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スロヴェニアを知るための60章 柴 宜弘(編著) - 明石書店
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スロヴェニアを知るための60章 (スロヴェニアヲシルタメノロクジッショウ)

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発行:明石書店
四六判
372ページ
並製
価格 2,000円+税
ISBN
978-4-7503-4560-4   COPY
ISBN 13
9784750345604   COPY
ISBN 10h
4-7503-4560-1   COPY
ISBN 10
4750345601   COPY
出版者記号
7503   COPY
Cコード
C0336  
0:一般 3:全集・双書 36:社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2017年9月
書店発売日
登録日
2017年8月31日
最終更新日
2017年10月24日
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紹介

中欧に位置し、東西欧州文化の交差路にあたるスロヴェニア。急峻なアルプス山脈に接する一方でアドリア海にも面し、多様性に富む自然環境も併せ持つ。1991年の独立以降、旧ユーゴ諸国の中で最も早く民主化体制を整え存在感を増しつつある小国の魅力を活写。

目次

 はじめに
 地図
 スロヴェニア基礎データ


Ⅰ スロヴェニアという国

第1章 スロヴェニアはどんな国?――存在感のある小国
第2章 シンボル――スロヴェニアの国旗、国章、国歌
第3章 カルスト地方――地上と地下に広がる異形の世界
【コラム1】スロヴェニア産の白馬――リピッツァナー種
第4章 アルプス――豊かさをもたらす厳しい自然との共存
【コラム2】トリグラウ山――スロヴェニアのシンボル
【コラム3】スロヴェニアの温泉


Ⅱ 歴史

第5章 中世のスロヴェニア――農民の面前で即位する統治者の伝統
第6章 近代スロヴェニア民族の成立――「イリリア」の名の下に
第7章 ハプスブルク帝国統治下のスロヴェニア人――「統一スロヴェニア」に向けて
第8章 第一次世界大戦中のスロヴェニア――ソチャ前線での戦いからユーゴ王国まで
第9章 戦間期のスロヴェニア――南スラヴ統一国家の中で
第10章 スロヴェニアと第二次世界大戦――分割と「内戦」
第11章 社会主義ユーゴスラヴィア時代――ユーゴスラヴィアの先進地域
第12章 独立への過程と「十日戦争」――ユーゴスラヴィアからスロヴェニアへ
【コラム4】アンゲラ・ヴォデ――反骨の精神を貫いた女性


Ⅲ 多様な地域

第13章 首都リュブリャナ――竜伝説の市
第14章 マリボルとシュタイエルスカ――緑の丘陵とワインの郷
第15章 アドリア海とプリモルスカ(沿海地方)――地中海的スロヴェニア
【コラム5】ピラン塩田
第16章 ノヴァ・ゴリツァ――対立を乗り越えた国境の町
第17章 プレクムリェ地方――ムラ川の向こう側のスロヴェニア
第18章 ドレンスカ地方とノヴォ・メスト――シトゥラの町
第19章 ベラ・クライナ――スロヴェニアの白い異境
第20章 ブレット湖とボヒン湖――頑固さが守るスロヴェニア山岳地方の自然と生活


Ⅳ マイノリティとディアスポラ

第21章 スロヴェニアのナショナル・マイノリティ――イタリア人とハンガリー人
第22章 今はなきマイノリティ――ドイツ系住民
第23章 「見えざるマイノリティ」――旧ユーゴスラヴィア出身者
第24章 スロヴェニアのロマ――権利保障への道
第25章 ケルンテンのスロヴェニア人――民族意識と生活環境
第26章 イタリアのスロヴェニア人――「国境の向こう側の人」
第27章 アメリカのスロヴェニア人――アダミックからメラニアまで
第28章 アルゼンチンのスロヴェニア人――反ファシズムからの脱出と政治難民


Ⅴ 政治・経済・国際関係

第29章 政治――小党分立による連立政権
第30章 経済――残る経済危機の傷跡
第31章 EUの中のスロヴェニア――旧ユーゴ諸国の優等生として
第32章 旧ユーゴスラヴィア諸国との関係――不可欠な地域協力
第33章 国境問題――ピラン湾をめぐって
第34章 観光業とその成長――自然と景観、文化・歴史の魅力
第35章 環境保護――全国環境保護プログラムによる近年の前進と課題
【コラム6】クルシュコ原子力発電所――共同所有の原発の過去と現在


Ⅵ 社会・生活

第36章 食文化――グローバル化も悪くない
【コラム7】「国民的飲み物?」――ラデンスカ、コクタ
第37章 ワイン文化――「量」より「質」
第38章 ジェンダー――他者を認め、自分を知る
第39章 家族のかたち――伝統と多様性
第40章 宗教――国家宗教から多様な信仰の形態へ
第41章 学校教育――母語による教育がなしとげた飛躍
第42章 余暇とスロヴェニア人――「豊かな自然」がキーワード
第43章 名前と姓――起源の多様性
第44章 メディア――政治的・経済的影響による変遷とその現状


Ⅶ 言語・文化

第45章 スロヴェニア語――背景と特徴
第46章 文学①――プレシェレンと詩人たち
第47章 文学②――現代スロヴェニア文学
【コラム8】ジジェク
第48章 映画――多様化する社会に対応して
第49章 音楽――生活の中にある、なんとも自己中心的な音の世界
第50章 建築――スロヴェニアが生んだ鬼才ヨジェ・プレチュニク
第51章 近代美術――19世紀末から第二次世界大戦後まで
【コラム9】リュブリャナ国際版画ビエンナーレ


Ⅷ スポーツ

第52章 スキー競技――歴史と自然に根差したナショナルスポーツ
第53章 サッカー――旧ユーゴ出身選手の活躍
第54章 スロウェニアのアルヒニスム――アルプスへの愛と情熱
第55章 球技大国――バスケットボールなど


Ⅸ 日本・スロヴェニア関係

第56章 日本とスロヴェニアとの交流史概観――近藤常子に始まる100年の歩み
第57章 第一次世界大戦期のスロヴェニア人戦争捕虜――ヨーロッパの戦場から日本まで
第58章 日本にやってきたスロヴェニア人――様々な出会い
第59章 スロヴェニアにおける日本研究および日本語教育――好奇心とアカデミズムの接点
第60章 知られざる技術立国――進みつつある日本との経済関係強化


スロヴェニアについてさらに知りたい人のための文献案内

前書きなど

はじめに

スロヴェニアの概説を目的とした本書の刊行は、偶然にもスロヴェニアと日本の国交樹立25周年と重なっている。この節目の時期に、60章からなる本書でスロヴェニアの山からスポーツまで、様々な角度から分かりやすく紹介する機会を得たことはこの上ない喜びである。この本の編集に当たって、日本とスロヴェニアの各分野の専門家のほか、スロヴェニアで生活体験のある日本人の方などに執筆者として協力していただいた。
スロヴェニアは独立国家としては歴史が浅いだけに、日本での知名度はまだまだ低い。ある程度知られている分野と言えば、スキー、サッカーなど特にスポーツであろう。スポーツの分野では、日本との関係が活発で、長い歴史ももっている。一般的にはさほど知られていないが、美術の分野での交流はさらに歴史が古く、しかも活発である。音楽においてもスロヴェニアのオペラなど、この10年来、日本で紹介される機会があった。2000年代の半ば以降、スロヴェニアに日本大使館が設置されてからになるが、スロヴェニアを訪れる観光客が著しく増えているので、すでに現地を訪れた読者もいるだろう。

 (…後略…)

著者プロフィール

柴 宜弘  (シバ ノブヒロ)  (編著

早稲田大学大学院文学研究科西洋史学博士課程修了。1975~77年、ベオグラード大学哲学部歴史学科留学。敬愛大学経済学部、東京大学教養学部・大学院総合文化研究科教授を経て、現在、城西国際大学特任教授、東京大学名誉教授。
専攻は東欧地域研究、バルカン近現代史
主な著書・訳書:『バルカンを知るための66章【第2版】』(編著、明石書店、2016年)、『図説 バルカンの歴史』(新装版、河出書房新社、2015年)、『セルビアを知るための60章』(編著、明石書店、2015年)、School History and Textbooks: A Comparative Analysis of History Textbooks in Japan and Slovenia (coeditor, Ljubljana, 2013), CDRSEE企画『バルカンの歴史――バルカン近現代史の共通教材』(監訳、明石書店、2013年)、『東欧地域研究の現在』(編著、山川出版社、2012年)、『新版世界各国史18 バルカン史』(編著、山川出版社、1998年)、『ユーゴスラヴィア現代史』(岩波書店、1996年)。

アンドレイ・ベケシュ  (アンドレイ ベケシュ)  (編著

1949年、スロベニア生まれ。リュブリャナ大学(スロベニア)を卒業後、日本に留学。専攻を数学から日本語学に変え、1981に文学修士(大阪外国語大学)、1986年に文学博士(筑波大学)を取得。1990~1995年、筑波大学日本語・日本文化学類外国人教師をへて、同年10月、新しくできたリュブリャナ大学文学部のアジア・アフリカ学科の初代学科長に。以降日本語研究、日本語教育に専念。2010年9月から筑波大学に戻り、大学院人文社会科学研究科および留学生センター教授に。2013年筑波大学を退職し、リュブリャナ大学の教授として復職。2017年1月1日退官、リュブリャナ大学名誉教授に。2008年、旭日小綬章受章。

山崎 信一  (ヤマザキ シンイチ)  (編著

東京大学大学院総合文化研究科・地域文化研究専攻博士課程単位取得。1995~97年、ベオグラード大学哲学部歴史学科留学。現在、東京大学教養学部非常勤講師、明治大学兼任講師。
専攻は旧ユーゴスラヴィアを中心とするバルカン地域の現代史。
主な著書・論文:『セルビアを知るための60章』(編著、明石書店、2015年)、『アイラブユーゴ――ユーゴスラヴィア・ノスタルジー』(全3巻、共著、社会評論社、2014~15年)、「文化空間としてのユーゴスラヴィア」(大津留厚ほか編『ハプスブルク史研究入門――歴史のラビリンスへの招待』昭和堂、2013年)、「イデオロギーからノスタルジーへ――ユーゴスラヴィアにおける音楽と社会」(柴宜弘ほか編『東欧地域研究の現在』山川出版社、2012年)、『映画『アンダーグラウンド』を観ましたか?――ユーゴスラヴィアの崩壊を考える』(共著、彩流社、2004年)。

追記

【執筆者一覧】

石田信一(いしだ・しんいち)
跡見学園女子大学文学部教授
専攻:東欧地域研究、旧ユーゴスラヴィア・クロアチア近現代史
主な著書:「旧ユーゴスラヴィア諸国における社会科教育――クロアチアの歴史教科書問題を中心に」(小森宏美編『変動期ヨーロッパの社会科教育』学文社、2016年)、『クロアチアを知るための60章』(共編著、明石書店、2013年)、『ダルマチアにおける国民統合過程の研究』(刀水書房、2004年)。

板倉久子(いたくら・ひさこ)
元編集者、ライター。女性誌にて料理、食文化などをテーマに取材、執筆。1980年代より年に1、2回、スロヴェニアを旅行。

ペテル・ヴォドピヴェツ(Peter Vodopivec)
元現代史研究所(リュブリャナ)高等研究員
主な著書:Od Pohlinove slovnice do samostojne drzave, Slovenska zgodovina od konca 18. stoletja do konca 20. stoletja(ポフリンの文法から独立国家まで――18世紀末から20世紀末までのスロヴェニア史), Modrijan, 2010.

大橋裕直(おおはし・ひろなお)
在スロヴェニア日本国大使館・一等書記官(広報・文化担当)
2014年11月より、官民人事交流制度の下、株式会社エイチ・アイ・エスより派遣され現職に就く。前職は同社パリ現地法人インバウンド・マネージャー。

アレシュ・ガブリチ(Ales Gabric)
現代史研究所(リュブリャナ)高等研究員
主な著書:Socialistina kulturna revolucija: slovenska kulturna politika 1952-1962(社会主義における文化革命――スロヴェニアにおける文化政策1952~1962), Cankarjeva zalozba, 1995.

北川原 温(きたがわら・あつし)
建築家。東京芸術大学教授。北川原温建築都市研究所主宰。
東京とベルリンを拠点に、建築や都市の設計から舞台美術まで幅広く空間のデザインの仕事に携わり、多くの作品が世界に紹介されている。日本建築学会賞、日本建築家協会建築大賞、村野藤吾賞、日本芸術院賞、他受賞多数。
作品集:『ATSUSHI KITAGAWARA ARCHITECTS』(JOVIS出版、2013年、ドイツ)。

日下部 慧(くさかべ・さとし)
ザグレブ大学哲学部外国人講師
日本語教員として、2008~11年、マリボル大学文学部日本語コース担当。2011年より現職。
主な訳書:『希望いのちある限り』(潮出版社、2000年)。

ヴェラ・クロプチッチ(Vera Klopcic)
民族問題研究所(リュブリャナ)高等研究員
専攻:少数民族および人権問題研究
主な著書:Polozaj Romov v Sloveniji: Romi in Gadze (スロヴェニアにおけるロマの状況――ロマと非ロマ), Ljubljana: Institut za narodnostna vprasanja (民族問題研究所), 2007.

小山洋司(こやま・ようじ)
新潟大学名誉教授
専攻:比較経済体制論、東欧経済論
主な著書:『EUの危機と再生――中東欧小国の視点』(文眞堂、2017年)、The EU's Eastward Enlargement: Central and Eastern Europe's Strategies for Development, Singapore: World Scientific, 2015,『EUの東方拡大と南東欧――市場経済化と小国の生き残り戦略』(ミネルヴァ書房、2004年)。

クリスティーナ・フメリャク寒川(Kristina Hmeljak Sangawa)
リュブリャナ大学文学部教員
専攻:日本語教育、辞書学、翻訳論
主な著書・論文:『日本語表記入門』Ljubljana: Filozofska fakulteta, 2003(共著); The learner as lexicographer: using monolingual and bilingual corpora to deepen vocabulary knowledge, Acta Linguistica Asiatica, 4(2), 2014;『初級日本語』Ljubljana: Znanstvena zalozba filozofske fakultete, 2012(共著); jaSlo: Japanese-Slovene learner's dictionary 3. 1, 2016 [http://hdl.handle.net/11356/1050].

寒川典昭(さんがわ・のりあき)
画家。香川県で濱野年宏が主宰する美術団体RYUのメンバー。
1994年に大阪芸術大学を卒業、1998年にアンドレイ・イェメツ教授の指導の元でリュブリャナ大学美術アカデミー大学院絵画科を終了。リュブリャナ在住。日本、ヨーロッパで個展、グループ展多数。

重盛千香子(しげもり・ちかこ)
リュブリャナ大学文学部教員
専攻:言語学、日本語教育
主な著書・論文:「スロヴェニア共和国保管の絵葉書コレクション」(『日本帝国の表象生成・記憶・継承』えにし書房、2016年)、「スロヴェニア語」(『事典 世界のことば 141』大修館書店、2009年)、Voice in Contrast――Japanese and Slovene, Ljubljana: ZIFF, 2007.

柴 宜弘(しば・のぶひろ) ※編著者紹介を参照。

クセニア・シャベツ(Ksenija Sabec)
リュブリャナ大学社会科学部教員
専攻:比較文化学、宗教学
主な論文:Occidentalized perceptions of Italians and national stereotypes in Slovene collective memory: nationalist topics in contemporary Slovene writing and ethno popular music, Cultural studies, vol.24, no.5, 2010.

鈴木健太(すずき・けんた)
東京外国語大学大学院総合国際学研究院 特別研究員
専攻:ユーゴスラヴィア現代史、東欧・バルカン地域研究
主な著書・論文:『アイラブユーゴ』(全3巻、共著、社会評論社、2014~15年)、「結合と分離の力学――社会主義ユーゴスラヴィアにおけるナショナリズム」(柴宜弘・木村真・奥彩子編『東欧地域研究の現在』山川出版社、2012年)、「ユーゴスラヴィア解体期のセルビア共和国――政治勢力の差異化とナショナリズム」(百瀬亮司編『旧ユーゴ研究の最前線』溪水社、2012年)。

ルカ・ツリベルク(Luka Culiberg)
リュブリャナ大学文学部教員
主な論文:Towards theoretical approach to the understanding of language ideologies in Post-Meiji Japan. Acta linguistica asiatica, Vol.1, No.1, 2011.

イェリサヴァ・ドボウシェク・セスナ(Jelisava Dobovsek-Sethna)
東京外国語大学講師
主な論文:“Miska vs. Mausu: Secondary Inter-lingual Term Formation in the Slovenian and Japanese Languages,” Language, Culture, and Communication (Rikkyo University), Vol.7, 2015.

中嶋千春(なかしま・ちはる)
山岳専門旅行会社C&C. JAPAN経営者、JMGA公認登山山岳ガイド。

平野共余子(ひらの・きょうこ)
明治学院大学大学院非常勤講師
専攻:映画史
主な著書:『日本の映画史-10のテーマ』(くろしお出版、2014年)、『天皇と接吻-アメリカ占領下の日本映画検閲』(草思社、1998年)、Mr. Smith Goes To Tokyo: Japanese Cinema Under the American Occupation, 1945-1952, Smithsonian Institution Press, 1992.

藤井欣子(ふじい・よしこ)
東京外国語大学海外事情研究所 特別研究員
主な著書・論文:「19世紀後半オーストリアにおける南部辺境協会(ズードマルク協会)――シュタイアーマルクのリベラル派たち」(『言語・地域文化研究』第10号、2004年)、「ハプスブルク君主国におけるナショナリズム運動」(大津留厚ほか編『ハプスブルク史研究入門』昭和堂、2013年)、“Liberalism for German Farmers in Lower Styria at the End of the 19th Century: In the Case of the Bauernverein Umgebung Marburg” Quadrante, No.19, 2017.

レオポルディナ・プルト=プレゲル(Leopoldina Plut-Pregelj)
元リュブリャナ大学文学部教員、メリーランド大学教育学部研究員。
主な著書:Historical Dictionary of Slovenia, Scarecrow Press, 2007(C. Rogelと共著)。

アンドレイ・ベケシュ(Andrej Bekes) ※編著者紹介を参照。

ボシティアン・ベルタラニチュ(Bostjan Bertalani)
城西大学現代政策学部准教授
専攻:国際関係
主な著書・論文: 《Les rapports entre le Japon et le Royaume des Serbes, Croates et Slovenes lors de la Conference de paix de Paris》 in Les Cinq Grands et la creation du Royaume des Serbes, Croates et Slovenes ed. Andrej Rahten and Janez Sumrada, Ljubljana: ZRC, 2011; Political culture in transition: Changing values and consolidation of democratic rule in Slovenia, 1991-2004. Inter Faculty, No. 2, 2011, https://journal.hass.tsukuba.ac.jp/interfaculty/issue/view/2; “Exploring the Origins of Japanese-Yugoslav Relations during World War I: the case of Yugoslav POWs in Japan” Electronic Journal of Central European Studies in Japan, No.1, 2015, http://nomu.velvet.jp/ejce/ejces/index.html.

牧野由明(まきの・よしあき)
在スロベニア日本国大使館一等書記官
ボスニア・ヘルツェゴヴィナ和平履行上級代表事務所(OHR)出向(政務担当上級代表顧問)、外務省欧州局中・東欧課、在ボスニア・ヘルツェゴヴィナ日本国大使館等での勤務を経て、現職。

三田 順(みた・じゅん)
北里大学一般教育部講師
専攻:比較文学
主な訳書・論文:ボーリス・パーホル「コート掛けの蝶」(『北里大学一般教育紀要』22、2017年)、“Recepcija slovenske knjizevnosti na Japonskem,” in Alenka Zbogar (ed.). RECEPCIJA SLOVENSKE KNJIZEVNOSTI. Ljubljana: Znanstvena zalozba Filozofske fakultete, 2014.

百瀬亮司(ももせ・りょうじ)
早稲田大学招聘研究員
専攻:バルカン地域研究、ユーゴスラヴィア近現代史
主な著書・論文:「クロアチア多民族社会におけるセルビア人の自決権――領域的自治の限界と文化的自治のジレンマ」(山本明代、パプ・ノルベルト編『移動がつくる東中欧・バルカン史』刀水書房、2017年)、「ヴコヴァルの反キリル文字運動と「記憶」の双極化」(『ことばと社会』2014年)、「1980年代セルビアにおける歴史認識とコソヴォ――イリュリア人起源論をめぐって」(『歴史研究』2013年)。

守時なぎさ(もりとき・なぎさ)
リュブリャナ大学文学部教員、邦楽演奏者。
専攻:日本語学、言語教育
主な著書・論文:「日本語学習者の「言い換え」について――語彙知識とストラテジーに注目して」(共著、『ヨーロッパ日本語研究』19、2015年)、“The CEFR and Teaching Japanese as a Foreign Language,・Linguistica, 54.1, 2014(共著).

山崎佳夏子(やまさき・かなこ)
ベオグラード大学哲学部美術史学科博士課程
専攻:近代美術史

山崎信一(やまざき・しんいち) ※編著者紹介を参照。

ジャルコ・ラザレヴィチ(Zarko Lazarevi)
現代史研究所(リュブリャナ)高等研究員
主な論文:Comparative banking performance in Eastern Europe in the interwar period. Etudes balkaniques: revue trimestrielle, Vol.51, No.3, 2015.

上記内容は本書刊行時のものです。