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地図でみる世界の地域格差 OECD地域指標2020年版
都市集中と地域発展の国際比較
原書: OECD Regions and Cities at a Glance 2020
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2021年9月22日
- 書店発売日
- 2021年9月17日
- 登録日
- 2021年8月2日
- 最終更新日
- 2021年9月22日
紹介
より活力があり、より危機に強い経済・社会に向けて、地域や都市がどのように進展しているのかについて、豊富な図表と地図をもちいて包括的に提示する。2020年版では、新型コロナウイルス感染拡大による健康危機や経済・社会的影響について重点的に取り上げる。
目次
序文
謝辞
読者への指針
刊行にあたって─繁栄の未来に向けて、今、危機に強い場所を育む─
要約
第Ⅰ部 よりよい健康と持続的な幸福に向けた社会の危機対応力
1章 地域別にみたCOVID-19 による健康への影響
2章 地域別にみた健康増進の取り組みと危機に強い医療システム(SDG 3)
3章 世界のどの都市にいても清浄な空気を呼吸できること(SDG 11)
4章 すべての地域で包摂的な教育を確保すること(SDG 4)
5章 すべての場所でジェンダー平等を達成すること(SDG 5)
6章 地域の治安、諸機関への信頼、政治的関与(SDG 16)
第Ⅱ部 経済の危機対応力と地域経済格差
7章 COVID-19のロックダウンに直面する地域:リモートワークの可能性
8章 地域の情報格差
9章 長期的にみた地域経済格差
10章 地域における労働生産性
11章 地域における国際貿易の影響
12章 国民経済に対する大都市圏の役割
13章 地域における起業家、企業、雇用の創出
第Ⅲ部 環境の危機対応力と持続可能な開発
14章 地域と都市における生物多様性と自然生態系の保護(SDG 14-15)
15章 気候中立経済に向けた地域と都市の役割(SDG 13)
16章 各地域におけるクリーンな発電への移行(SDG 7)
17章 地域における責任ある消費と循環型経済の育成(SDG 12)
18章 持続可能な都市のための効率的な土地利用と公共交通システム(SDG 11)
第Ⅳ部 人口変動、高齢化、都市化に直面する地域と都市
19章 地域の人口増加
20章 都市人口増加のグローバルな傾向
21章 変化する都市の形:密度と郊外化
22章 高齢化に直面する地域と都市
23章 地域間の人口移動
第Ⅴ部 地方政府の財政と投資
24章 地方政府の支出
25章 政府レベル別の支出責任
26章 地方政府の投資
27章 地方政府の歳入
28章 地方政府の債務
29章 OECD諸国における広域自治体の財政と投資
30章 基礎自治体の財政と投資
付録A 地域と機能的都市地域の定義
付録B 出所とデータ記述
付録C 指標と推計方法
付録D 地方政府の財政
監訳者あとがき
前書きなど
序文
2020年初頭に全世界を襲った新型コロナウイルスの感染拡大は、経済的な面でも、社会的な面でも、人々と地域に影響を与え続けている。『地図でみる世界の地域格差202年版』に示された諸指標は、地域と都市が今回の危機に対してだけではなく、経済に影響を与える他のメガトレンドに対しても、地域と都市に備えを促し、危機への強さを高める諸要因を包括的に検討するのに役立つ。全体として、本書は地域と都市に関わる100以上の統計指標を提示し、21世紀の到来以来の格差とその変動に光を当てる。分析したほとんどのトピックについて、本書はすべてのOECD諸国をカバーするとともに、いくつかの指標、特に都市化については、初めて本書の分析視角が全世界に及んでいる。
『地図でみる世界の地域格差2020年版』は、多くの新たな領域の国内地域別データを含んでいる。健康関連の新たな国内地域別データは、超過死亡率や医療インフラの利用可能性と疾病率などをカバーしており、これによって本書の第Ⅰ部は充実したものとなった。地域の経済的回復力の診断(第Ⅱ部)は、リモートワークの可能性に関する新たな推計、デジタルインフラへのアクセス可能性、貿易に対する地域の開放度に関する新たな知見などを提示している。加えて、広域自治体と基礎自治体の支出と投資に関する新たなデータ(第Ⅴ部)は、地域と都市の金融面での回復力に関する新たな洞察をもたらしている。総じて、こうしたすべての指標は、異なる観点と空間スケールからみた場合、地域の経済格差が将来どのように変化するのを具体的に描き出すのに役立つであろう。
(…後略…)
上記内容は本書刊行時のものです。