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現代ドイツの社会・文化を知るための48章 田村 光彰(編著) - 明石書店
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現代ドイツの社会・文化を知るための48章 (ゲンダイドイツノシャカイブンカヲシルタメノヨンジュウハッショウ)

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発行:明石書店
4-6
220ページ
並製
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-7503-1712-0   COPY
ISBN 13
9784750317120   COPY
ISBN 10h
4-7503-1712-8   COPY
ISBN 10
4750317128   COPY
出版者記号
7503   COPY
Cコード
C0336  
0:一般 3:全集・双書 36:社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2003年4月
書店発売日
登録日
2010年2月18日
最終更新日
2015年3月16日
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紹介

アメリカの一極支配に対する結集軸としてのEUのなかで,積極的なイニシアティブを発揮してきた現代のドイツ。現在の視点から,冷戦前後の政治経済,思想文化などの見取り図を平易に解説し,「新しい戦争」の下での平和に向けたドイツの役割を展望する。

目次

1 環境

第1章 脱原発政策――西欧における原発の黄昏
第2章 再生可能エネルギー――急増する風力発電
第3章 交通環境・文化――「環境連合」の進展
第4章 交通文化――言語表現、音声環境、照明環境からみる
第5章 エコ農業――食品の安全性と環境保全のために
第6章 自然保護――持続可能性の確保
第7章 手つかずの自然――ブランデンブルク周遊

2 労働・司法

第8章 労働事情――高い水準の労働条件保障
第9章 就業構造――サービス産業化と大量失業
第10章 労働裁判――訴えやすい制度
第11章 ドイツの裁判所と裁判官――際立つ裁判官の独立性

3 マルクス主義

第12章 マルクス主義――その過去・現在・未来
第13章 ドイツ型マルクス主義――その特質と可能性
第14章 現代ドイツの中のマルクス主義――ドイツ型社会運動の原点

4 現代の政治経済

第15章 ヴァイマル体制――現代ドイツの歴史的源流
第16章 財政・金融――「東西統合」「EU統合」2つの嵐の中で
第17章 企業・市場・景気変動――「米・日型パターン」からの独自性
第18章 ドイツ国家――その歴史と現在
第19章 強制労働とドイツ企業――神話「ゼロ時」
第20章 強制労働の補償――『記憶・責任・未来基金』
第21章 戦後賠償とギリシャでの残虐行為――夢物語の実現
第22章 統一ドイツと通貨ユーロ――なぜマルクを捨てたのか
第23章 「心の壁」は消えたか――「内なる統一」の達成度

5 共生

第24章 ドイツの平和教育――戦争の歴史から学ぶ
第25章 社会文化運動――文化の民主化を求めて
第26章 公的介護保険制度――五番目の社会保険
第27章 多様化する家族の姿――制度ではなく人生観に立脚した生活スタイル
第28章 ドイツ国際平和村――地道な活動を続けるNGOの底力
第29章 生命倫理――ヒトの誕生と死はどこまで操作すべきか
第30章 少数民族――新旧のマイノリティ
第31章 外国人政策――移民を外国人として扱う
第32章 移民の文学・文化、そして共生――いまや色とりどりのドイツ
第33章 移民国の統合――ドイツの主導文化?
第34章 新国籍法と移民法――立法的にも移民国型へ
第35章 難民を庇護する教会――多(他)宗教との共生

6 思想・文化

第36章 グリム兄弟――ドイツ精神を求めて
第37章 「ファウスト」――ゲーテとドイツの演劇
第38章 ブレヒト――『三文オペラ』と『ガリレオの生涯』
第39章 亡命文学の周辺――ドイツ文化の受難史
第40章 孤独な反ヒトラー抵抗者――独房での客人生活
第41章 ハインリヒ・ベル――廃墟の人々の鋭い眼
第42章 ミヒャエル・エンデ――ファンタジーと現実のはざまで
第43章 クリスタ・ヴォルフ――社会と個人を見つめ続ける誠実なまなざし
第44章 ハイナー・ミュラー――『ハムレットマシーン』とドイツ統一
第45章 ピナ・バウシュ――「タンツテアーター」と表現の処女地
第46章 スポーツクラブ――みんなのスポーツ
第47章 青少年と「クラブスポーツ」――「教育学的な」スポーツ提供への期待
第48章 サッカー連盟とクラブチームの社会史――サッカー界の戦後反省

《執筆者一覧(編者以外)》
菊池悦朗,井上勉,名古道功,松本瑞穂,中祢勝美,林麻衣子,犬丸のり子,堀内美江,谷川道子,林敬,川口眞理,藤井雅人

著者プロフィール

田村 光彰  (タムラ ミツアキ)  (編著

1946年生まれ、旧西ドイツレーゲンスブルク大学留学。金沢大学大学院修士課程(ドイツ文学)修了、北陸大学法学部教員。
著書『統一ドイツの苦悩──外国人襲撃と共生のはざまで』(技術と人間社、1993年)、『ドイツ 二つの過去──ナチから緑へ──』(技術と人間社、1998年)
主要訳書 『希望のために闘う』(共訳、春秋社、1985年)、『意識はフェミニズム、行動は地域』(現代書館、1991年)、『ラディカル・エコロジー』(共訳、社会評論社、1994年)、『ドイツにおけるナチスへの抵抗1933-1945』(共訳、現代書館、1998年)、『ヨーロッパの差別論』(共訳、明石書店、1999年)、『ユダヤ人を救った外交官──ラウル・ワレンバーク』(共訳、明石書店、2001年)

村上 和光  (ムラカミ カズミツ)  (編著

1947年札幌に生まれる。1970年早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、1975年東北大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在金沢大学経済学部教授。経済学博士。
主著書 『国家論の系譜』(世界書院、1987年)、『価値法則論体系の研究』(多賀出版、1991年)、『日本における現代資本主義の成立』(世界書院、1999年)、『景気循環論の構成』(御茶の水書房、2002年)

岩淵 正明  (イワブチ マサアキ)  (編著

1950年生まれ。1973年司法試験合格、1974年東京大学法学部卒業、1974年司法研修所入所(28期)、1976年弁護士登録金沢弁護士会入会。現在、金沢弁護士会公害対策委員会委員。日弁連公害対策・環境保全委員会エネルギー・原子力部会部会長。
著書 『孤立する日本の原子力政策』(共著、実業出版、1994年)、『孤立する日本のエネルギー政策』(共著、七つ森書館、1999年)

上記内容は本書刊行時のものです。