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発達心理学ガイドブック マーガレット・ハリス(著) - 明石書店
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発達心理学ガイドブック (ハッタツシンリガクガイドブック) 子どもの発達理解のために (コドモノハッタツリカイノタメニ)
原書: A Student's Guide to Developmental Psychology

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発行:明石書店
B5変形判
432ページ
並製
価格 4,500円+税
ISBN
978-4-7503-4770-7   COPY
ISBN 13
9784750347707   COPY
ISBN 10h
4-7503-4770-1   COPY
ISBN 10
4750347701   COPY
出版者記号
7503   COPY
Cコード
C0011  
0:一般 0:単行本 11:心理(学)
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2019年3月25日
書店発売日
登録日
2019年3月14日
最終更新日
2019年4月16日
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紹介

子どもの発達と教育について、エビデンスに基づく最新の知見に加え、理論的にもピアジェの認知発達,ボウルビィの愛着の発達を基本に、現代の神経構成主義への系譜を豊富な図版・資料とともに丁寧に概説。発達心理学を学ぶ学生や保護者をはじめ、心理・教育・保育・保健の専門家にとっても有用な一冊。

目次

 原著まえがきより
 日本語版への序

第1章 枠組みと方法
 1.1 発達心理学における重要な疑問
 1.2 心理学的データの収集と分析
 1.3 まとめ

第2章 理論と方法
 2.1 初期の見方
 2.2 ジョン・ロック
 2.3 ジャン‐ジャック・ルソー
 2.4 ジャン・ピアジェの構成主義
 2.5 レフ・ヴィゴツキーの社会・文化理論
 2.6 ジョン・ボウルビィの愛着理論
 2.7 コネクショニズム
 2.8 ダイナミックシステムズ
 2.9 神経構成主義
 2.10 まとめ

第3章 乳幼児期への導入
 3.1 胎児期の発達
 3.2 新生児
 3.3 座位,立つこと,歩行
 3.4 手のコントロールの発達
 3.5 聴覚,嗅覚,味覚,視覚
 3.6 まとめ

第4章 乳児期の認知発達
 4.1 カテゴリー化の発達
 4.2 対象の処理
 4.3 数量の理解
 4.4 コア認識
 4.5 まとめ

第5章 初期の言語発達
 5.1 話しことばの知覚の発達
 5.2 喃語の発達
 5.3 初期言語発達における社会的文脈
 5.4 初期の語彙:単語の理解
 5.5 語を話すことの学習
 5.6 まとめ

第6章 乳児期における社会的,情動的発達
 6.1 他者への気づき
 6.2 他者の模倣
 6.3 微笑みと社会的認識
 6.4 愛着の発達
 6.5 自己概念の発達
 6.6 感情への反応
 6.7 まとめ

第7章 就学前期への導入
 7.1 脳の発達
 7.2 運動発達
 7.3 描画
 7.4 まとめ

第8章 就学前期の認知発達
 8.1 ピアジェの前操作的推理の理論
 8.2 ピアジェの前操作的思考のテストへの批判
 8.3 問題解決
 8.4 類推による推理
 8.5 見かけ,想像と現実
 8.6 社会的認知と心の理論
 8.7 まとめ

第9章 就学前期における言語発達
 9.1 言語発達の理論的説明
 9.2 初期の語結合
 9.3 文法の始まり
 9.4 早期の文法理解の実験的研究
 9.5 特異的言語発達障害(SLI)
 9.6 言語障害と言語的不利
 9.7 まとめ

第10章 就学前期の社会性と情動の発達
 10.1 友情と交友関係
 10.2 社会的問題解決
 10.3 性役割の発達
 10.4 自己の理解
 10.5 遊び,想像,ふり
 10.6 信頼の発達
 10.7 まとめ

第11章 児童中期への導入
 11.1 運動技能
 11.2 脳の発達
 11.3 発達障害
 11.4 まとめ

第12章 児童中期の認知発達
 12.1 推理
 12.2 問題解決
 12.3 ワーキングメモリ
 12.4 数的処理の学習
 12.5 まとめ

第13章 読み書き能力(リテラシー)
 13.1 読むことの学習
 13.2 書くことの学習
 13.3 読み書きの学習の障害
 13.4 まとめ

第14章 児童中期の社会性と感情性の発達
 14.1 仲間との交流
 14.2 道徳性の発達
 14.3 感情性の発達
 14.4 性役割の発達
 14.5 まとめ

第15章 青年期への導入
 15.1 青年期の矛盾
 15.2 青年期の脳の発達
 15.3 青年期の思春期成熟変化
 15.4 青年期についての比較文化的展望
 15.5 まとめ

第16章 青年期の認知発達
 16.1 ピアジェの形式的操作的推理の理論
 16.2 ピアジェの理論への批判
 16.3 実行機能の発達
 16.4 まとめ

第17章 青年期の社会的,情動的発達
 17.1 道徳的推理
 17.2 人間関係
 17.3 青年期の友人関係の性差
 17.4 争いと攻撃的行動
 17.5 家族の中での性的役割
 17.6 まとめ

 文献
 索引
 訳者あとがき
 著者・訳者紹介

前書きなど

原著まえがきより

 この新しいテキストは,発達心理学を学ぶ学生に,多くのことを提供している。今日の発達心理学における重要な話題を取り上げながら,これまでの研究と理論,そして,最新の研究結果とその手法についてまとめている。誕生から成人まで,年代を追って重要な発達段階に焦点を当て,行動と発達の変化に脳の活動がどのように関連しているかを明らかにする。また,各章では,子どもの定型発達と,非定型発達を説明し,遺伝と環境要因の影響を比較検討している。
 本書では学習の手助けとなるように,次のようなセクションを用意している。

 ・各章での学習目的
 ・KEY TERMの定義
 ・多数の説明図版
 ・各章のまとめ
 ・参考文献
 ・質問に答えてみよう

 本書は発達心理学を学ぶ全ての学生にとって基本的なテキストである。子どもの発達について,最新のわかりやすい説明を必要としている教育,保育,保健その他の専門の学生や専門家の期待に添えるもので,重要な発達の概念を示すビデオクリップを含むウエブサイトも提供している。

著者プロフィール

マーガレット・ハリス  (マーガレット ハリス)  (

オックスフォードブルックス大学健康生活学部心理学科 教授
主著:Exploring Developmental Psychology. Sage, 2008年
Developmental Psychology: A Student's Handbook. Psychology Press, 2002年(George Butterworthとの共著)
Principles of Developmental Psychology. Lawrence Erlbaum Associates, 1994 年(George Butterworth との共著,邦訳 村井潤ー(監訳)『発達心理学の基本を学ぶ――人間発達の生物学的文化的基盤』,ミネルヴァ書房,1997年)
専攻:発達心理学

ガート・ウェスターマン  (ガート ウェスターマン)  (

ランカスター大学心理学部 教授
主著:Early Word Learning, Routledge, 2017年
Neuroconstructivism, Vol.1, Vol. 2, Oxford University Press, 2007年
専攻:発達心理学

小山 正  (コヤマ タダシ)  (

神戸学院大学心理学部 教授
主著:『言語発達』,ナカニシヤ出版,2018年
『言語獲得期にある子どもの象徴機能の発達とその支援』,風間書房,2009年
『自閉症スペクトラムの子どもの言語・象徴機能の発達』(編著),ナカニシヤ出版,2004年
専攻:発達心理学,言語発達心理学

松下 淑  (マツシタ フカシ)  (

愛知教育大学 名誉教授
主訳書:『学力・リテラシーを伸ばす ろう、難聴児教育――エビデンスに基づいた教育実践』(共訳),明石書店,2017年
『聴覚障害児の読み書き能力を育てる――家庭でできる実践ガイド』(共訳),明石書店,2009年
専攻:聴覚言語障害児教育

上記内容は本書刊行時のものです。