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アルフレッド・シュッツ ヘルムート・R・ワーグナー(著) - 明石書店
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アルフレッド・シュッツ 他者と日常生活世界の意味を問い続けた「知の巨人」
原書: ALFRED SCHUTZ: An Intellectual Biography

発行:明石書店
四六判
552ページ
上製
価格 4,500円+税
ISBN
978-4-7503-4645-8
Cコード
C0010
一般 単行本 哲学
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2018年3月
書店発売日
登録日
2018年3月12日
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紹介

いまなお人文系諸学問に幅広い影響を与えている現象学的社会学の創始者アルフレッド・シュッツ。理論構築の過程、師フッサールや同時代の学者らとの交流――弟子ワーグナーが未公表の資料も交え、その圧倒的な知的活動の全貌を明らかにした歴史的名著。

目次

第Ⅰ部 知的献身の生涯

〈第一編 ウィーン 1889-1932〉
第一章 生い立ちと覚悟
第二章 最初の大きな企て
第三章 現象学の基礎

〈第二編 ウィーンとパリ 1933-39〉
第四章 不安の連続と混乱

〈第三編 ニューヨーク 1939-59〉
第五章 アメリカ的思考との出会い
第六章 統合から応用へ
第七章 最後の努力


第Ⅱ部 学者のコミュニティ

〈第四編 歴史的伝統と先人たち〉
第八章 西洋の伝統と先人たち
第九章 先生世代との幅広い交流

〈第五編 同時代人と仲間たち〉
第十章 同世代の学者たち
第十一章 学者友だち
第十二章 エリク・フェーゲリン――哲学の逆境にある友人
第十三章 アロン・グルヴィッチ――哲学上の収斂

〈第六編 後継者世代〉
第十四章 教え子世代の学者たち


第Ⅲ部 「生活世界の社会学」以前・以後

〈第七編 理性――直観主義者・自発性〉
第十五章 ライプニッツ――合理主義者の伝統
第十六章 ベルクソン――内的時間意識と行為

〈第八編 現象学――基礎と限界〉
第十七章 フッサール――現象学の基本線
第十八章 フッサール――限界と批評

 結びの言葉


  謝辞
  原注
  付録

 あとがきと解説

  文献(精選)

  人名索引
  事項索引

前書きなど

 あとがきと解説

 (…前略…)

2.ワーグナーのシュッツ論――汝の経験科学
 原題(ALFRED SCHUTZ: An Intellectuial Biography)に記されているように、本書はアルフレッド・シュッツの「個人的・思想的伝記」である。シュッツの一連の出版物・草稿・手紙等を用いて、その「知的献身の生涯」を発生論的動機的に考察する、「シュッツの回顧的総覧」である。ワーグナーはこれを「汝の経験科学」と名づける。平たく言えば「愛すシュッツ君、一体君は何者なのだ」の自問自答の営為である。

 (…後略…)

著者プロフィール

ヘルムート・R・ワーグナー  (ヘルムート アール ワーグナー)  (

1904年ドレスデン(独)生まれ。1989年4月22日南デニス、マサチューセッツ州にて没。亡命先の米国で遅咲きの社会学者として活躍し、アルフレッド・シュッツとともに現象学的社会学の創設に大きく貢献した。シュッツの弟子。アルフレッド・シュッツ著『現象学と社会関係』(森川真規雄 浜日出夫訳『現象学的社会学』)の編者。他にPhenomenology of Consciousness and Sociology of the Life World: An Introductory Study;などの著書がある。

佐藤 嘉一  (サトウ ヨシカズ)  (監訳

1938年福島県生まれ。立命館大学名誉教授。社会学博士(立命館大学)。1965年東北大学大学院博士課程満期退学。東北大学助手、金沢大学講師などを経て、1984年、立命館大学産業社会学部教授。2003年立命館大学特任教授。著書に『物語のなかの社会とアイデンティティ――赤ずきんちゃんからドストエフスキーまで」(晃洋書房、2004年)、訳書にW.M.スプロンデル編『A.シュッツ=T.パーソンズ往復書簡:社会理論の構成』(木鐸社、1980年)、A.シュッツ『社会的世界の意味構成――ヴェーバー社会学の現象学的分析』(木鐸社、1982年)、R.グラトホーフ編著『亡命の哲学者たち――アルフレッド・シュッツ/アロン・グールヴィッチ往復書簡1939~1959―』(木鐸社、1996年)などがある。

森重 拓三  (モリシゲ タクミ)  (

1970年大阪府生まれ。立命館大学産業社会学部非常勤講師。1999年立命館大学大学院博士課程修了。社会学博士(立命館大学)。専門は青年意識(文化)・自我論。主要論文に「あいまいな進学動機の社会学的研究――シュッツ=パーソンズ問題のあたらしい地平をめざして」(『立命館産業社会論集』第34巻第2号、1998年)、「進学の相互行為論的考察 ――進学をめぐる物語構成を中心に」(『立命館産業社会論集』第35巻第1号、1999年)、「あいまいな進学動機の意味構成」(『年報社会科学基礎論研究』第3号、2004年)など。

中村 正  (ナカムラ タダシ)  (

1958年生まれ。立命館大学産業社会学部教授/大学院人間科学研究科教授。多様な逸脱行動を通して社会的な苦悩と苦難の機微(ミクロ)と機制(マクロ)を考える社会病理学を専門とし、臨床社会学の視点から社会病理、家族病理を研究している。カリフォルニア州立大学バークリー校客員研究員(1994~95年)、シドニー大学教育学部客員研究員(2003~04年)。『「男らしさ」からの自由』(かもがわ出版、1996)、『家族のゆくえ』(人文書院、1988)、『ドメスティック・バイオレンスと家族の病理』(作品社、2001)、『新編 日本のフェミニズム 12 男性学』(岩波書店、2009年)、『対人援助学の可能性』(福村出版、2010)、『虐待者パーソナリティの研究』D.ダットン著・中村正監訳(明石書店)など著書・訳書多数。『対人援助学マガジン』(対人援助学会)での連載「臨床社会学の方法」、「社会臨床の視界」も継続中(2014年~)。

上記内容は本書刊行時のものです。