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子どもと福祉 Vol.10
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2017年7月
- 書店発売日
- 2017年7月1日
- 登録日
- 2017年6月23日
- 最終更新日
- 2017年6月23日
紹介
特集は「社会的養護からの自立支援」と題して、当事者である子どもと施設職員・里親だけでなく関係機関の実践も含めて現状と課題を探る。ほかに前回好評の「児童相談所 vs 市町村児童家庭相談窓口」のパート2。児童相談所と市町村の二重構造を考える。
目次
特集1 社会的養護からの自立支援
特集にあたって[大森信也]
自立支援コーディネーターの取組[原谷大樹]
施設のリービングケア・アフターケア[芦田拓司]
機関連携によるアフターケア[片桐秀子]
就労支援の取組の現場から[永岡鉄平]
日向ぼっこという居場所[渡井隆行]
【まとめ①】社会的養護のもとで育った若者はどう生きているか[永野咲]
【まとめ②】社会的養護からの自立支援――現場実践の到達点と課題[早川悟司]
特集2 児童相談所vs市町村児童家庭相談窓口【Part2】─児童相談所と市町村の二層構造を考える
特集にあたって[二宮直樹]
児相と市町村の連携は要対協[新田修]
児童相談所と市町村児童家庭相談窓口の連携上の課題[大久保牧子]
市町村とのステキな連携のために――「私」を最大限に発揮するアプローチ[吉村拓美]
児童福祉法改正に思うこと――市町村との連携について[東谷仁志]
お互いの強みを活かしていくことを目指して[清水菜保子]
市区町村の児童家庭相談――政令指定都市の視点から[野坂聡]
川崎版・強みを引き出す連携の形、仕組みを求めて[石田博己]
政令市児童相談所と区の連携[中村知英]
子ども虐待相談における児童相談所と市の連携について[中島円実]
「人」が成す「人」への支援――市町村および児童相談所の務め[谷口悌]
【まとめ】連携のコツは人の理解「顔の見える関係」[佐藤隆司]
クローズアップ
児童福祉法改正のポイント[川松亮]
当事者の語り
正しく生き抜く勇気[吉江英利]
人との出会いに感謝し、生きていくということ[久保勇希]
僕の二十七年間[矢島一也]
現場実践レポート
人材育成について[川口亜衣]
生活の中の小さなことを共にみつめる[鈴木里美・畑山瞳・河田紘奈・辻絵梨香・亀谷弘子]
里親里子のために民間だからできること[八谷斉・西川伸一郎]
こども発達支援センターの取組[井上良純]
海外の社会福祉事情
韓国、ソウル市における児童虐待、児童福祉の現状と課題[渡邊忍]
スウェーデンの児童福祉と貧困を放置しない福祉国家[天池洋介]
研究報告
子どもの居場所における重要な他者の役割[田中聡子]
一時保護所における大学生による学習支援の試み[今西良輔]
エッセイ
皆で支えあい子育てできる社会へ[飯干智子]
「アウトリーチ」のリスクと貧困ビジネス[荒井和樹]
書評
『「若者支援」のこれまでとこれから』[南出吉祥]
『共感的傾聴術――精神分析的に“聴く”力を高める』[原田仁美]
『貧困児童――子どもの貧困からの脱出』[斎典道]
『貧困世代――社会の監獄に閉じ込められた若者たち』[内藤皓基]
『日本の児童養護と養問研半世紀の歩み――未来の夢語れば』[堀場純矢]
『子どもと福祉』投稿規定
読者のひろば
編集後記
前書きなど
編集後記
(…前略…)
養問研と児相研の共同編集誌『子どもと福祉』は節目の第10号を迎えました。今回の特集は、社会的養護の子どもたちの自立支援「社会的養護からの自立支援」、注目の児童相談所と市町村児童家庭相談窓口の連携パート2「続・児童相談所vs市町村児童家庭相談窓口」を取り上げました。
また、クローズアップは「児童福祉法改正のポイント」、研究報告は「子どもの居場所における重要な他者の役割」と「一時保護所における大学生による学習支援の試み」、エッセイ、現場実践レポート、海外の社会福祉事情、書評など、内容充実、満腹感のある1冊に仕上がりました。
(…後略…)
上記内容は本書刊行時のものです。