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【増補】新 移民時代
外国人労働者と共に生きる社会へ
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2020年8月31日
- 書店発売日
- 2020年8月31日
- 登録日
- 2020年8月25日
- 最終更新日
- 2022年1月19日
書評掲載情報
2022-04-23 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 望月優大(ライター) |
2021-10-16 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 水無田気流(社会学者・詩人) |
2020-09-12 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 太田浩(一橋大学教授) |
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紹介
外国人労働者受け入れへの一大転換と言える改定入管法が成立したが、政府の本音と建前の乖離は依然として埋まらない。大反響を呼んだ初刊版に、改定入管法施行前、施行1年後、ネパール再訪の連載を加え大幅増補。共に暮らす隣人を直視した現場からの報告。
目次
はじめに
増補版 はじめに
第1章 出稼ぎ留学生
コラム
インタビュー・平田オリザ
第2章 留学ビジネスⅠ ネパールからの報告
コラム
インタビュー・江副隆秀
第3章 留学ビジネスⅡ 学校乱立の陰で
コラム
インタビュー・坂中英徳
インタビュー 留学生の就労問題どう考える・永田大樹/佐藤由利子
第4章 働けど実習生
コラム
インタビュー・石破茂
第5章 変わる仕事場
コラム
インタビュー・堺屋太一
第6章 交差する人々
アメリカからの報告 日系人が見た 揺れる超大国
インタビュー・石坂芳男
第7章 ともに生きる
コラム
インタビュー・安永貴夫
第8章 近未来を歩く
コラム
インタビュー・田中宝紀
公開シンポジウム フクオカ円卓会議
基調講演・國松孝次
パネリスト冒頭発言
討議
参加者アンケート
2018年、入管難民法改正 拭えない懸念
第9章 共生へ 最前線から
ネパール再訪
コラム
インタビュー・庵功雄
第10章 進まぬ開国 特定技能導入1年
コラム
おわりに
増補版「おわりに」に代えて――「やさしい日本語」の挑戦
前書きなど
増補版 はじめに
(…前略…)
増補版『新 移民時代――外国人労働者と共に生きる社会へ』は、2017年11月の初刊後に、取材班が入管難民法改正や新型コロナウイルス禍に向き合いながら展開した連載や記事、新たに書き下ろした法改正の解説などを収録している。労働開国で、国籍や文化の異なる人々が同じ地域で暮らし、働く、新たな「移民時代」が、いよいよ本格化するのか。本書が、私たちの社会の歩みと現在地を見つめ直し、進むべき針路を考える手助けになれば、取材に協力してくださった多くの方々にも喜んでいただけると信じている。なお文中に登場する人々の肩書き、年齢は新聞掲載時のままとした。紙面掲載時期については、第1章から「フクオカ円卓会議」までが連載開始の2016年12月から2017年7月頃に該当し、第9章から第10章までが改正入管難民法施行直前の2019年3月から2020年6月に該当する。
キャンペーン報道「新 移民時代」がスタートした2016年に史上初めて100万人を突破した外国人労働者は、2017年には約128万人、2018年に約146万人と毎年約20万人ずつのペースで増え続け、2019年には165万8千人に達した。初刊の「はじめに」に「外国人に優しい社会は他者に寛容な社会につながる」と書いた。世界が不安や恐怖に覆われたコロナ禍で、その確信を深めた。見えにくいものに眼を凝らし、小さな声に耳を澄まして社会に伝える新聞ジャーナリズムの役割を果たし続けたい。
上記内容は本書刊行時のものです。