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グローバル環境ガバナンス事典 リチャード・E・ソーニア(編) - 明石書店
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グローバル環境ガバナンス事典 (グローバルカンキョウガバナンスジテン)
原書: Dictionary and Introduction to Global Environmental Governance

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発行:明石書店
B5判
480ページ
上製
価格 18,000円+税
ISBN
978-4-7503-4667-0   COPY
ISBN 13
9784750346670   COPY
ISBN 10h
4-7503-4667-5   COPY
ISBN 10
4750346675   COPY
出版者記号
7503   COPY
Cコード
C0536  
0:一般 5:事・辞典 36:社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2018年5月
書店発売日
登録日
2018年5月2日
最終更新日
2018年5月11日
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紹介

今日の地球環境問題は深刻化し、グローバルなレベルでの対応が迫られている。本書は、地球環境に関連する自然科学・社会科学的用語や実際の国際交渉における実務的用語、主要な国際機関、研究機関、市民社会団体等の用語を広く網羅した、必携の事典である。

目次

 献辞
 謝辞
 序文
 まえがき
 はじめに

第1部 グローバル環境ガバナンス:論考

第2部 グローバル環境ガバナンス:用語事典
 ・本事典の編集に使った情報源とアルファベット略語一覧
 ・用語事典
 ・頭字語・略語一覧
 ・参考文献

 ・付録1:水―グローバル環境ガバナンスにおけるテーマ事例研究
 ・付録2:政府間環境協定抜粋
 ・付録3:グローバル環境ガバナンスの諸原則と価値観
 ・付録4:市民社会による主な代替的協定
 ・付録5:ガバナンスの文書化
 ・付録6:ランダムな定義

 ・日本語索引
 ・監訳者あとがき
 ・編著者紹介
 ・監訳者紹介



図表リスト
 表1 「環境」という語が定義される文脈
 表2 CIDIE各構成機関の「環境事業」として扱われるべき問題についての解釈
 表3 水貧困指標

前書きなど

監訳者あとがき[松下和夫]

はじめに
 本書はRichard A. Meganck and Richard E. Saunier著、Dictionary and Introduction to Global Environmental Governance(Earthscan, 2007年刊)の日本語版である。
 本事典が対象としている時代は、大まかには、1972年に開催された「国連ストックホルム人間環境会議」から、1992年の「環境と開発に関する国連会議」(地球サミット)、2002年の「持続可能な発展に関する国連会議」(ヨハネスブルグ・サミット)、1997年に採択された京都議定書とその後の展開などの期間であり、2007年頃までである。したがって2012年に開催された「国連持続可能な開発会議」(リオ+20)や2015年に採択された気候変動に関するパリ協定や「持続可能な発展目標」(SDGs)などは対象となっていない。
 一方、本事典は極めて広範な領域をカバーしている。地球環境ガバナンスに関連する学術的・技術的な考察とともに、関連する自然科学的・社会科学的専門用語も含まれる。それに加えて本書の特色は、実際の国際交渉に関連した実務的用語が幅広く取り上げられていることである。国際交渉の表舞台と裏舞台で飛び交う略語・頭字語はもとより、主要な国際機関・国際組織、研究機関、市民社会団体に関連する用語も広く網羅されている。
 地球環境問題が人類の将来を左右する重要な課題と国際社会で認識され、取り組みが始められてから既に半世紀近く経過した。その間に地球環境ガバナンスの体系は著しく高度化・複雑化した。にもかかわらず現実の環境問題の改善の成果は乏しく、持続可能な発展への道筋はいまだ明らかではない。喫緊の度を強めている気候変動問題を始め、地球環境問題はすべての人々が当事者である。パリ協定とSDGs時代の新たな地球環境ガバナンスの構築が求められる今の時代にこそ改めて本書の価値がある。

 (…後略…)

著者プロフィール

リチャード・E・ソーニア  (リチャード イー ソーニア)  (

リチャード・E・ソーニア(RICHARD E. SAUNIER)博士は、1975年3月から1996年12月に退職するまで米州機構の地域開発環境局の上級環境管理アドバイザーを務めた。1970年から1975年まで、米国平和部隊のスタッフとしてパラグアイ、ペルー、ワシントンDCに駐在し、1967~69年には、チリ南大学バルディビア校の客員教授を務めた。コロラド州立大学にて森林学と牧場管理の学位(学士)、アリゾナ大学にて牧場生態学と流域管理の学位(修士、博士)を取得。関心と近年の経験は、環境管理政策とプログラム評価、資源利用争議の特定と仲裁である。リチャード・A・メガンクとの共編著に、The Bottoms Up of International Development, (Infinity Publishing、2002年)、Conservation of Biodiversity and the New Regional Planning(米州機構・国際自然保護連合、1995年)、C.H.A.O.S.S.: An Essay and Glossary for Students and Practitioners of Global Environmental Governance(A.A. Balkema Publishers、2004年)がある。

リチャード・A・メガンク  (リチャード エー メガンク)  (

リチャード・A・メガンク(RICHARD A. MEGANCK)博士は、オランダ・デルフトにあるUNESCO-IHE水教育研究所の所長である。2003年にオランダに着任する以前は、米州機構の持続可能な発展と環境局長を務めた。30年にわたり国連とアメリカ間システムの両方における国際開発と自然資源管理に携わり、その間に400件の技術・行政ミッションを世界106カ国で実施した。ミシガン州立大学にて自然資源開発政策と流域管理の学士と修士、オレゴン州立大学にて自然資源管理の博士を取得。これまでに90本以上の論文と4冊の著書を発表している。最初の専門職としてオレゴン州立大学の森林カレッジ教員として専門職をスタートさせ、1971~72年に南米コロンビアの米国平和部隊ボランティアを務めた。

植田 和弘  (ウエタ カズヒロ)  (監訳

京都大学名誉教授。日本における環境経済学の草分け的存在。専門は環境経済学、財政学。政策分野でも、震災復興構想会議検討部会委員、総合資源エネルギー調査会基本政策分科会委員などを歴任。
著書に『緑のエネルギー原論』(岩波書店、2013年)、『環境経済学への招待』(丸善、1998年)、『環境経済学』(岩波書店、1996年)、『廃棄物とリサイクルの経済学――大量廃棄社会は変えられるか』(有斐閣、1992年)、訳書に『国連大学 包括的「富」報告書』(明石書店、2014年、山口臨太郎との共訳)等。

松下 和夫  (マツシタ カズオ)  (監訳

京都大学名誉教授。環境省、OECD、国連環境開発会議上級計画官、京都大学大学院教授等を経て現職。専門は環境政策論。(公財)地球環境戦略研究機関シニアフェロー、国際協力機構(JICA)環境ガイドライン異議申立審査役、環境経済・政策学会理事等も務める。
著書に『地球環境学への旅』(文化科学高等研究院出版局、2011年)、『環境政策学のすすめ』(丸善株式会社、2007年)、『環境ガバナンス論』(京都大学学術出版会、2007年)、『環境ガバナンス』(岩波書店、2002年)、『環境政治入門』(平凡社、2000年)等。

上記内容は本書刊行時のものです。