチイキカクサオーイーシーディーチイキシヒョウニセンニジュウネンバン) 都市集中と地域発展の国際比較 (トシシュウチュウトチイキハッテンノコクサイヒカク)
原書: OECD Regions and Cities at a Glance 2020

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発行:明石書店
B5判
176ページ
並製
価格 5,400円+税
ISBN
978-4-7503-5261-9   COPY
ISBN 13
9784750352619   COPY
ISBN 10h
4-7503-5261-6   COPY
ISBN 10
4750352616   COPY
出版者記号
7503   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2021年9月22日
書店発売日
登録日
2021年8月2日
最終更新日
2021年9月22日
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紹介

より活力があり、より危機に強い経済・社会に向けて、地域や都市がどのように進展しているのかについて、豊富な図表と地図をもちいて包括的に提示する。2020年版では、新型コロナウイルス感染拡大による健康危機や経済・社会的影響について重点的に取り上げる。

目次

 序文
 謝辞
 読者への指針
 刊行にあたって─繁栄の未来に向けて、今、危機に強い場所を育む─
 要約

第Ⅰ部 よりよい健康と持続的な幸福に向けた社会の危機対応力

1章 地域別にみたCOVID-19 による健康への影響
2章 地域別にみた健康増進の取り組みと危機に強い医療システム(SDG 3)
3章 世界のどの都市にいても清浄な空気を呼吸できること(SDG 11)
4章 すべての地域で包摂的な教育を確保すること(SDG 4)
5章 すべての場所でジェンダー平等を達成すること(SDG 5)
6章 地域の治安、諸機関への信頼、政治的関与(SDG 16)

第Ⅱ部 経済の危機対応力と地域経済格差

7章 COVID-19のロックダウンに直面する地域:リモートワークの可能性
8章 地域の情報格差
9章 長期的にみた地域経済格差
10章 地域における労働生産性
11章 地域における国際貿易の影響
12章 国民経済に対する大都市圏の役割
13章 地域における起業家、企業、雇用の創出

第Ⅲ部 環境の危機対応力と持続可能な開発

14章 地域と都市における生物多様性と自然生態系の保護(SDG 14-15)
15章 気候中立経済に向けた地域と都市の役割(SDG 13)
16章 各地域におけるクリーンな発電への移行(SDG 7)
17章 地域における責任ある消費と循環型経済の育成(SDG 12)
18章 持続可能な都市のための効率的な土地利用と公共交通システム(SDG 11)

第Ⅳ部 人口変動、高齢化、都市化に直面する地域と都市

19章 地域の人口増加
20章 都市人口増加のグローバルな傾向
21章 変化する都市の形:密度と郊外化
22章 高齢化に直面する地域と都市
23章 地域間の人口移動

第Ⅴ部 地方政府の財政と投資

24章 地方政府の支出
25章 政府レベル別の支出責任
26章 地方政府の投資
27章 地方政府の歳入
28章 地方政府の債務
29章 OECD諸国における広域自治体の財政と投資
30章 基礎自治体の財政と投資

 付録A 地域と機能的都市地域の定義
 付録B 出所とデータ記述
 付録C 指標と推計方法
 付録D 地方政府の財政

 監訳者あとがき

前書きなど

序文

 2020年初頭に全世界を襲った新型コロナウイルスの感染拡大は、経済的な面でも、社会的な面でも、人々と地域に影響を与え続けている。『地図でみる世界の地域格差202年版』に示された諸指標は、地域と都市が今回の危機に対してだけではなく、経済に影響を与える他のメガトレンドに対しても、地域と都市に備えを促し、危機への強さを高める諸要因を包括的に検討するのに役立つ。全体として、本書は地域と都市に関わる100以上の統計指標を提示し、21世紀の到来以来の格差とその変動に光を当てる。分析したほとんどのトピックについて、本書はすべてのOECD諸国をカバーするとともに、いくつかの指標、特に都市化については、初めて本書の分析視角が全世界に及んでいる。

 『地図でみる世界の地域格差2020年版』は、多くの新たな領域の国内地域別データを含んでいる。健康関連の新たな国内地域別データは、超過死亡率や医療インフラの利用可能性と疾病率などをカバーしており、これによって本書の第Ⅰ部は充実したものとなった。地域の経済的回復力の診断(第Ⅱ部)は、リモートワークの可能性に関する新たな推計、デジタルインフラへのアクセス可能性、貿易に対する地域の開放度に関する新たな知見などを提示している。加えて、広域自治体と基礎自治体の支出と投資に関する新たなデータ(第Ⅴ部)は、地域と都市の金融面での回復力に関する新たな洞察をもたらしている。総じて、こうしたすべての指標は、異なる観点と空間スケールからみた場合、地域の経済格差が将来どのように変化するのを具体的に描き出すのに役立つであろう。

 (…後略…)

著者プロフィール

中澤 高志  (ナカザワ タカシ)  (監訳

1975年神奈川県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(博士〈学術〉)。現在、明治大学経営学部教授。専攻は、経済地理学、都市社会地理学。単著に、『職業キャリアの空間的軌跡:研究開発技術者と情報技術者のライフコース』(2008年、大学教育出版)、『労働の経済地理学』(2014年、日本経済評論社)、『住まいと仕事の地理学』(2019年、旬報社)、『経済地理学とは何か:批判的立地論入門』(旬報社、2021年)。主な著書・訳書に、『女性の世界地図:女たちの経験・現在地・これから』(共訳、ジョニー・シーガー著、明石書店、2020年)、『地図でみる日本の女性』(共著、明石書店、2007年)、『家族・地域の中の女性と労働:共稼ぎ労働文化のもとで』(共著、明石書店、2018年)、『地図でみる世界の地域格差 OECD地域指標2018年版:都市集中と地域発展の国際比較』(監訳、OECD編著、明石書店、2019年)など。

久木元 美琴  (クキモト ミコト)  (

1979年鹿児島県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(博士〈学術〉)。現在、専修大学文学部教授。専攻は、都市社会地理学、公共サービスの地理学、特に地域における子育て支援を中心とした福祉サービスの需給の地域差。主な著書・訳書に、『保育・子育て支援の地理学:福祉サービス需給の「地域差」に着目して』(単著、明石書店、2016年)、『空き不動産問題から考える地方都市再生』(共著、ナカニシヤ出版、2021年)、『地方行財政の地域的文脈』(共著、古今書店、2012年)、『女性就業と生活空間:仕事・子育て・ライフコース』(共著、明石書店、2012年)、『地図でみる世界の地域格差 OECD地域指標2018年版:都市集中と地域発展の国際比較』(共訳、OECD編著、明石書店、2019年)など。

鍬塚 賢太郎  (クワツカ ケンタロウ)  (

1972年福岡県生まれ。広島大学大学院文学研究科博士課程後期修了(博士〈文学〉)。現在、龍谷大学経営学部教授。専攻は、経済地理学。主な著書・論文・訳書に、『現代インド4 台頭する新経済空間』(共著、東京大学出版会、2015年)、『現代インドにおける地方の発展』(共著、海青社、2014年)、『日本経済地理読本』(共著、東洋経済新報社、2014年)、「インドの空間構造に関するデータ分析―2011年国勢調査を用いた就業機会の地区類型―」(「地理科学」73-3、2018年)、『地図でみる世界の地域格差 OECD地域指標2018年版:都市集中と地域発展の国際比較』(共訳、OECD編著、明石書店、2019年)など。

松宮 邑子  (マツミヤ ユウコ)  (

1992年東京都生まれ。明治大学大学院文学研究科地理学専攻博士後期課程修了(博士〈地理学〉)。明治大学研究・知財戦略機構博士研究員を経て、現在、埼玉大学人文社会科学研究科専任講師。主な著書・論文に、『都市に暮らすモンゴル人:ウランバートル・ゲル地区にみる住まい空間』(単著、明石書店、2021年)、『近現代モンゴルにおける都市化と伝統的居住の諸相:ウランバートル・ゲル地区にみる住まいの管理と実践』(共著、東北大学東北アジア研究センター、2018年)、「ウランバートルにおけるゲル地区の形成と居住者の移住・移動・定着」(『地理学評論』92:47-71、2019年)など。

甲斐 智大  (カイ トモヒロ)  (

1991年福岡県生まれ。東北大学環境科学研究科博士前期課程修了(修士〈環境科学〉)。石川県立金沢錦丘高等学校教諭を経て、現在、岐阜大学地域科学部助教。主な論文に「東京都における保育所の経営主体からみた保育労働市場の特性-新卒保育士の採用を中心に-」(『地理学評論』93:61-84、2020年)、「石川県における保育労働力供給の地域的差異」(『季刊地理学』68:131-147、2016年)など。

上記内容は本書刊行時のものです。