版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊 ラノベ
ウズベキスタンを知るための60章 帯谷 知可(編著) - 明石書店
.
エリア・スタディーズ164

ウズベキスタンを知るための60章

発行:明石書店
四六判
404ページ
並製
価格 2,000円+税
ISBN
978-4-7503-4637-3
Cコード
C0336
一般 全集・双書 社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月
2018年5月
書店発売日
登録日
2018年5月2日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

ウズベキスタンは、ソ連から独立した中央アジアの国で、ウズベク語を話す定住民ウズベク人を主たる国民とする。首都タシュケントは中央アジアの政治・経済の要とも言われ地政学的位置にある。本書では激動の歴史的変遷を経てきた同国をわかりやすく紹介する。

目次

 はじめに――太陽の光あふれるウズベキスタン


Ⅰ 大地と人々

第1章 自然環境、気候、植生――ユーラシア大陸の中心部に位置する二重内陸国
第2章 オアシスと灌漑農耕――その歴史的変遷
第3章 多民族国家ウズベキスタン――ウズベク人とウズベキスタン人
 【コラム1】ウズベキスタンのカザフ人
第4章 首都タシュケントと地方都市――近代化への道程
第5章 水循環・水資源問題――灌漑農地の拡大とアラル海の縮小
 【コラム2】帝政ロシアのアム川転流計画


Ⅱ 歴史

第6章 アレクサンドロス大王の足跡――考古学者E・ルトヴェラゼのライフワークから
第7章 ウズベキスタンとシルクロード――ソグド商人の世界
 【コラム3】サマルカンド紙の復活――日本と歩んだ道
第8章 マーワラーアンナフルのイスラーム化とテュルク化――社会・文化土壌の形成
第9章 ティムールとティムール朝――マーワラーアンナフルの英雄が築いた世界帝国
 【コラム4】「ウズベク」はどこから来たか
第10章 トルキスタン総督府の成立とその統治――文明化の使命とイスラーム政策
第11章 ロシア革命とジャディード知識人――啓蒙・改革から革命へ
第12章 ソ連体制下のウズベキスタンの成立――中央アジア民族・共和国境界画定
第13章 社会主義建設と開発――棉花モノカルチャー化とその末
第14章 スターリン時代――社会主義建設と抑圧を通じたソ連の国民統合
第15章 ペレストロイカから独立へ――「ウズベク事件」と改革の挫折
第16章 歴史的英雄を語り、描く――ティムールを頂点とするウズベク民族の「祖先」を求めて
第17章 ソ連の記憶――現代史を語る史料
 【コラム5】スクヴェール――時代の移り変わりを映す「正義の広場」


Ⅲ 暮らしと社会

第18章 家族とジェンダー――名誉と恥のゆくえ
第19章 農村の1年――人々の暮らし
第20章 マハッラ――濃密な人間関係の世界
第21章 祝祭と儀礼――苦難の歴史とを越えて人々をつなぐもの
第22章 バザール――人、物、お金があつまるところ
 【コラム6】ウズベキスタンのおいしいもの――食文化の十字路、その新たな展開やいかに?
第23章 ウズベキスタンのイスラーム――悠久の伝統と現代
第24章 人々の中のイスラーム――フェルガナ盆地の事例から
第25章 今も息づくイスラーム法――世俗国家の中の宗教
第26章 聖者廟――歴史と現在
第27章 職人の世界――陶業
第28章 イスラーム・ヴェール今昔――パランジ、ルモル、ヒジョブ
 【コラム7】ウズベキスタンのハラール食品事情
第29章 教育――新国家建設と個々の自己実現の要
第30章 人口動態――緩慢な近代化
第31章 結婚・恋愛――どのように結婚相手を選ぶのか
第32章 ファッション――日常服とモードの世界


Ⅳ 文化・芸術

第33章 ウズベク語――国家表象としての標準語と文字
 【コラム8】ウズベキスタンのロシア語――その担い手の多様性と不確かな将来
第34章 文学――チャガタイ文学からウズベク文学へ
第35章 演劇・舞踊――伝統の継承と独立後の諸問題
第36章 工芸――ブハラの人々と工芸の関係
第37章 美術――「西」と「東」、そしてソヴィエト的「近代」と「伝統」の融合
 【コラム9】ウズベキスタン高麗人の巨星――画家ニコライ・シン、作家ヴラジーミル・キム
第38章 建築――歴史的発展、建築・装飾技術、地位的特徴
第39章 映画――時代を映す鏡
第40章 織物と織機――伝統の絹織物に見る空白の20世紀
第41章 女性たちの生活戦略――伝統刺繍を今に活かす
第42章 伝統遊戯とスポーツ――格闘大国ウズベキスタンのクラシュ
第43章 キズィルクム砂漠の中のアヴァンギャルド美術――サヴィツキー・コレクション


Ⅴ 政治・経済・国際関係

第44章 カリモフ政権の長期支配と権威主義体制の持続性――超大統領制と体制内エリートの競合
第45章 建国とナショナリズムの神話――故イスラム・カリモフ初代大統領をめぐる「記憶の永久化」
第46章 市場経済化の現状と展望――「ウズベク・モデル」と国家主導の産業政策
第47章 宗教と政治――復興するイスラームとどう向き合うか
第48章 外交――揺れ動く大国との関係と善隣外交の模索
第49章 国際関係と安全保障――イスラーム過激主義への対処と軍・治安機関の近代化という課題
第50章 海外に活路を見出す出稼ぎ労働者たち――その暮らしと故郷との絆
第51章 地域協力・地域統合の展望――その過程と課題


Ⅵ 日本とのかかわり

第52章 日本のウズベキスタン外交――その過去と将来への期待
第53章 日本との経済関係――理解あるODA大国、日本
第54章 ウズベキスタンにおける日本人抑留・日本人墓地――日本人抑留者が後世にのこしたもの
第55章 ウズベキスタンの日本語教育――熱意あふれる日本語学習者たち
第56章 日本文化紹介――伝統文化とクールジャパン
 【コラム10】ウズベキスタンの中の日本――日本庭園でのJICAボランティア慰労会
第57章 学術交流――中央アジア歴史文書プロジェクト
第58章 ウズベキスタンの仏教遺跡と日本――日ウ共同発掘調査の成果
第59章 スポーツ交流――現地の人気スポーツと日本人選手たちの軌跡
第60章 陶芸交流から日本語学校へ――日本語の通じる町リシュタン

 ウズベキスタンを知るための参考文献

前書きなど

はじめに――太陽の光あふれるウズベキスタン

 ウズベキスタンと聞くと日本の読者の皆さんはまず何をイメージするだろう。シルクロードの商人として名高いソグド人の故郷だろうか。アジア大会でたびたび日本代表サムライブルーとも対戦するサッカーだろうか。あるいは森薫の漫画『乙嫁語り』の世界だろうか。
 ウズベキスタンはソ連から独立した中央アジアの一国であり、テュルク系の言語ウズベク語を持つ定住民ウズベク人を主たる国民とする国である。人口は近年3千2百万に達し、中央アジア諸国の中で最も人口規模が大きい。中央アジア二大河川アム川とシル川にはさまれた歴史的に「マーワラーアンナフル」と呼ばれる地域をはじめ豊かなオアシスに恵まれ、サマルカンド、ブハラ、ヒヴァなど世界遺産にも登録されている歴史的都市を有し、首都タシュケントは中央アジアの政治・経済の要とも言われる地政学的位置にある。この領域は19世紀後半以降のロシア帝国による征服と統治、そして20世紀にはソ連体制のもとで社会主義的な近代化を経験してきた。1991年の独立後は民主化と市場経済への移行を最重要課題として、試行錯誤を繰り返しながら、国づくりが進められてきた。独立から四半世紀以上経ち、ウズベキスタンに関する情報もウズベキスタンと関わりを持つ日本人も格段に増え、日本との関係もますます広がり、深化している。
 本書はそうしたウズベキスタンの歴史と現在を、最新の研究や交流の成果に基づいて、様々な角度から多数の専門家によって分かりやすく照射する試みである。日本だけでなく、ウズベキスタンの研究者の方々にも執筆陣に加わっていただけたことはたいへん幸いだった。全体としてウズベキスタンを内在的な視点からとらえると同時に、グローバルな文脈にも位置付けることができるよう構成に配慮した。現在のウズベキスタンが直面する問題や課題にも率直に向き合ったつもりである。ぜひ『中央アジアを知るための60章【第2版】』『カザフスタンを知るための60章』『テュルクを知るための61章』と合わせてお読みいただくことをお勧めしたい。

 (…後略…)

著者プロフィール

帯谷 知可  (オビヤ チカ)  (編著

京都大学東南アジア地域研究研究所 准教授。
【主要著作】
『中央ユーラシアを知る事典』(小松久男・梅村坦・宇山智彦・堀川徹との共編、平凡社、2005年)、「英雄の復活――現代ウズベキスタン・ナショナリズムのなかのティムール」(酒井啓子・臼杵陽編『イスラーム地域の国家とナショナリズム』東京大学出版会、2005年)、「『フジュム』への視線――1920年代ソ連中央アジアにおける女性解放運動と現代」(小長谷有紀・後藤正憲編『社会主義的近代化の経験』明石書店、2011年)、『朝倉世界地理講座5 中央アジア』(北川誠一・相馬秀廣との共編、朝倉書店、2012年)、『融解と再創造の世界秩序』(村上勇介との共編、青弓社、2016年)、「社会主義的近代とイスラームが交わるところ――ウズベキスタンのイスラーム・ベール問題からの眺め」(村上勇介・帯谷知可編『融解と再創造の世界秩序』青弓社、2016年)、『秩序の砂塵化を超えて』(村上勇介との共編、京都大学学術出版会、2017年)、「イスラーム観の違いを克服する――ポスト社会主義・イスラーム復興・権威主義が交錯するウズベキスタンの課題」(村上勇介・帯谷知可編『秩序の砂塵化を超えて』京都大学学術出版会、2017年)。

【執筆者一覧】

淺村卓生(あさむら たかお)
外務省 外務事務官。
【主要著作】
『国家建設と文字の選択:ウズベキスタンの言語政策』〔ブックレット《アジアを学ぼう》36〕(風響社、2015年)、「カザフスタンにおける自国語振興政策及び文字改革の理念的側面」(『外務省調査月報』2011年度第1号、2011年)、「1924~1934年における「ウズベク語」理念の模索――標準語の母音調和法則の扱いをめぐって」(『ロシア・東欧研究』第36号、2007年)。

アフメドヴァ、ニゴラ(Nigora Ahmedova)
ウズベキスタン共和国科学アカデミー芸術学研究所主任研究員および現代美術キュレーター、教授、芸術学博士。
【主要著作】
Traditsii, samobytnost', dialog, Tashkent, 2004.(『伝統・個性・対話』タシュケント、2004年)、Khranitel’ Sada, Moskva, 2010.(『庭園の継承者』モスクワ、2010年)、Kalandar, Moskva, 2014.(『カランダル』モスクワ、2014年)、Neizvedannyi put', Tashkent, 2015.(『知られざる道』タシュケント、2015年)、Liniia v vechnost', Milan, 2017. (『永遠への線』ミラノ、2017年)。

今堀恵美(いまぼり えみ)
東海大学 特任講師。
【主要著作】
「「見えない」仕事、「見せない」仕事――ウズベキスタンの刺繍業における男性性」(中谷文美・宇田川妙子編『仕事の人類学』世界思想社、2016年)。

岡奈津子(おか なつこ)
日本貿易振興機構アジア経済研究所・新領域研究センター ガバナンス研究グループ長。
【主要著作】
「『帰還民』へのまなざし――カザフスタンの在外カザフ人呼び寄せ政策と現地社会」(山根聡・長縄宣博編『越境者たちのユーラシア』(シリーズ・ユーラシア地域大国論5)ミネルヴァ書房、2015年)、“Informal Payments and Connections in Post-Soviet Kazakhstan,” Central Asian Survey Vol.34, No.3, 2015、「同胞の『帰還』――カザフスタンにおける在外カザフ人呼び寄せ政策」(『アジア経済』第51巻6号、2010年)。

帯谷知可(おびや ちか)
編著者紹介参照。

加藤九祚(かとう きゅうぞう)
創価大学および国立民族学博物館 名誉教授、ロシア科学アカデミー名誉歴史学博士。
【主要著作】
『天の蛇――ニコライ・ネフスキーの生涯』(河出書房新社、1976年、完本版、2011年)、『北東アジア民族学史の研究』(恒文社、1986年)、『中央アジア歴史群像』(岩波新書、1995年)、『考古学が語るシルクロード史――中央アジアの文明・国家・文化』(翻訳、エドヴァルド・ルトヴェラゼ著、平凡社、2011年)、『アイハヌム 加藤九祚一人雑誌』(単独編集誌)。

河野明日香(かわの あすか)
名古屋大学大学院教育発達科学研究科 准教授。
【主要著作】
『「教育」する共同体――ウズベキスタンにおける国民形成と地域社会教育』(九州大学出版会、2010年)Mahalla and its Educational Role: Nation-Building and Community Education in Uzbekistan, Kyushu University Press, March 2015.「第11章 中央アジアにおける生涯学習――「継承」と「創造」の観点から」(新海英行、松田武雄編著『世界の生涯学習――現状と課題』大学教育出版、2016年)。

河原弥生(かわはら やよい)
日本学術振興会特別研究員(中央大学)。
【主要著作】
Private Archives on a Makhdmzda Family in Marghilan, TIAS: Department of Islamic Area Studies Center for Evolving Humanities, Graduate School of Humanities and Sociology, The University of Tokyo, 2012; “The Development of the Naqshbandiyya-Mujaddidiyya in the Ferghana Valley during the 19th and Early 20th Centuries,” Journal of the History of Sufism, No. 6, 2015; “The Mazar of Qutayba ibn Muslim: A Study of the Oral Tradition and Historical Documents,” in Shinmen Yasushi, Sawada Minoru and Edmund Waite, eds., Muslim Saints and Mausoleums in Central Asia and Xinjiang, (Collection dirigee par Th. Zarcone), vol.3, Paris: Jean Maisonneuve, 2013.

菊田悠(きくた はるか)
北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター 助教。
【主要著作】
『ウズベキスタンの聖者崇敬――陶器の町とポスト・ソヴィエト時代のイスラーム』(風響社、2013年)、“Remittances, Rituals and Reconsidering Women's Norms in mahallas: Emigrant Labour and its Social Effects in Ferghana Valley” Central Asian Survey 35(1), 91-04, 2016. doi=10.1080/02634937.2015.1088229、「労働移民の社会的影響――移動と送金がもたらす変化」(宇山智彦・樋渡雅人編『現代中央アジア――政治・経済・社会』日本評論社、2018年)。

久保一之(くぼ かずゆき)
元京都大学大学院文学研究科 准教授。
【主要著作】
「ティムール朝とその後――ティムール朝の政府・宮廷と中央アジアの輝き」(『岩波講座世界歴史11 中央ユーラシアの統合』岩波書店、1997年)、「いわゆるティムール朝ルネサンス期のペルシア語文化圏における都市と韻文学――15世紀末ヘラートのシャフル・アーシューブを中心に」(『西南アジア研究』第54号、2001年)、「ミール・アリーシールの家系について――ティムール朝における近臣・乳兄弟・譜代の隷臣・アミール」(『京都大学文学部研究紀要』第53号、2014年)。

雲和広(くも かずひろ)
一橋大学経済研究所 教授。
【主要著作】
Demography of Russia: From the Past to the Present(Palgrave Macmillan, UK, 2017、共著)、『ロシア人口の歴史と現在』(岩波書店、2014年)、“Tajik Labor Migrants and Their Remittances: Is Tajik Migration Pro-Poor?,” Post-Communist Economies, Vol.24, No.1, 2012.

甲山治(こうざん おさむ)
京都大学東南アジア地域研究研究所 准教授。
【主要著作】
“Rainfall and Groundwater Level Fluctuations in the Peat Swamps (Chapter10),” Catastrophe and Regeneration in Indonesia's Peatlands Ecology, Economy and Society, NUS Press, 2016、『講座生存基盤論2 地球圏・生命圏の潜在力――熱帯地域社会の生存基盤』(柳澤雅之・河野泰之・神崎護との共編、京都大学学術出版、2012年)、「長期水文・気象データおよび衛星データを用いたアラル海流域における水循環の解析」(大石哲・砂田憲吾・馬籠純との共著『土木学会水工学論文集』53巻、2009年)。

小松久男(こまつ ひさお)
東京外国語大学世界言語社会教育センター 特別教授、東京大学 名誉教授。
【主要著作】
『革命の中央アジア――あるジャディードの肖像』(東京大学出版会、1996年)、『激動の中のイスラーム――中央アジア近現代史』(山川出版社、2014年)、『テュルクを知るための61章』(編著、明石書店、2016年)。

近藤正憲(こんどう まさのり)
合同会社オーイン代表社員、龍谷大学非常勤講師、立命館大学非常勤講師、元国際交流基金日本語上級専門家(ウズベキスタン日本センター配属)。

塩谷哲史(しおや あきふみ)
筑波大学人文社会系 助教。
【主要著作】
「中央アジア乾燥地域の都市と水資源」(『歴史と地理 地理の研究』196号、2017年)、「ニコライ・コンスタンチノヴィチ大公のアムダリヤ転流計画」(『内陸アジア史研究』31号、2016年)、『中央アジア灌漑史序説』(風響社、2014年)。

須田将(すだ まさる)
翻訳者・通訳者・中央アジア地域研究者。元上智大学非常勤講師・外務省専門分析員、会社員。
【主要著作】
『スターリン期ウズベキスタンのジェンダー――女性の覆いと差異化の政治』(風響社、2012年)、「ウズベキスタン共和国」(松本弘編『中東・イスラーム諸国民主化ハンドブック』明石書店、2011年)、「スターリンの大テロルとウズベキスタン共産党」(北海道中央ユーラシア研究会『中央ユーラシア研究を拓く』北海道大学スラブ研究センター、2012年)。「『市民』たちの管理と自発的服従――ウズベキスタンのマハッラ」(『国際政治』第138号、2004年)。

宗野ふもと(そうの ふもと)
筑波大学人文社会系 特任研究員。
【主要著作】
「ウズベキスタンにおけるバザールと生計戦略――カシュダリヤ州北部、手織り物売買の事例から」(『文化人類学』79-1、2014年)、「ウズベキスタンのバザールにつどう人びと」(『季刊民族学』154号、2015年)。

ダダバエフ、ティムール(Dadabaev, Timur)
筑波大学人文社会科学研究科国際政治経済専攻 准教授。
【主要著作】
『中央アジアの国際関係』(東京大学出版会、2014年)、『記憶の中のソ連――中央アジアの人々の生きた社会主義時代』(筑波大学出版会、2010年)、『社会主義後のウズベキスタン――変わる国と揺れる人々の心(アジアを見る眼110)』(アジア経済研究所、2008年)。

地田徹朗(ちだ てつろう)
名古屋外国語大学世界共生学部 准教授。
【主要著作】
「環境問題と環境政策――ソ連時代の負の遺産と新たな課題」(宇山智彦・樋渡雅人編『現代中央アジア――政治・経済・社会』日本評論社、2018年)、「社会主義体制下での開発政策とその理念――『近代化』の視角から」(窪田順平監修、渡邊三津子編『中央ユーラシア環境史3 激動の近現代』臨川書店、2012年)、「戦後スターリン期トルクメニスタンにおける運河建設計画とアラル海問題」(『スラヴ研究』56号、2009年)。

寺山恭輔(てらやま きょうすけ)
東北大学東北アジア研究センター 教授。
【主要著作】
『スターリンと新疆――1931~1949年』(社会評論社、2015年)、『スターリンとモンゴル――1931~1946』(みすず書房、2017年)、「1920年代ソ連の極東政策」(『二十世紀研究』第18号、2017年)。

中村朋美(なかむら ともみ)
関西大学東西学術研究所 非常勤研究員、京都大学 非常勤講師。
【主要著作】
「トルキスタン総督府とワクフ問題――ワクフ地の所有権と免税権を中心に」(永井〔中村〕朋美名義で、『アジア史学論集』創刊号、2008年)、「19世紀前半コーカンド・ハーン国の遣露使節とロシア帝国の中央アジア政策」(『アジア史学論集』第5号、2012年)、「ロシア帝国と広東貿易――19世紀初頭の東アジア海域におけるロシアの貿易構想」(『関西大学東西学術研究所紀要』第50輯、2017年)。

樋渡雅人(ひわたり まさと)
北海道大学大学院経済学研究院 准教授。
【主要著作】
『慣習経済と市場・開発――ウズベキスタンの共同体に見る機能と構造』(東京大学出版会、2008年)、『現代中央アジア――政治・経済・社会』(宇山智彦との共編、日本評論社、2018年)、“Social Networks and Migration Decisions: The Influence of Peer Effects in Rural Households in Central Asia,” Journal of Comparative Economics 44(4), 2016.

藤本透子(ふじもと とうこ)
国立民族学博物館人類文明誌研究部 准教授。
【主要著作】
『よみがえる死者儀礼――現代カザフのイスラーム復興』(風響社、2011年)、『カザフスタンを知るための60章』(宇山智彦との共編、明石書店、2015年)、『現代アジアの宗教――社会主義を経た地域を読む』(編著、春風社、2015年)。

堀江典生(ほりえ のりお)
富山大学研究推進機構極東地域研究センター 教授。
【主要著作】
『現代中央アジア・ロシア移民論』(編著、ミネルヴァ書房、2010年)、『中ロ経済論――国境地域から見る北東アジアの新展開』(大野定美・松野周治との共編、ミネルヴァ書房、2010年)、「壁の向こう側――中央アジアから来た建築労働者たちの労働と暮らし」(『ユーラシア研究』第57号、2018年)。

堀川徹(ほりかわ とおる)
京都外国語大学・国際言語平和研究所 特別研究員。
【主要著作】
『知の継承と展開――イスラームの東と西(知のユーラシア2)』(編著、明治書院、2014年)、『シャリーアとロシア帝国――近代中央ユーラシアの法と社会』(磯貝健一・大江泰一郎との共編、臨川書店、2014年)、『中央アジアの歴史・社会・文化』(間野英二との共編、放送大学教育振興会、2004年)。

山田文(やまだ あや)
2008~2010年サマルカンド滞在。現在は家族とともに有機農業に従事する。

湯浅剛(ゆあさ たけし)
広島市立大学 広島平和研究所 教授。
【主要著作】
『現代中央アジアの国際政治』(明石書店、2015年)、『平和構築へのアプローチ――ユーラシア紛争研究の最前線』(広瀬佳一との共編、吉田書店、2013年)、「ポスト・ソ連空間と周辺世界――冷戦終結から国際テロの時代の中で」(松戸清裕ほか編『ロシア革命とソ連の世紀3――冷戦と平和共存』岩波書店、2017年)

ユスボヴァ、マヴリュダ(Yusupova, Mavlyuda)
ウズベキスタン共和国科学アカデミー芸術学研究所建築学部門長、ビフザード記念芸術・デザイン大学美術館学部教授、芸術学博士。
【主要著作】
“The Architecture of Sufi Complexes in Bukhara,” in Bukhara: The Myth and the Architecture, Cambridge and Rome: Art. Aldo Palombi, 1999, pp. 121-132.; Sufiiskie traditsii v iskusstve Maverannakhra XV-XVII vv., Tashkent, 2010 (kollektivnaia monografiia) (『15-17世紀マーワラーアンナフルの芸術におけるスーフィー的伝統』タシュケント、2010年。共著。)、“Islamic Influence on Development of Architecture in Mavarannahr (During the 8th - Early 20th Century),” in Islam in Central Asia: From Representation to Phobia Vol. 2, Ankara and Turkistan., 2012; Bukharskaia shkola zodchestva XV-XVII vv., Tashkent, 2014. (『15-17世紀建築のブハラ学派』タシュケント、2014年)。

吉田豊(よしだ ゆたか)
京都大学大学院文学研究科 教授。
【主要著作】
『イラン語断片集成 大谷探検隊収集・龍谷大学所蔵中央アジア出土イラン語資料』(百済康義・W. Sundermannと共著、法蔵館、1997[1999]年)、『コータン出土8-9世紀のコータン語世俗文書に関する覚え書き』(神戸市外国語大学外国学研究所、2006年)、『中国江南マニ教絵画研究』(古川攝一との共編、臨川書店、2015年)。

吉本忍(よしもと しのぶ)
国立民族学博物館 名誉教授、総合研究大学院大学 名誉教授。
【主要著作】
『世界の織機と織物』(国立民族学博物館、2013年)、『ジャワ更紗』(平凡社、1996年)、『インドネシアの金更紗』(講談社、1988年)、『インドネシア染織大系 上・下巻』(紫紅社、1977、1978年)。

和崎聖日(わざき せいか)
中部大学人文学部 講師。
【主要著作】
「マフルの是非をめぐる知識人のまなざし――1950~1970年代ソ連中央アジア南部地域における反イスラーム宣伝と現代」(帯谷知可編『社会主義的近代化とイスラーム・ジェンダー・家族1(CIRAS Discussin Paper No.69)』京都大学東南アジア地域研究研究所、2017年)、「旧ソ連・中央アジアのウラマー一族と『英知集』」(特集/歴史資料をつなぐ人々『歴史評論』782号、2015年)、「中央アジア定住ムスリムの婚姻と離婚――シャリーアと家族法の現在」(藤本透子編『現代アジアの宗教――社会主義を経た地域を読む』春風社、2015年)。

輪島実樹(わじま みき)
(一社)ロシアNIS貿易会 ロシアNIS経済研究所 部長。
【主要著作】
「中央アジア国家建設二十余年の軌跡」(『ロシアNIS調査月報』(一社)ロシアNIS貿易会、2015年7月号)、『カスピ海エネルギー資源を巡る攻防(ユーラシアブックレットNO.120)』(東洋書店、2008年)、「中央アジア諸国の市場経済化と外資導入政策の現状――「持てる国」カザフスタンの事例」(池本修一・岩﨑一郎・杉浦史和編著『グローバリゼーションと体制移行の経済学』文眞堂、2008年)。

上記内容は本書刊行時のものです。