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古代に真実を求めて 古田史学の会(編) - 明石書店
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古代に真実を求めて (コダイニシンジツヲモトメテ)

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発行:明石書店
A5判
260ページ
並製
定価 2,400円+税
ISBN
978-4-7503-3189-8   COPY
ISBN 13
9784750331898   COPY
ISBN 10h
4-7503-3189-9   COPY
ISBN 10
4750331899   COPY
出版者記号
7503   COPY
Cコード
C0321  
0:一般 3:全集・双書 21:日本歴史
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2010年4月
書店発売日
登録日
2010年8月20日
最終更新日
2013年11月22日
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紹介

小野毛人墓誌や『古事記』撰録における“削偽定実”の問題ほかを取り上げた古田武彦の講演録「日本の未来――日本古代史論」をはじめ、北部九州遠賀川系土器の起源や太宰府条坊と宮域の関係など、多元史観に依拠した通説にとらわれない多彩な研究論文を収録。

目次

 巻頭言(水野孝夫)

I 特別掲載

 日本の未来――日本古代史論(古田武彦)

II 研究論文

 北部九州遠賀川系土器はロシア沿海州から伝わった(佐々木広堂)
 『日本書紀』の「二国併記」と漢の里単位問題(草野善彦)
 太宰府条坊と宮域の考察(古賀達也)
 太宰府考(伊東義彰)
 不破道を塞げ〈三〉――天子宮が祀るは、瀬田観音にいた多利思北孤(秀島哲雄)
 「越智国の実像」考察の新展開――「温湯碑」建立の地と「にぎたづ」(合田洋一)
 『日本書紀』の「三四年遡上」と難波遷都(正木裕)
 娜大津の長津宮考――斉明紀・天智紀の長津宮は宇摩国津根・長津の村山神社だった(合田洋一)
 淡路島考――国生み神話の「淡路洲」は瀬戸内海の淡路島ではない(野田利郎)

III 付録――会則/原稿募集要項/他

 古田史学の会・会則
 「古田史学の会」全国世話人・地域の会 名簿
 第十四集投稿募集要項/古田史学の会 会員募集
 編集後記

前書きなど

編集後記

 古田先生は傘寿を超えられたにも拘わらず、直接編集誌『なかった 真実の歴史学』の編集、各地での講演、「大学セミナーハウスでの講座」などを積極的にこなされました。お元気です。ただ『なかった…』は第六号をもって休刊となり、講演は控えて執筆に重点を移されています。古田先生の作品としては、関西での新年講演録、会員総会時の講演録の掲載許可をいただきました。ますますのご活躍が期待されます。
 今号にも、会員の皆様から多数の応募をいただいたほか、会報に発表済であっても、本のかたちで残しておきたい作品も収録しました。応募いただいたのにページ数制限のために採用できなかった論文の著者の方々にお詫びいたします。また応募者は規定の文字数を守ってくださるようにお願いいたします。
 インターネット上のホームページ「新古代学の扉」の充実に伴い、古田先生自身の原稿に基づくブログや地域研究会の発表要旨掲載を試験的に行いました。資料検索用のCDを作成、頒布は続けています。本誌に収録されなかった講演記録も読めますし、音声で聞ける講演録も収録されています。活用をお待ちします。
 長く活躍を続けてこられた会員・会友の方の訃報が続いています。ご遺族からの会への感謝の言葉もいただいています。ご冥福をお祈りすると共に、ご遺志をついで行かなければならない思いで一杯です。
 民主党を中心とする連立政権が発足し、マニュフェストに示された公約に期待もありましたが、なかなか急な政策転換も難しく、財政は容易でないようですし、不況もつづいていて、本誌の発刊遅れにも、幾分の関係がありました。桜井市の纏向遺跡で建物跡が発掘され、「卑弥呼の居館跡か」と報道されました。もしこれが戦前なら「何々天皇の宮跡か」と報道されたでしょうに。「町おこし」と学問は区別して報道してほしい。
 この本がお手元に届く頃には、経済も明るさを増し、気候も順調でありますように、皆様に落ち着いて研究ができる日が来ますように願っております。

上記内容は本書刊行時のものです。