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ビッグヒストリー われわれはどこから来て、どこへ行くのか
宇宙開闢から138億年の「人間」史
原書: Big History: BETWEEN NOTHING AND EVERYTHING
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2016年11月
- 書店発売日
- 2016年11月15日
- 登録日
- 2016年11月2日
- 最終更新日
- 2017年1月27日
書評掲載情報
2024-08-17 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 林欣吾(中部電力社長) |
2017-02-26 |
朝日新聞
朝刊 評者: 渡辺政隆(筑波大学教授・サイエンスコミュニケーター) |
2016-11-27 | 毎日新聞 朝刊 |
2016-11-20 | 朝日新聞 朝刊 |
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紹介
最新の科学の成果に基づいて138億年前のビッグバンから未来にわたる長大な時間の中に「人間」の歴史を位置づけ、それを複雑性が増大する「8つのスレッショルド=大跳躍=」という視点を軸に読み解いていく。宇宙論、生物学、化学などの自然科学と歴史学、地理学、社会学などの人文社会学が融合した「新しい学問」、ビッグヒストリーのオリジナルテキスト。
目次
序章 ビッグヒストリーの概要と学び方
第1章 第1・第2・第3スレッショルド:宇宙、恒星、新たな化学元素
第2章 第4スレッショルド:太陽、太陽系、地球の誕生
第3章 第5スレッショルド:生命の誕生
第4章 第6スレッショルド:ホミニン、人間、旧石器時代
第5章 第7スレッショルド:農業の起源と初期農耕時代
第6章 小スレッショルドを経て:都市、国家、農耕文明の出現
第7章 パート1 農耕文明時代のアフロユーラシア
第8章 パート2 農耕文明時代のアフロユーラシア
第9章 パート3 農耕文明時代のその他のワールドゾーン
第10章 スレッショルド直前:近代革命に向けて
第11章 第8のスレッショルドに歩み入る:モダニティ(現代性)へのブレークスルー
第12章 アントロポシーン:グローバリゼーション、成長と持続可能性
第13章 さらなるスレッショルド?:未来のヒストリー
「ビッグヒストリー」を味わい尽す[長沼毅]
前書きなど
発刊によせて
ビッグヒストリーでは、人間の歴史を、宇宙全体の歴史というより大きなストーリーの一部として語る。しだいに複雑さを増していく一連のスレッショルドを通じて、壮大なストーリーが展開するのである。だが、ビッグヒストリーは過去だけを描くのではなく、その先はどうなっていくのだろうと問うための、興味深い視点を形作るという意味で、未来をも見通している。人間の、地球の、そして宇宙全体の未来について私たちは何を知ることができるのか? こうした思いを胸に、著者一同は学生の皆さん、そして皆さんと同世代の世界中の方々に本書をささげたいと考えている。アントロポシーン(人新世)において直面する地球規模の未曾有の困難に取り組まなければならないのが皆さんであり、また、私たちは新しいスレッショルドにさしかかっているのかも知れないという、恐ろしくも期待に満ちた前途に向き合うのも皆さんである。広範囲にわたり、分野横断的な展望を提供するビッグヒストリーが、皆さんが未来の課題に取り組む準備を進める上で役立つことを願っている。私たちは教える側の人間として、楽観的に考えている。過去と現在を理解しようと、学生の皆さんとともに私たち自身も日々研究に努める中で、未来は――どんなに大きな課題があろうと――なにも心配することはないと確信できるからである。
版元から一言
人間とは何か?――宇宙開闢から未来まで、8つのスレッショルド(大跳躍)を通して考える
これが「歴史から学ぶ」ということだ!――138億年の時間軸の中ですべての人間がこれから進むべき未来について考える格好の書
(本書の特徴)
●138億年前のビッグバンから未来にわたる長大な時間の中に「人間」の歴史を位置づける。
●その視点として、複雑性が増大する「8つのスレッショルド(大跳躍)」を軸に読み解いていく。
●単に歴史的事実を羅列するのではなく、138億年の時間軸に従って人間の歴史を鳥瞰することで、従来型の歴史の思考と一線を画す。
●最新の科学の成果を反映しつつ、自然科学以外の歴史学、地理学、社会学、政治学、経済学、哲学、宗教、未来学などが一体となった文理融合の新しい学問的視点から記述。
●「歴史を学ぶ」ことにとどまらず、「歴史から学び、未来を考える」ための道筋を提示。
上記内容は本書刊行時のものです。