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出版者情報
古代朝鮮の国家体制と考古学
発行:吉川弘文館
A5判
328ページ
定価
10,000円+税
- 書店発売日
- 2017年11月15日
- 登録日
- 2017年10月9日
- 最終更新日
- 2017年11月10日
紹介
三国時代の韓半島に流入した中国式の政治制度は、遺跡から出土する物質資料にどのように反映されているのか。墳墓と葬制、土器様式に現れた生活・祭祀の変化や文書行政の開始、服飾に反映された身分表象など、発掘資料から古代朝鮮の国家体制を追究。文献史学の研究対象だった古代の政治史に、考古学的な手法で鋭くアプローチした画期的な一冊。
目次
序章 韓半島三国時代における国家形成後の社会/百済・新羅墓制の変質と古墳築造の統制(古墳築造の変質と墓葬の制度化〈古墳築造の変質とその意味/墓葬制度成立の基準要素/服飾制度と墓葬制度の関係/中央政権による墳墓築造の規制/展望〉以下細目略/百済後期石室墳の階層構造と官制/新羅後期石室墳の階層構造と官制)/東アジアにおける土器様式の変化と文書行政(7世紀における土器様式の転換と社会変化/陶硯から見た文書行政の普及/百済陶硯の変遷と文書行政/新羅陶硯の変遷と文書行政/補論 文房具からみた文書行政の展開)/帯金具と服飾の画一化と身分表象(百済の帯金具と官制の整備/新羅の服飾関連遺物と官制/唐代腰帯具の導入から見た官制の伝統と変革)/終章 考古資料から見た古代国家の成熟と法制度
上記内容は本書刊行時のものです。