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出版者情報
まつりと神々の古代
発行:吉川弘文館
四六判
286ページ
定価
2,500円+税
- 初版年月日
- 2023年2月20日
- 書店発売日
- 2023年2月1日
- 登録日
- 2022年11月22日
- 最終更新日
- 2023年2月3日
紹介
古来、人間はなぜ目に見えない神や霊魂を感じ、その存在を信じて「まつり」を行うのか。文献史学や考古学はもとより、脳の認知機能に基づく認知宗教学や気候変動の復元などから、古墳祭祀や践祚大嘗祭、御霊会、地域神社の祭礼などを再検討。神輿や山車、近年注目の塩津港遺跡にも言及し、神観・祭祀の古代からの変遷や「まつり」の現代的意味を解明。
目次
はじめに―まつりと神々の現在と過去/「まつり」の原像(脳の認知と古代日本の神・霊魂/原始の信仰から古代の祭祀へ/古代祭祀の意味と構造)/古代大嘗祭の意味と源流(平安時代の大嘗祭/古代の大嘗宮と祭祀の意味/発掘された奈良時代の大嘗宮/大嘗祭・大嘗宮の源流/中世の大嘗祭へ)/平安時代の災害と神々の変貌(九世紀後半から十世紀の災害/災害の実態と環境変化/宗教面での災害対応/変貌する神々)/神輿と祭礼の誕生(移動する神/神輿の登場/神輿渡御行列の確立/地方に伝わった神輿行列―『香取神宮神幸祭絵巻』の世界)/塩津の神と神社―変化する古代の神社(塩津の港と神社/十一世紀の神社と祭り/賑わう十二世紀の神社/都とつながる神社)/おわりに―神と祭の転換点、十世紀から十二世紀の歴史的な意味
上記内容は本書刊行時のものです。