版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
飛鳥・藤原の歴史と遺産 上 木下 正史(著/文) -  吉川弘文館
..
詳細画像 0
【利用不可】

飛鳥・藤原の歴史と遺産 上 (アスカフジワラノレキシトイサン ジョウ) 宮都の建設と生活 (キュウトノケンセツトセイカツ)

歴史・地理
このエントリーをはてなブックマークに追加
四六判
232ページ
定価 2,200円+税
ISBN
978-4-642-08470-3   COPY
ISBN 13
9784642084703   COPY
ISBN 10h
4-642-08470-3   COPY
ISBN 10
4642084703   COPY
出版者記号
642   COPY
Cコード
C1021  
1:教養 0:単行本 21:日本歴史
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2025年2月1日
書店発売日
登録日
2024年11月15日
最終更新日
2025年1月25日
このエントリーをはてなブックマークに追加

書評掲載情報

2025-02-16 産經新聞  朝刊
MORE
LESS

紹介

天皇や皇子の宮殿、蘇我氏の邸宅、寺院など、新たな発掘成果で人びとを絶えず魅了する飛鳥・藤原の地。宮殿の造営、都市の生活や景観、天皇の権威を示す儀礼、渡来人の技術導入を詳述し、万葉歌の情景にもふれ、今も姿をとどめる数々の史跡へと誘う。東アジア史の中で「日本国」の誕生と文明化の過程を跡づけ、世界に誇れる遺跡群の価値を発信する。

目次

プロローグ 飛鳥・藤原の遺跡の価値を見なおす

第Ⅰ部 飛鳥・藤原京を捉えなおす
 第1章 魅惑する飛鳥・藤原―文明開化を告げる遺産群―
  一 古墳文化の時代から飛鳥文化の時代へ
  二 宮殿構造の変遷と「京」の成立
  三 官僚制度の整備と官衙
  四 仏教、新しい思想・知識・文化・技術の受容
  五 藤原宮と新益京
  六 「文物の儀、是に備れり」
 第2章 飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群―世界遺産登録に向けての現状―
  一 顕著な普遍的価値の言明
  二 完全性の言明、真正性の言明
  三 飛鳥宮・藤原宮の時代と構成資産
  四 構成資産の保護・管理
 第3章 飛鳥文化の形成と渡来人
  一 飛鳥への渡来人の集住と開発
  二 百済から新しく渡来した「今来才伎」
  三 蘇我氏の登場と渡来人
  四 遣隋・遣唐留学生、百済亡命渡来人
  五 仏教文化と渡来人
  六 学問・思想・芸術・技術と渡来人
 第4章 飛鳥・藤原地域の万葉歌と考古学的成果
  一 「軽街」のにぎわい
  二 舒明天皇の国見の歌と「百済大寺」の発見
  三 飛鳥の都の生活空間の動き
  四 「壬申の乱平定以後の歌二首」と天武天皇時代の飛鳥の都
 第5章 考古学から見た斉明朝
  一 飛鳥の範囲
  二 斉明天皇の宮殿―後飛鳥岡本宮
  三 酒船石と亀形石造物
  四 飛鳥京跡苑池―豪壮な石組池
  五 斉明朝の土木工事
  六 水落遺跡・石神遺跡の発掘が語る斉明朝の都づくり
  七 斉明朝の都づくり

第Ⅱ部 飛鳥・藤原京の都市生活
 第1章 人・車・駄・舟・桴
  一 瓦の輸送
  二 藤原宮所用瓦の生産とその運搬
 第2章 飛鳥・藤原京の都市生活
  一 飛鳥・藤原の都に住んだ人びと
  二 新益京の住宅事情
  三 都市問題の発生
  四 疫病の流行と政府の医療対策
  五 祭祀・呪術・雨乞い
  六 都市生活と市
 第3章 よみがえる飛鳥の都市景観
  一 皇子宮と邸宅―生活空間としての飛鳥の都市景観
  二 道―都を走る幹道
  三 寺院―官寺と氏寺の実像
  四 饗宴場―大槻の聖樹下で催された宴
  五 飛鳥の都に鳴り響く時報の音
  六 上下水道―はりめぐらされた水道網
 第4章 藤原宮と新益京―律令国家誕生の舞台―
  一 飛鳥の宮から藤原宮へ
  二 わが国最初の本格的宮殿・藤原宮と初めての都城・新益京
 第5章 「日本国」誕生の日
  一 大宝元年正月元旦朝賀の儀式
  二 天皇称号と大極殿

著者プロフィール

木下 正史  (キノシタ マサシ)  (著/文

1941年、東京都生まれ。1969年、東京教育大学文学研究科修士課程修了。現在、東京学芸大学名誉教授。 ※2020年2月現在
【主要編著書】『飛鳥藤原の都』(共著、岩波書店、1985年)、『飛鳥・藤原の都を掘る』(吉川弘文館、1993年)、『飛鳥から藤原京へ』(共編著、吉川弘文館、2010年)、『倭国のなりたち』(吉川弘文館、2013年)

上記内容は本書刊行時のものです。