版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊 ラノベ
日韓歴史共通教材 調べ・考え・歩く 日韓交流の歴史 歴史教育研究会(編著) - 明石書店
.

日韓歴史共通教材 調べ・考え・歩く 日韓交流の歴史

発行:明石書店
B5判
280ページ
並製
価格 2,800円+税
ISBN
978-4-7503-4964-0
Cコード
C0021
一般 単行本 日本歴史
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2020年2月15日
書店発売日
登録日
2020年1月29日
最終更新日
2020年2月17日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

日韓両国の高校教育の現場で活用されることを想定して共同開発された歴史教材。叙述主体の通史ではなくテーマ中心の構成で、図版や写真等の資料を通して日韓の交流史が身近に感じられるように工夫されている。日韓関係の今日的課題も積極的に取り上げている。

目次

 刊行にあたって
 本書の使い方

第1章 文化にふれる
 1 日本と韓国のポップカルチャーは好きですか
 2 正月の行事・料理にはどんな意味があるか
 3 かなとハングルはなぜ創られ、どのように使われているか
 4 子どもは何をどのように学んでいたのか
 5 武士と両班はどのような生活や考えを持っていたのか

第2章 前近代の交流をたどる
 1 先史時代の人々の交流はどのようなものだったか
 2 古墳にはどのような日韓交流の痕跡が残されているか
 3 日本と新羅の外交はどのように展開したか
 4 日本と渤海はどのように交流を深めたのか
 5 高麗水軍に救出された日本人女性は何を語ったか
 6 モンゴルの侵攻は日本と高麗の関係にどんな影響を与えたか
 7 倭寇は高麗や朝鮮、日本の外交にどのような影響を与えたのか
 8 「文禄・慶長の役」か、「壬辰・丁酉倭乱」か、「抗倭援朝戦争」か
 9 通信使外交は日朝間の摩擦をどう乗り越えたか
 10 漂流民を通した交流は、日朝間でどのように行われたか

第3章 近現代の交流をたどる
 1 日本と朝鮮はどのように開港するに至ったか
 2 伊藤博文と安重根が考えていた東アジアの「平和」とは何か
 3 在朝日本人とはどのような存在だったのか
 4 関東大震災下の朝鮮人の犠牲に人々はどう向き合ってきたか
 5 帝国日本はなぜ朝鮮に神社を建てたのか
 6 朝鮮人は日本の戦争にどのように動員されたか
 7 敗戦・解放後の新しい社会づくりはどのように進められたか
 8 朝鮮戦争に日本はどのように関わったのか
 9 韓国の4・19革命から何を学ぶか
 10 日本と韓国はどのように国交を正常化したのだろうか
 11 日朝・南北間の信頼醸成・平和構築はどう進められてきたのか
 12 君たちは日韓関係の未来をどのように担っていくか

第4章 日本と韓国を歩く
 1 日本と韓国の世界遺産を訪ねる
 2 江戸・東京と漢城・ソウルを歩く
 3 「古都」京都を歩く
 4 大阪のなかの韓国・朝鮮を歩く
 5 港町釜山を歩く
 6 対馬を歩く
 7 沖縄を歩く
 8 ヒロシマを歩く
 9 分断の象徴DMZに向かう

 本書作成の経過について
 あとがき

前書きなど

刊行にあたって

 本書『日韓歴史共通教材 調べ・考え・歩く 日韓交流の歴史』は、日本と韓国の歴史学・歴史教育研究にかかわる大学教員と高校教員などが取り組んだ共同作業による成果である。私たちは、2013~2018年度の6年間、全9回にわたって日韓国際シンポジウムを開催し、それらを通じて多様なテーマについて検討してきた。その過程で多数の日韓歴史共通教材を案出したが、本書に収めた教材はその一部である。
 日本と韓国の歴史教育者が一緒に歴史教材を作る試みは今回が初めてではない。日韓間で歴史教科書の記述内容が繰り返し問題とされるなかで、それを乗り越えるために実践的な教材を提案する共同研究は、すでに幾度となく行われ、意義深い成果が発表されている。
 しかし、これまでに作られた共通教材は、日韓で十分に活用されてきたとはいいきれない面がある。日韓両国の異なる教育制度と教育課程とを結びつけることは容易ではなく、現場の教師たちが独力で、共通教材を授業に活用することは、さらに困難がともなったものと推測できる。
 本書は、このような状況を踏まえて、従来の共通教材の枠組みを乗り越えて、現場での利便性の高い内容と方法を模索したものである。説明中心の教科書形式の通史叙述ではなく、主題中心の学習教材で構成されている。教材案作成にあたっては、日韓両国が共有した歴史像を抽出し、それを記憶する様々な資料や解釈を紹介し、これを授業で扱う具体的な方法を例示することにつとめている。そして日韓両国の類似点や相異点に着目し、両国の歴史を相互に身近にとらえることのできる教材や、地域的な特性をとらえるためのフィールドワークを通じた活用教材などを収めている。

 (…後略…)

上記内容は本書刊行時のものです。